見出し画像

マガジン限定記事「声の出し方、届け方」

 辺野古抗議船転覆事件はマスコミ各社の果敢な「歪曲報道」ならぬ「歪小報道」の努力もむなしく、ついに政府や国が動き出すまでに波紋が広がっています。

 先日の記事でも述べたとおり、こうしたうねりを作り出したのはほかでもなく、事故で亡くなった女子生徒のご遺族がみずからnoteで「一次情報」を発し続けたことによるところが大きいでしょう。

 ご遺族が立ち上げられたnoteアカウントでは、事故発生日からの流れが詳細に書かれていて、ここにはマスコミが伝えていない(まったく取材していないのだから当然ではあるのですが)一次情報が多く含まれています。

 事故を起こした活動家団体の異様さ、この団体を信じ切って計画を立てた学校側の杜撰さ、責任逃れに終始する関係者の醜悪さ――遺族のレポートの形であぶりだされる事件関係者の度し難い様子は、それをいっさい伝えないメディアへの憤りがそこに加わり、この事件の追及を求める世論を大きくしたことは間違いないと思います。

 しかしながら、私がとくに驚かされるのは文章の「筆致」です。

 この筆致こそが、世論を喚起するばかりか、国や政府をすら動かす要因になったのではないかと思います。よく「政治に声を上げよう」とか「世の中に声を届けよう」みたいなことを言う人がいますが――このような文脈でご紹介するのはいささか不謹慎であるというか、語弊を承知で申し上げると――ご遺族のnoteはそうした試みをする人にとって、ぜひとも知っておくべき重要な知見も含まれています。

ここから先は

3,944字
月額購読マガジンです。日記やコラムがほぼ毎日のペースで更新されます。さらに月ごとに特典をたくさんご用意しております。

月額購読マガジンです。コラムが定期更新されます。その他に、「白饅頭note(本編・毎月2回更新・単品購入の場合1本300円)」の2018年…

よろしければ応援お願いします!