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ライブに臨むことが決定!! 新曲作りの方向性は心の歌かイージー無責任ソングか?

カストリ酒とカステリ雑誌

ベースと2人のバンドを組んだ。この人数ながら堂々とロックバンドを名乗る。バンド名はカストリーズだ。この名の由来は、第二次世界大戦後に出回った粗悪な密造酒をカストリ酒と呼んだとのことからきている。同じく低俗な内容の雑誌もカストリと冠したそうで、酒と雑誌とは我が人生そのものである。しかも低俗なというのもピッタリだ。10年近く前に4人で組んだバンド名であり、このときのベーシストが提案してくれたのだ。彼は今回のメンバーである。

カバー曲選びが楽しい

春のライブ開催を目指して、今週よりスタジオ入りが始まる。ライブはオリジナルを中心に構成するが、変化をつけるために多くの方が知ってそうなカバー曲を入れる。還暦記念マイセルフ文化事業として取り組んだ人生の50曲から選曲することになるだろう。が、この50曲選びはネット検索や家のレコード・CD棚を見ずにと課したから、もれが数曲見つかってしまった。「ゲゲーッ、あの名曲をスルーするとはバカ者ー」と叫びたい気分もまたいとおかしである。加えて、1ミュージシャン1曲にしたから、本来ならば50曲にリストすべきジョン・レノンの「イマジン」や、ボブ・ディランの「風に吹かれて」も入れられなかった。どちらもライブリスト候補である。

カバー曲はベーシストからのリクエストもあるから、この選曲は難航しそうなものの楽しい作業である。「星降る街角」をやろうと、本気だかふざけいるのかわからない選曲をメッセージしてきた。

凄みが加わった心の歌

2部構成で考えていて、7〜8曲ずつとプラスアンコール2曲の計16〜18曲で、さてカバーは何曲となる。オリジナルを知っている方はほとんどいないだろうから、2部それぞれに2曲とアンコールにも1曲入れるくらいのサービスをした方がいいかなと悩んでいる。だがやはり、オリジナルを押し込みたい気持ちは強い。いい曲がたくさんあるからね。

前回の、4人でのカストリーズライブは2017年の春のことだった。この時はゲスト出演で、持ち時間が短く6曲で構成して、カバーはデヴィット・ボウイの「モダン・ラブ」を入れた。ビデオにも残してあるが、いい内容だったと自負している。音楽人生史上最強のメンバーが集まって、この後の活動が楽しみだったが、残念なことにトラブルが続き、このライブが最初で最後になってしまったのだ。

出来立てほやほやの新曲を入れた。タイトルは「やっとの一歩を踏み出せ」だ。50代になって、努力で必ず夢は叶う的な曲はもうないなと、枯れた等身大の男の歌詞を綴った。応援に来てくれた仲良しシンガーから「キタさんの年齢にならないと歌えない歌だね」と褒めてもらった。この後、壮絶な経験を積んだわけで、この歌に凄みが加わったのは自分でもわかる。この時点でまるで、6年後の倒産を知っているかのように取れなくもない歌詞だ。

今回も新曲を書き下ろす。どんな心の歌を作り込めるか。あまり意識しないで、無責任でイージーな曲にしようか。これもまた楽しい作業である。

やっとの一歩を踏み出せ

長い1日を終え 浅い眠りを超え 
迎えたくない朝がまた来た
濡れた枕を 裏返しにして 立ち上がる
青い空に浮かぶ 雲になりたいと 
逃げそうな意識が胸を捉える
小刻みに 震えながら 前を睨む

夢は必ず叶うとか 頑張れ明日へ迎えとか
軽々しく口にするな 響かない聞きたくもない
凍てついた気持ちのままで 傷ついた心のままで
重い身体を引きずって やっとの一歩を踏み出せ

お前の胸に帰り うずくまって泣きたい 
それは最後の最後にして
今ゆくよ そこにゆくよ 笑顔で

いつか見た夢を わかち合い眠ろう 
たった1つの夢を 
今ゆくよ そこにゆくよ 笑顔で

夢は必ず叶うとか 頑張れ明日へ迎えとか
軽々しく口にするな 響かない聞きたくもない
凍てついた気持ちのままで 傷ついた心のままで
重い身体を引きずって やっとの一歩を踏み出せ

苦しみ抜いてるヤツにも なにかに怯えるヤツにも
真っ暗闇の俺たちにも 必ず朝は訪れる
平等なんてありえない 永遠なんてありえない
恐怖の中の俺たちにも 咲く一輪の花がある

やっとの一歩を踏み出せ やっとの一歩を踏み出せ
重い身体を引きずって やっとの一歩を踏み出せ

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