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Yashが語る『Ramayana』と『Toxic』【CinemaCon 2026アーカイブ】

2026年4月、ラスベガスで開催されたCinemaCon 2026にて、Yashが今後の主演作である『Ramayana』および『Toxic - A Fairy Tale for Grown-Ups』について語りました。本記事では、各メディアのインタビューからYash自身の言葉と、プロデューサーであるNamit Malhotraの解説を整理し、アーカイブとして記録します。(※)現時点では日本時間2026.4.17 20:00までに確認できた動画のみ。新しい動画が公開された場合はこちらに追記します。


Rama | Namit Malhotra’s Ramayana | Nitesh Tiwari | Ranbir, Yash, Hans Zimmer & A.R. Rahman(2026.04.02公開)

YashはRavanaをどう解釈したか

Yashは『Ramayana』で演じるAsura(※)の王・Ravanaを、単なる典型的な悪役とは捉えていません。どんなキャラクターにも独自の視点があり、たいていの場合、自身の行動を正しいと信じているからです。Yashは、Ravanaもまた、自らの民のために戦うという彼なりの崇高な大義を持っていると語りました。

(※)「Asura」とは?
アスラ(サンスクリット: असुर Asura)とは、インド神話において神々(デーヴァ)と対立する存在をいう。(中略)アスラは仏教に取り込まれ、漢訳仏典では音訳して「阿修羅」、略して「修羅」とも呼ばれる。

アスラ - Wikipedia

Ravanaの「10の頭」の表現

有名な「10の頭」という描写について、Yashは視覚的な表現方法の明言は避けたものの、それを「1人の人間の中に10人分の能力や特質を備えていることのメタファー」と解釈しているとのこと。音楽の達人であり、Veda(※)に精通した学者、偉大な戦士、そして民衆に愛される王。それらの多面性を何らかの方法で表現しているようです。

(※)「Veda」とは?
ヴェーダ(梵: वेद、Veda)とは、紀元前1000年頃から紀元前500年頃にかけてインドで編纂された一連の宗教文書の総称。「ヴェーダ」は「知識」の意。バラモン教とヒンドゥー教の聖典である。

ヴェーダ - Wikipedia

Ravanaというキャラクターが持つメッセージ性

Ravanaはすべてを兼ね備えた最強の存在でありながら、自信と傲慢の間には紙一重の差があり、「どんなに素晴らしいスキルを持っていても、最終的に重要になるのはその判断と行動(Karma)(※)である」とYashは語ります。権力を持ちすぎたゆえの誤った判断が破滅を招くという、深いメッセージが込められているようです。

(※)「karma」とは?
Karma の意味・使い方・読み方
・《ヒンズー教・仏教》カルマ、業、宿命、因縁◆不可算
・〔善い・悪い行いに対する〕報い
・〔人・場所・物などから発する特徴的な〕雰囲気

「karma」の意味・使い方・表現・読み方 - 英辞郎 on the WEB

Ravanaを演じる魅力

これまでも数々のダークな役柄を演じてきたYashですが、Ravanaは人間のダークサイドを10倍にしたような存在であり、神にすら戦いを挑む、限界のないキャラクターだといいます。単なる善悪を超越した究極のAsuraを演じることは、彼にとって非常に魅惑的な体験だったと振り返っています。

Ranbirら共演者との関係性・現場の団結

Ranbir Kapoorらとの共演

本作にはインド中からトップクラスの俳優が集結しています。2部作構成の第1部では、RavanaとRama(Ranbir Kapoor)はそれぞれの王国にいるため、実は直接同じ画面で共演するシーンはないとのこと。しかしYashはRanbirを素晴らしい俳優だと称賛し、二人の間には深い敬意があると明かしました。

演技の相性については、「驚異的で野心的な作品を作るという単一の目的のもと、全員が最高の物語を提供しようとしているため、ビジョンはすでに一致している」と述べています。個人の業績やキャリア以上に、インドの文化や物語を世界へ発信するという大きな目的のためにキャスト陣が団結しており、純粋に楽しみながら撮影に臨めていると語っています。

神話を具現化する世界最高峰のVFXと音楽

プロデューサーのNamitの言葉からは、本作が世界水準の技術と才能によって構築されていることが伺えます。

映画音楽の巨匠らによる強力タッグ

音楽ではHans ZimmerA.R. Rahmanがタッグを組みます。この強力なコラボレーションが劇場での映画体験に全く新しい質感をもたらし、作品のレベルをさらに引き上げると強い自信を見せました。

