オンチェーン金融 ユースケースの地図 ケース10:国債・地方債の発行・流通
割引あり
債券をトークン化すると、市場構造や流動性は本当に変わるのか
Onchain Finance Use Case Map
国債や地方債をトークン化すれば、発行コストが下がり、個人投資家が参加し、24時間売買され、流動性が高まる。こうした説明は魅力的だが、必ずしも自動的には成立しない。国債市場の価値は、証券の形式だけで決まらない。発行規模、ディーラー、投資家層、レポ市場、中央銀行オペ、担保適格性、清算・決済インフラが一体となって流動性を作っている。
1.発行のデジタル化と市場のトークン化は別
トークン化債券を一度発行することは比較的実現しやすい。難しいのは、発行後に十分な投資家とマーケットメーカーが参加し、既存債券と同じように価格が形成され、担保として使われ、中央銀行・CCP・カストディへ接続されることである。「デジタル債を発行した」というニュースと、「市場構造が変わった」という事実は分けて評価する必要がある。
Use Case Card

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