『テニス・ベースメソッド』発刊に向けて――どんな内容なのか その③「新しいやつがあるということ?」
「オムニは、え、それしか跳ねへんの?」
読者さんから届いた感覚的な一言に、ベースメソッドの本質が詰まっていました。
ハードとオムニは、なぜ別競技のように感じるのか。
そして、「新しいベースメソッド」とは何なのか。
質問
ご無沙汰です。以前にベースメソッドを購入しました。新しいやつがあるということでしょうか。
(中略)最近、ハードコートとオムニコートと両方でテニスしてると、ボールの跳ね方の違いがよくわかります。オムニは、ボールが失速してるのがよくわかる。なんか、別の競技みたいです。(笑)若い頃、ハードとクレーかアンツーカでやってきたので、オムニは打ちにくいです。え、そんなけしか跳ねへんの?です。最近、試合もハードを選ぶようにしてます。やはり、打ちやすいですね。
回答
▶ ハードとオムニは、なぜ別競技に感じるのか
ご無沙汰しております。
ご連絡をありがとうございます。
ハードとオムニの跳ね方の違い、よく分かります(笑)
オムニの「え、それしか跳ねへんの?」という失速感は、若いころにハード等でたたき込まれた感覚からすると、イメージが是正されたからこそ、別競技のようにストライクゾーンの見え方が変わります。
逆に、オムニ慣れした人がハードへ行くと、「伸びてくる!」になりますし、結局、人は“現実そのもの”というより、「保有しているイメージ」に反応してしまうのです。
▶「勝てる場所」を選ぶという感覚
プロでも高速ハードが得意、低速クレーが苦手、あるいはその逆というプレーヤーはいますよね。
ご自身が打ちやすいハードの試合を選ばれているのも、「勝てる場所」を求めた合理的な選択(関連記事「井上尚弥vs中谷潤人に学ぶ『勝てる場所』の見つけ方」)。
一方、失速するオムニもイメージさえ合ってくればむしろ「余裕」が持てますから、簡単にプレーしていただけると思います。
▶ ご質問の「新しいやつ」につきまして――
ご質問の「新しいやつ」につきまして――。
このたび、『テニス・ベースメソッド』として書籍化(商業出版)される運びとなりました。
以前ご購入いただいたオンライン版でお伝えした「3原則」をベースに、全編にわたって大幅に加筆・修正を行っています。
▶ 原石から、さらに磨き上げた書籍版へ
紙版(1,870円税込)と電子版(980円税込)があります。
「オンライン版」はすべての「原点」です。
ゴツゴツとした武骨さを残しながら、濃密なエッセンスが詰まっていました。
今回の「書籍版」は、その原石を磨き上げたダイヤモンドのようなものになりました(笑)
オンライン版を「お持ちの方」にこそ、改めて手にとっていただきたい内容です。
ハードの「やはり、打ちやすい」にも、ちゃんと理由があるのです!
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テニスゼロ代表 吉田無型(よしだ・むけい)
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