DNEGによるハリウッド基準のVFX制作

また、Namit率いるVFX制作会社DNEGが全面的に参加しています。「Nitesh Tiwari監督が夢を描けば、私たち(DNEG)がそれを実現する」というスタンスで、技術的制約にとらわれない映画作りを支えているとのこと。想像力に頼る難しいグリーンスクリーン撮影においても、DNEGチームが背景やスケール感を正確に共有することで、俳優陣は完成形を明確に理解し、演技に集中できたといいます。

特筆すべきは、Pushpaka Vimana(※)などの神話の乗り物に対する物理的なアプローチだと語ります。単なる魔法のようなSF的描写ではなく、物理学やメカニズムを考慮してデザインされており、現実の物体としての機能プロセスまで考え抜かれた説得力のある世界観が構築されているとのこと。

「Pushpaka Vimana」とは?
Pushpaka Vimana is a mythological flying palace or chariot in the Indian epic Ramayana.(プシュパカ・ヴィマーナは、インドの叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する神話上の空飛ぶ宮殿または戦車である。)

Pushpaka Vimana (disambiguation) - Wikipedia

次なる野心作『Toxic』について

『Ramayana』と並行して語られたのが、インド映画をグローバルなプラットフォームに押し上げる野心作『Toxic - A Fairy Tale for Grown-Ups』です。

Geetu Mohandas監督がメガホンを取り、それぞれのキャリアで成功を収めている5人の人気俳優が集結します。Yashは本作について、既存のフランチャイズに頼らない完全なオリジナルIP(※)として、観客に革新的な体験をもたらすストーリーになるだろうと語りました。

「IP」とは?
IPコンテンツは知的財産権で保護された創作物であり、アニメやマンガ、ゲームなどの作品やキャラクターなどが該当します。

IPコンテンツとは?活用のメリット・ポイントを解説|TOPPAN|TOPPAN CREATIVE

テーマは「父と息子の復讐劇」

これまでのインタビューで「大人のためのおとぎ話」「心理的なギャング映画」と語られていましたが、物語の中核が「父と息子の復讐劇」であることがYashの口から明かされました。

物語の舞台はゴア

物語は、強力な麻薬カルテルが暗躍する沿岸の楽園・ゴアで展開。ゴアはインドが独立を果たした1947年から1961年まで、依然としてポルトガル領下にあった小さな州です。

本作の予告編を見たインタビュアーは、その映像を「ワイルドでクレイジー、そして非常に血生臭い」と評します。Yash自身も本作を「非常にリアルで本能的(visceral)」な作品であると語りました。インタビューの中で、改めて本作の公開日は2026年6月4日であると告知されました。

複雑で多層的な心理描写

Yashはこの作品について、スケールの大きなアクションを伴うギャング映画に見えるかもしれないが、本質は人間の複雑な感情やジレンマを比喩的に描く心理描写にあると語ります。現実的でリアルな世界に、おとぎ話のような自由な表現を融合させた独自の世界観が構築されているとのこと。人間の暗部を深く掘り下げた主人公の心理描写が見どころとなるようです。

ハリウッドの洗練されたアクション・VFX

また、アクション監督は『John Wick』などの有名作品を手掛けたJ. J. Perryが務めています。Yashは、彼が映画に洗練されたアクションと新しい技術をもたらし、驚異的な仕事をしてくれたと語りました。

レポーターが絶賛するように、視覚的・アクション的クオリティも非常に高く、本作にもNamitとDNEGが関わっています。英語での撮影も行われており、世界中のより多くの観客を見据えた作品となっています。


情報ソース一覧

本記事の内容は、CinemaCon 2026での以下のインタビュー動画に基づいています。各動画は日本語の自動翻訳に対応していますので、詳細は下記動画よりご確認ください。

Fandango: Yash & Namit Malhotra Tease 'Ramayana’ as the “Foundational Story of Indian Culture”

TheMovieReport.com: Yash & Namit Malholtra talk RAMAYANA movie & TOXIC at CinemaCon in Las Vegas - April 13, 2026 4K

MUSE TV: Yash as Ravana: Ramayana Reveal at CinemaCon

LRM Online: Yash and Namit Malhotra Interview for Ramayana | CinemaCon 2026

LRM Online: Yash Interview for Toxic

Editor's Note
CinemaCon 2026での発言は、世界進出への確かなビジョンを感じさせるものでした。The Yash Times Japanでは、今後も両作品の続報が入り次第アップデートしてお届けします。

The Yash Times Japan 編集部


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