【カドコミ漫画原作コンテスト攻略・第4回】もったいない!編集者が語る「落選してしまう脚本」のやりがちパターン💦
こんにちは!連載第4回です。今回は、ちょっと耳の痛い話かもしれませんが……過去の選評や編集者さんのインタビューから見えてきた「落選する脚本の典型的な失敗例」についてお話しします。
せっかくの素晴らしいアイデアも、見せ方を間違えてしまうと編集者さんの目に留まりません。「あっ、これ自分もやっちゃってるかも…」と気づけたら大チャンス!提出前にしっかり修正していきましょう。
致命的な技術的失敗 3選
1. 1話目を「設定説明」で潰してしまう
初心者の脚本で一番多いもったいないミスが、「物語が始まるのが遅い」ことです。 描かなくてもいい裏設定までダラダラと書いてしまい、肝心のストーリーが全然進まない……なんてこと、ありませんか?1話目は「世界観の教科書」ではありません!大事な設定は、キャラクターを動かしたり、事件を起こしたりしながら見せていくのが鉄則です。
2. キャラクターが状況に「反応」するだけ
事件に巻き込まれて、ただ「ええっ!?」と驚いたり嘆いたりするだけの主人公は、残念ながら魅力に欠けてしまいます。 KADOKAWAの編集者さんは「剛速球を投げ返してくれる人」を求めているそうです。主人公が自分から能動的に動き、主体性を持って状況を打破しようとする姿勢を描きましょう!
3. 「漫画」じゃなくて「小説」になっている
繰り返しになりますが、このコンテストは「小説形式は選考対象外」です。 心の中のつぶやきや情景描写(地の文)ばかりで、いざ漫画のコマにしようとすると絵にならない……という脚本は大きく減点されてしまいます。セリフとト書きのバランスを意識して、「場面・表情・動き」がパッと目に浮かぶ脚本を心がけてくださいね。
気づきにくい!戦略的失敗 2選
4. 「どこの編集部にも合わない」ジャンル選択
第2回でもお話ししましたが、審査員である15編集部の「どこにも刺さらない」作品は、どんなにクオリティが高くても大賞には届きません。「このジャンルなら、あの編集部が買ってくれるはず!」という明確なターゲット設定を忘れないでください。
5. あらすじと紹介文が薄すぎる!
日々たくさんの作品を読む忙しい編集者さんは、まず「あらすじ」を読みます。ここで面白さが伝わらなければ、残念ながら本文は読まれません。 実はこのコンテスト、「紹介文でキャラクターや舞台設定を補足することも選考対象になる」と明記されているんです。本文と同じくらい、あらすじと紹介文には愛と情熱を注ぎ込んでくださいね!
次回、【第5回】はいよいよ実践編。みんなが一番頭を抱える「5話脚本の設計技術〜ヤマとヒキの作り方」です。コンテスト最大の難所である「5話構成」をどう組み立てるべきか、具体的なロードマップをお渡しします。お楽しみに!
