シビック タイプR FL5 :重整備【前編】
はじめに
2025年12月29日、AM10:00。
シビック タイプR FL5の、大掛かりな作業が始まりました。
今回は、正直かなりヘビー。
一人で出来ないことも無いけれど
年末休みが全部なくなってしまいます。
ということで
現役でバリバリやっている腕利き整備士を2名召喚。
合計3人で、わいわい作業する体制を取りました。
この2人は
普段から一緒にサーキットを走ることもある仲間。
安心してそれぞれの作業を任せられるので
この手の重作業では、本当にありがたいです。
作業依頼者
今回の作業依頼者は
いつも一緒にサーキットを走っている車仲間。

彼は年に何十回もサーキットへ足を運び
富士スピードウェイや筑波サーキット、日光サーキットを中心に
このシビックを走らせています。
ドライビングスキルも高く
一緒に走っていて楽しい人。
彼にはもっと上手くなってもらって
一緒につるんで走る仲間でいて欲しいので
今回の作業も
「とりあえず交換」では意味が無い。
走り方と使い方、そして要望に対して
きちんと応えるチューニングをしよう。
いつも以上に、気持ちも入りますな
作業内容
今回の作業は、かな~り多め。
軽い作業もありますが
まとめてやるとなると、段取りと体力が必要な内容でした。
作業内容は、以下の通り。
足回り・剛性
前後スタビライザー交換
前後スタビリンク交換
前後リジカラ追加
サスペンションバンプラバー追加
アライメント調整
吸気・冷却系
インテークパイプ交換
ラジエーター交換
外装
フロントバンパー交換
フロントグリル交換
リップスポイラー移植
前ナンバープレート移設
操作系・その他
ステアリング位置の調整
ボンネット交換
ボンネットダンパー取り付け
なかなかイカつい量なので、気合入れてやらねば(笑)
下準備
車両をリフトアップ
フロントリップスポイラー取り外し
アンダーカバー取り外し
中間マフラー取り外し

まだまだ、この先が長い。
FL5は、各部かなりしっかりした作りをしていて
その分、外す部品点数も多い。
エンジンメンバー降ろしの準備
ここから重作業っぽいゾーン。
エンジンとメンバーをつないでいる、マウントを切り離します。
すでに、社外の強化マウントが入っていました。

ボールジョイントが外れない…
ロアアームとナックル間の
ボールジョイントがとにかく外れない。
ここは、今回かなり苦労しました。
力のかけ方、工具の当て方
一つ間違えると部品を痛めかねない。
アルミのアームだしね~
3人で知恵を出し合いながら
慎重に作業を進めます。
ステアリングシャフト
室内側、足元のカバーを外して
固定ボルトを外すのがアクセスした方が圧倒的に楽。
でもこの車、せっかくラック部分でボルト外したのに
ステアリングシャフトのスプライン部から
一緒に抜けてきちゃったんですよね(笑)
組付け時の話ですが
ハンドルセンター合わなかったらどうしようかなーと
少しヒヤヒヤしましたが
何回もチェックして問題ないことを確認。
メンバーおろし
準備が整ったら
メンバーとフレームを固定しているボルトを外し
ハーネス類を引っ張らないように注意しながら
慎重にメンバーを降ろします。
ここは雑にやると、配線や配管を千切ってしまうので
複数チェックして、慎重に降ろしていく。

無事に、フロントメンバーが降りました。
フロントバンパー交換
メンバーについている、スタビライザーを交換する傍ら
フロントバンパーも並行で作業します。

割れてしまっているフロントバンパーとグリルを
中古の純正品に交換。
バンパーはASSY(丸ごと)で降ろします。
グリルとバンパー上部を移植するのですが
固定がとにかくガッチリで、外すのに一苦労。

作業しながら
「高速域を走るなら、空力をきちんと生かすために
バンパー自体の剛性も必要だよね」
なんて話を、みんなでしていました。
前編まとめ
重整備の入口までをまとめました。
なんだかんだ、ここまでで4時間程の作業。
これでまだ依頼事項が一つも終わっていないというね…
FL5は触ってみると
「外車っぽい」と感じる車でした。
以前外車のディーラーで働いていたおかげで
あまり抵抗は感じませんが
日本車だ、って気持ちで取り掛かると
「なんやねん!!!」となる部分もある(笑)
作業量も、体力的にも
ここからが本番です。
ほな、またね~
