あしたのために#15:「今」をケチると、未来も失う
将来のために節約し、「今」を犠牲にして貯金に走る。
その選択は、本当に未来を豊かにするのでしょうか。
老後に「取り戻せない時間」に気づいたご夫婦の記事から、テニスにも通じる「上達のヒント」を考えます。
▶「貯金」も行き過ぎれば苦しみになる
NISA貧乏について書きましたが、「貯金」も度が過ぎると同じように弊害があります。
記事は伝えます。
「節約ばかりの人生でした」〈年金月25万円・貯蓄3,700万円〉71歳夫婦、老後に気づいた“取り戻せない時間”
自分の今の楽しみを我慢して、お金を節約し、「貯金」に回す。
これも、未来のために現在を犠牲にする人たちです。
テニスで言えば、今のインパクトがおろそかになる結果、未来のショットも不安定。
これもまた、「テニス貧乏」というわけです。
▶「貯める」が目的になっていないか
貯金や節約というと、頑張り、真面目、堅実などと捉えられるところがあって、あたかも「良いこと」のようなイメージがあるかもしれません。
もちろん不要なものを買わず、「貯める」のではなく「貯まる」のであれば、そのまま放っておいて構わないでしょう(関連記事:イチローの法則「変えのではなく変わる」)。
しかし、必要なものまでケチって節約に勤しむようでは、欲望のままに搾取し続けるお金儲けと同じコインの裏表。
結局は、お金に振り回されているのです。
▶不安は、お金では消えない
それは、率直に言えば「苦しみ」です。
「人生が豊かになりすぎる」かといえば、持てば持つほど不安のほうが大きくなる(関連記事:『DIE WITH ZERO』で達成できる「上達の2軸」――副題:人生が豊かになりすぎる究極のルール)。
不安だからお金を貯めるのだけれど、厄介なことに、貯めると今度は失う怖さに苛まれるのです。
▶「いつか」は来ない
このご夫婦を伝える記事の最大の教訓は、「いつか」は、待っていても来ないということです。
「いつか」は、「今」の積み重ねの先にしかありません。
「いつか、テニスが上達して活躍したい」
「みんなに認められたい」
「すごいと言ってもらいたい」
しかし記事にあるとおり、いつかを待っていたら、ヒザが悪くなったり、気力が衰えたり、物価が上がったりして、世の中の状況も、私たちの気持ちも、今いるテニス仲間も、すっかり変わってしまっています。
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero
