【小受_信号待ちで妻が車を降りた】夏期講習送迎中に起きたこと
先日、夏期講習の送迎中に、妻が信号待ちの車から降りて、そのまま歩いて帰ってしまった。
きっかけは、本当に些細なことだった。
車検で代車を借りていたのだが、幼稚園の通行証を車に積み替えるのを忘れてしまった。「なんで忘れるの」「忙しかったんだから仕方ないでしょ」。そんなやり取りから、お互いの苛立ちに火がついた。
一度火がつくと、話はどんどん広がっていく。
最近伸び悩んでいる息子の模試の成績。言葉遣いが荒くなってきたこと。食事の後、自分が食器をシンクに運ばないこと。普段は飲み込んでいる小さな不満が、次々と口をついて出てきた。
「試験勉強も大事だけど、それ以前の生活態度がなってない」
「じゃあそっちだって家のこと何もしてないじゃない」
そんな応酬をしているうちに、夏期講習の教室に向かう車内は、すっかり険悪な空気になっていた。
そして赤信号で停車した瞬間、妻はシートベルトを外し、無言でドアを開けて降りていった。
後部座席では、息子が大泣きしていた。何が起きたのか分からないまま、ただ両親が言い争っている空気だけを感じ取って、泣いていたんだと思う。
自分はうなだれたまま、息子をなだめながら、講習の教室まで一人で向かった。
正直、疲れた。受験のための送迎、模試、家庭学習。日々のタスクをこなすだけで手一杯になっていて、夫婦としての余裕がどんどんなくなっていたんだと思う。喧嘩の原因は通行証でも食器でもなく、たぶんその「余裕のなさ」そのものだったんだろう。
受験を家族で乗り越えるという言葉は、簡単に使ってしまいがちだが、実際には親同士がすり減っていく過程でもある。今回の件で、それを痛感した。
同じように、受験期に夫婦間でギスギスしてしまっているご家庭は、きっと少なくないはずだ。この経験、まだ結論は出ていないが、正直な記録として残しておこうと思う。
