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サボタージュマニュアルをAIでサボタージュする

仕事で調べ物をしていると、ふと「サボタージュ」というワードが画面に表示された。
サボタージュ、CIAの前身、OSSが第二次世界大戦中に作ったと言われるあの文書のことを思い出す。
そう、「サボタージュマニュアル」の事を。
過去のネットの情報で自分を通り過ぎ、でも、当時何故か自分の中で共感したあの怪しげな文書。

SIMPLE SABOTAGE FIELD MANUAL

ここで、あらためて「サボタージュマニュアル」とは何かを簡単にみてみましょう。

この文書の正式名称は「Simple Sabotage Field Manual(簡易破壊工作フィールドマニュアル)」 と言います。
第二次世界大戦中の1944年に、アメリカの諜報機関OSS(Office of Strategic Services)によって作成されました。OSSは、現在のCIAの前身にあたる組織です。

このマニュアルの目的は、占領地域や敵国の内部にいる一般市民やレジスタンスが、特別な武器や訓練を必要とせずに、日常的な行動だけで相手の組織や仕組みの機能を低下させる方法をまとめることでした。

特徴的なのは、内容が非常に地味で、しかも一見すると「まじめに働いている人の行動」と区別がつかない点です。
以下は「Simple Sabotage Field Manual」に記載されている内容の概要です。詳細はネット上で多数公開されているため、ここでは有名ないくつかを紹介します。

  • 会議を増やす・脱線させる

  • 会議に無駄に多くの人を呼ぶ(決定者を増やす/関係者を増やす)

  • 手続きを必要以上に丁寧に踏む

  • 文書をやたらと詳しく書く

  • 承認や確認を何度も取り直す

  • 部署間・担当間の調整を難しくする

これらはすべて、組織の効率を意図的に落とすための典型例としてまとめられています。しかも、どれも「ちゃんとやっているように見える」行動が並んでいます。
これらの積み重ねが、組織の意思決定を遅らせ、現場のスピードを落とし、全体の機能を静かに麻痺させるのです。

つまりこのマニュアルは、爆破や破壊ではなく、
「非効率を意図的につくり出すことで、組織そのものを内側から弱らせる」ための手引きだと言えます。

現代の視点で読んでも、この内容は驚くほど見覚えのあるものばかりです。
多くの会社や組織で、意図せずにこれと似た状態が日常的に発生しているからです。

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