サロン楽屋話002.人は学ぶために必要なだけミスをする
▶ミスばかりするのは、ワケがある
なぜ、私たちはテニスで、あるいは人生で、こうもしょっちゅうミスばかりするのでしょうか?
それは、学ぶ必要があるからです。
ミスしない感覚を学ぶために必要だから、ミスしているのです。
▶転ぶから乗れるようになる
自転車の乗り方を練習する子どもが転ぶのは、なぜでしょうか?
「転ばない感覚」を身につけるために必要だから、転ぶのです。
乗りこなせるようになるには、転ばなくなる感覚を身につけるまで、転び続ける必要があるのです(関連記事「フラフラ『する』からフラフラ『しなくなる』」)。
▶「失敗とは進行中の成功」byアインシュタイン
そういう意味では、何かを学ぶためには、ミスしなくてはなりません。
“Failure is success in progress.”(失敗とは進行中の成功)といったのは、アルベルト・アインシュタインでした。
ですからあえて良い・悪いという言い方をすると、学べる経験だから、ミスは「良い」のです。
なのでミスを咎める上司や教師、親は、何か勘違いしています。
▶成長の速度・高度は、人によりなぜ違うのか?
とはいえミスを学びとして成長できるかどうかの速度・高度は、人それぞれ違います。
要するに、どれだけ速く・高く上達できるかは、人によって違う。
何回ミスしてもなかなか学べない人もいれば、数回のミスでも、もうミスしないように学びが完成する人もいます。
もちろん学びが完成したからといって、成長が止まるのではなく、また別のミスを繰り返して、その学びを得るのが進化成長です(関連記事「上達は、速さと高さの『掛け算』」)。
▶集中力で、速く・高く上達できる!
速度と高さの「上達の2軸」を、速く・高く、達成するために必要なのが、集中力。
つまりテニスで具体的にいえば、ミスしたボールの回転も、見続けるのです。
エアコンがフィードバック制御により、ズレを認識するから設定温度に正しくコントロールされるのと同じです。
しかし多くの場合、ミスショットなんて見たくないから、目を背けがちになる。
それをあえて刮目して見るのです。
速く・高く「幸せになる具体的な学び」については、後述します。
▶ミスしても平気でいられるようになる
何も、ボールがベースラインを割ったり、ネットに引っかかったりする物理的なミスばかりではありません。
ミスしても反応しない平常心を学ぶ必要があるから、平気でいられるようになるまで、人はミスします(関連記事「テニスゼロ版「反応しない練習」(ヤニック・シナーに学ぶ)」)。
ミスを許せないという傲慢な態度が改まり、受容して謙虚でいられるようになるまで、これからも必要なだけ学びます。
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero
