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今の音楽家はすでに夢の機材を持っています

DTMとは

DTMとはデスクトップ・ミュージックを意味します。1990年代くらいから使われている用語です。私も高校2年生の1991年からドラム・マシンでドラムを鳴らしたり、ミュージ郎などの、いわゆる「打ち込み」ソフトをたくさん使いました。

1994年

時代はデジタルに移行していました。まだMIDIが主流だったため、MOTU社のデジタル・パフォーマーというソフトに移行しました。

1997年

日本に帰国したら、時代は完全にデジタル録音になっていました。そのため、Pro Toolsに移行しました。

30年間

2026年までの30年間で、このソフトは幾度となくアップグレードを重ねてきましたので、時には何百万円も払って大がかりな機材を導入することもありました。しかし今は、MacBook Airと小さなオーディオ・インターフェースがあれば、初心者の方でもプロ並みの録音環境が手に入ります。

使えていない

私達の時代を経験した音楽家にとっては夢のような現実です。しかし、使いこなせていないのが、非常にもったいないです。

それもそのはず

それもそのはずです。「何が便利になったのか」「何が驚くべきことなのか」が分からないからです。最初からそれが当たり前に存在している世代には、驚きが伝わりにくいのです。

例えば

たとえば、私は1999年のデビュー・アルバムの録音の際に、レンタル会社からUREI 1176というコンプレッサーを1週間借りました。1日5千円でした。さらにビンテージのFairchildというコンプレッサーも同時に借りました。こちらは1日1万円でした。

デビュー・アルバム

人生で最初のデビュー・アルバムです。デビュー・アルバムは一度きりです。憧れの機材を使わせてほしいと事務所に頼み込んだら、当時のマネージャーで、今の妻がレコード会社から予算を引っ張ってきてくれました。特別な後押しがなければ実現しないほどの夢の機材だったのです。

今は

そんな環境が今はコンピューターを開けば存在するのです。このありがたみが伝わるでしょうか。

最低でも

ありがたみは伝わらないと思います。だから最低でも、この順序でこれを録音したらこれを使う、バランスを取る時にこれを使う、この場合はこれを使うというレシピだけでも知っておくといいと思います。

まとめ

今の時代のDTMを使う音楽家は、1990年代に修行をした私達の世代の音楽家の夢機材を、すでにパソコンの中に持っているのです。

どうぞ有意義に使ってください。

私でよければいつでも質問してください。

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