テニス上達メモ159.あんた金、いくら持ってんの?
▶「人目が気になる」場合の対処法
テニスのプレー中に「人目が気になる」というプレーヤーは少なくないと思います。
そのせいで過緊張し、普段の実力を出せなくなるといった悩みに、苛まれてはいないでしょうか?(関連記事「どうやったら周りを気にせずプレーできる?」)。
そういうテニスプレーヤーに参考にしていただければと思う今回の『テニス上達メモ』。
▶「敵視」すると、人目が気になる
人目が気になって過緊張してしまうプレーヤーは多くの場合、見ている人(観客や周りの人)と「敵対関係」にあるといえます。
「ミスしたら自分は馬鹿にされるんじゃないか」
「私はテニスが下手だと思われるんじゃないか」
そういった思いに苛まれています。
▶人のプレーを批判的に見ない
もしそのような(想像上の)批判に苛まれるならば、それはほかの誰でもないご自身が、ほかのプレーヤーに対して馬鹿にしたり、下手だと思ったりする批判的な視線を向けているからかもしれません。
それがブーメランのごとく、自分に返ってくるのです。
ですから人目から自由になる第一歩として、人のプレーを批判的に見ない。
そうすれば自分のプレーも批判されるという「思い込み」から解放されます。
▶「かぼちゃ」と思えばいいの?
あるいは、緊張しないようにとばかりに、ややもすれば見ている人を「気にしないようにする」というふうに、切り捨てようとするプレーヤーもいるかもしれません。
ビジネスシーンのプレゼンテーションなどでも、「聴衆をかぼちゃと思え!」などと諭される教訓もありますよね。
しかしこれもやや敵対的なニュアンスを含み、「批判されるんじゃないか」という怖れで自分を追い込んでしまいがちです。
そうして気にしないようにすればするほど、「青い象」ではないけれど、人目が気になるものなのです(関連記事「『ミスするかも』と思うとミスする」)。
▶世界中が温かな気持ちに
私からの提案は、見ている人と友好的な「つながり」を感じられれば最高。
思い出されるのは1996年ウインブルドン女子シングルス準決勝のステフィ・グラフ対伊達公子の一戦。
試合中にある観客から「ステフィ、僕と結婚してくれ~」と求婚されたグラフは、「あんた、金いくら持ってるの?」と切り返して、会場は笑い(爆笑)と拍手喝采に包まれましたね。
観客と敵対関係であればグラフにしてみれば、「無視」や、あまつさえ「シャラップ」だったかもしれません。
折しもグラフの父親が脱税容疑でリアルにお金が入用だった、なおかつ対戦相手の伊達は「私じゃダメなの?」というレスポンスを思いついていた、などの裏話があったりしてこのエピソードは語り草となりましたけれども、ウインブルドンのセンターコート(というより世界中)が、ポカポカと温かな気持ちになったのは言うまでもありません。
https://youtu.be/RdgcqZFMTkE?t=409
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