見出し画像

思考の癖は、AIとの会話に出る

口癖があるように、思考にも癖がある。

「結論から話す人」と「背景から説明する人」がいる。「リスクを先に見る人」と「可能性を先に見る人」がいる。これは性格の話ではなく、情報を処理するときの習慣的なパターンだ。

そして、AIへの問いかけ方にそのまま滲み出ている。


AIへの話しかけ方に、その人が出る

Claudeに何かを頼むとき、どんな言い方をするだろうか。

「この件、どう思う?」と一言投げる人がいる。頭の中がまだ漠然としていて、言葉にする前に動いている。
また、詳細まで丁寧に伝えているのに、なぜかAIの回答がずれる人もいる。情報量は多いが、全体の構造が見えていないこともある。
逆に、大きな枠組みはすぐ作れるのに、そこからの具体的なアイディアにこだわりがない、なかなか出ないから、AIに任せる人もいる。

どれが優れているということではない。ただ、その違いは思考のパターンを反映している。

もちろん、仕事の種類や場面によって使い分けている人もいる。それは自然なことだ。ただ、どんな人にも「本線」となる思考の特徴がある。初めての問題に直面したとき、気を張っていない日常の会話の中に、その人の癖が出やすい。


癖は、本人が一番気づきにくい

厄介なのは、自分の癖は自分では見えにくいことだ。

「自分はいつも論理的に話している」と思っている人が、実は感情から入っていることがある。「自分は慎重だ」と思っている人が、実は判断を先送りにしているだけのこともある。癖とはそういうもので、無意識に繰り返し続けていて、意識しないと変えることも難しい

もちろん、AIの使い方を学んだり、コーディングの精度を上げることで、アウトプットは確実に向上する。だがそれだけでは届かない壁がある。「自分の思想を、理想の形でAIに具現化させる」ためには、その土台となる『指示の質』が直接影響するからだ。どれだけ技術を磨いても、なぜか理想までたどりつけないと感じる人は、指示の根本にある思考の癖がその足枷になっている可能性は否定できない。

AIとの会話ログには、その無意識が積み重なっている。「なぜかこういう聞き方をしてしまう」「毎回この部分で詰まる」──そのパターンが、数十回の会話の中に静かに刻まれている。


知ることで、盲点が見える

自分のパターンを知ることは、自己批判ではない。

「自分は抽象から入る傾向がある」と知れば、具体に落とす意識を意図的に持てる。逆に「具体から入る傾向がある」なら、詳細や機能だけでなく最初のコンセプトや目的に立ち返る習慣が質を上げる。「構造的な思考が強いが、アイデアの広がりが少ない」と分かれば、発散する場面を意図的に作れる。

癖を知ることは、選択肢を増やすことだ。


thought-analyzerは、自分を映す鏡の機能

thought-analyzerは、会話ログから思考パターンを分析するskillだ。認知心
理学の実証研究をもとに9つの軸で測定し、「自分がどういう型の思考をしているか」を可視化する。

Claude.aiで「思考パターンを分析して」と一言入力するだけで動く。特別な
準備は必要ない。いつもどおりClaudeと話し続けて、ある程度会話が積まれたら実行する。

分析結果は診断でも評価でもない。自分の傾向を知るための地図だ。地図があれば、今自分がどこにいるかが分かる。

自分の癖を知りたい人は、試してみてほしい。

→ thought-analyzer(GitHub):https://github.com/thought-analyzer/thought-analyzer

skill.md(直接利用):https://github.com/thought-analyzer/thought-analyzer/blob/main/skills/skill.md plain=1


より詳しく知りたい方へ

[zenn の投稿記事]

[zenn 書籍も出しております]


いいなと思ったら応援しよう!