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NAロードスター:サーキット走行前点検

はじめに

ずっと直進性が悪い、私のロードスター。

アライメントを何度取り直しても、まっすぐ走らない。
そのたびに激沈を繰り返してきたのですが、今回原因の見立てがつきました。



私のNAロードスター

サーキット走行を主軸とした、NA型のロードスターです。
いつも乗っているわけではなく、年間の走行距離も2,000〜3,000kmくらい。たいして走りません。

ただ、累計で24万km。
30年近く、同じ部品を使い続けてきた車でもあります。

そして過去にも書いたとおり、アライメントをやってもやっても、しっくり来ない車でした。

作業をしたのは6月26日。
その2日後、6月28日にサーキット走行を控えていました。


先人の知恵

転機は、ウエシマさんからのアドバイスでした。
アライメントやサスペンションセッティングにとても明るいこの人。

もとは私がお客さんとして門を叩いたのですが、そこから少しずつ近くなりました。

そんな彼が、私の記事を読んで
「どこか緩んでるボルトやナットがあるかもしれないから、きちんと見ておけ」
とアドバイスをくれました。

すぐやる。素直にやる。とことんやる。

これが大事だと思っています。

せっかく記事を見てアドバイスをくれた先人がいるのに、そのヒントに沿って手を動かさないのは、それはもう力不足ではなく、ただの怠けです。

いつもの場所ですぐに作業を始めました。


見ていなかった場所

自分が思い当たるボルト・ナットは、もう全部見ていました。
言い訳ではなく、本当にね。

では、今まで見たことのない箇所はどこでしょう?
足回りをしげしげと眺めていて、ふと気づきました。

キャッスルナット。割りピンが刺さっている、あの部分です。
そういえば、ここは見ていなかった。

ってか、面倒臭くて見ていなかった()

ということで、キャッスルナットを使っている箇所を、全部増し締めしてみることにしました。

割りピンを外すのは、ダックビルプライヤーが便利です。


犯人は左フロント

増し締めしてみたら、いくつか緩めのナットを発見しました。

工具を当ててぎゅ〜っと力を入れると、ちょっと回ってしまうくらいの緩み。
純正既定値程度のトルクは入っていたんじゃないかな。

中でも一番緩かったのが、左フロント。
アッパーアームのナックル側、付け根のナットでした。

ついでにリアも含めて、ほかのボルト・ナットも全部確認・増し締めしました。

キャッスルナットの緩んでいた箇所は、割りピンの穴ひとつ分、約6分の1回転ほど増し締めしました。

分かる人には分かると思いますが、これは結構なハイトルクになります。
純正の規定トルクは悠々と超えるでしょう。


結果

各部増し締めの後にアライメントを取り直し、テスト走行をしてみたところ、走行時のフィーリングは本当に良くなりました。

少し左に流れる症状は残っているため完全解決では無いものの、明らかに良くなる方向が見えました。

立て付けというか、基礎基本というか。
締まるべきところをきちんと締めると、車は変わる。

純正の規定値が、絶対の正解とは限らない。
24万kmも走っている車両ならなおさらでしょう。


今後

完全解決していない理由はおそらく、左フロントアッパーアームのヘタリでしょう。

一旦新品純正品に交換するか。
もしくは調整式の社外アッパーアームに交換してみるか、少し悩んでいます。

走らせる車なので純正にこだわる必要も無いのですが、きちんと原因の切り分けをするには純正の方がやりやすい。
悩みますね〜


まとめ

直進性が悪い。アライメントを取り直しても直らない。
その原因が、足回りのキャッスルナットの緩みだった(かも)、という話でした。

異音等も無かったため、緩みは無いと思い込んでいたのです。

アドバイスをくれたウエシマさんには、感謝しかありません。
同時に、自分の実力不足も感じました。

悔しいような、一本取られたような。
大変良い勉強になりました。

やってもやっても良くならないこの車両に、少し嫌気が差していたのですが、ほんの少し活路が見えた。
だから今は悔しさよりも、嬉しい気持ちの方が強い。

手を離すと左へふらふら流れていく。そんな車で、気持ちよく走れません。

それが今回、乗ったら「ちょっと楽しいな」と思えるくらいにはなりました。
万全とは言えないけれど、今までよりはるかに気持ちよく走れる。

もらったヒントを活かして、ここからもっと良い車にしていきますよ!

ほな、またね〜


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