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パン売り場の値札、冬に動く?経済ニュースまとめ|9/9

食卓でいちばん地味に効いてくる材料が、そろって値段の話題になっていました。9月9日の経済ニュースを5本にまとめます。

🍞 輸入小麦が12%値上げ、3年半ぶりの7万円台

政府が製粉会社に売り渡す輸入小麦の価格を、前の期から12%引き上げることが9月9日に明らかになりました。1トンあたり7万円台に乗るのは約3年半ぶりです。この売渡価格は年2回、4月と10月に見直される仕組みで、2026年4月の改定は5銘柄平均で2.5%の引き上げにとどまっていました。そこから一気に二桁の上げ幅になった形です。小麦の価格はパン、麺、お菓子の原料コストにそのまま効いてきますが、店頭に反映されるのは数か月あと。年末から年明けにかけて、パン売り場の値札がまた少し動きそうです。

🥚 味の素、マヨネーズを6〜10%値上げ

同じ9月9日、味の素がマヨネーズなどを12月納品分から6〜10%値上げすると発表しました。マヨネーズは原料のほとんどが食用油と卵で、どちらも今の環境では価格が上がりやすい品目です。1本あたりで見れば数十円の話なのですが、マヨネーズって切らすと地味に困るんですよね。小麦と同じで、こちらも実際に棚の値段が変わるのは冬。値上げのニュースと自分の買い物のタイミングがずれるので、気づいたときには「あれ、こんな値段だっけ」となりがちです。

📊 中国の8月物価は0.8%上昇、伸び率は拡大

中国の8月の消費者物価が前年同月比で0.8%上昇し、伸び率が前の月から拡大しました。長らく物価が上がらない状態が続いていた中国にとって、上向きの数字が出てきたこと自体は変化の兆しです。ただ0.8%はまだ低い水準で、力強い回復というより、ようやく底が固まってきたくらいの数字。中国は日本にとって最大級の貿易相手なので、あちらの消費が戻るかどうかは、日本の輸出企業の業績にも回り回って効いてきます。

🇪🇺 EUが「欧州製品」優遇の公共調達法案

EUが、公共事業や政府の調達で域内の製品を優遇する法案を打ち出しました。狙いは中国への依存を下げることです。公共調達は国や自治体がお金を出して物やサービスを買う仕組みで、規模が大きいぶん産業政策の道具になります。安いものを買うのが正解、という前提が世界的に崩れてきているのが、こういう法案に表れているように思います。日本の製造業にとっても、欧州市場での立ち位置に関わってくる話です。

💡 りそな銀行が社内起業制度を導入

りそな銀行が、行員が自分で新しい事業を提案して立ち上げられる社内起業制度を始めます。「挑戦する文化」を育てるのが狙いだそうです。銀行は本来、失敗しないことが評価される仕事。そこにあえて失敗を織り込む仕組みを入れるというのは、なかなか思い切った転換だと思います。金利が動く局面に入って、銀行が「貸すだけ」では立ち行かなくなってきた、という背景も透けて見えます。


9月9日の東京市場は、午前は買いが先行したものの日経平均の終値は126円安。北海ブレント原油が一時100ドル台に乗り、円は153円台前半で推移しました。値上げの話が続くのは、こうした原油と為替の動きが根っこにあるからです。9月17〜18日には日銀の金融政策決定会合が控えていて、ここが次の分岐点になりそうです。


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小麦とマヨネーズ、値上がりして困るのはどちらですか?
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また次回のNoteでお会いしましょ!

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