ライバルだと思っていたら、貴重な読者だった
noteを始めた頃、他のクリエイターはみんなライバルだと思っていた。
だから、他の人が書いた記事にスキを付けることには、少し抵抗があった。
なんとなく、敵に塩を送るような感覚があったのだ。
同じような記事を書いている人を応援するのは、ライバルを助けているのではないかと。
スキを贈り合う風潮にも、内輪で盛り上がっているような違和感を覚えていた。
それでも、最初は敵情視察のつもりで他のクリエイターの記事を読み始めた。
どんな人がどんなことを書いているのか?
どんな記事がスキを集めているのか?
参考にしようという気持ちだった。
ところが、いろんな記事を読んでいるうちに、いつの間にか純粋に楽しんでいた。
偵察のつもりが、気付いたら一読者になっていたのだ。
これが思わぬ収穫をもたらした。
読者として記事を楽しむことで、読者の心理がわかるようになってきた。
何が面白くて、どこで引き込まれて、どこで離脱したくなるか。
自分が読者になることで、書き手としての視点が磨かれていった。
最初は、礼儀的なスキのやりとりだったかもしれない。
でも、こちらがスキをしたのをきっかけに、読みに来てくれるクリエイターが少しずつ増えて行った。
中には、記事の内容に触れるコメントを寄せてくれる人も、徐々に増えて行った。
寄せられるコメントには、自分では気づかなかった視点が含まれていることが多々ある。
「こういう読み方をしてくれたのか」という発見が、次の執筆のヒントになることも大いにある。
そしていつの間にか、その交流そのものが楽しくなっていた。
私の記事を気に入って、自分のマガジンに入れてくれるクリエイターも増えてきた。
それがきっかけで、そのクリエイターの読者で私の記事に興味を持ってくれた人も、きっといたのではないかと思う。
他のクリエイターはライバルではなく、実は一番身近な読者だった。
そのことに気づくまで、少し時間がかかった。
でも、気づいてよかったと思っている。
