最北端の街、稚内を歩く
利尻・礼文の帰路。
行きの飛行機は押さえていたが、帰りは全くのノープラン。
とりあえず列車で札幌へ行こうと考えていた。
日本最北端の稚内駅から札幌までは特急2本乗り継いで5時間半。
北海道は実に広い。
まずはキップを買って、座席を死守することが先決だ。
次の列車は、13時発サロベツ4号旭川行き
それまでしばらく時間がある。
駅構内と駅周辺をぶらついて時間を潰すことにした。
稚内駅構内探索
最北端の終着駅。稚内
一面一線しかないシンプルな構造。
この車止めから先には線路はない。そしてここから始まる長い鉄路の旅
都会のターミナルとは全然違う独特の旅情を感じる。

稚内駅構内をぶらぶらしているとゆるキャラ”りんぞうくん”の巨大オブジェが・・・
稚内市民の間宮林蔵に対するリスペクトを感じます。

間宮林蔵が間宮海峡の発見と樺太が島であることを確認した功績は大きい。
地図を見て分かるように樺太は南北に非常に長い島
(当時は島かどうか分からなかったが・・・)
海峡で大陸と隔てられていて、島だと確定するまでには相当長い行程を行かねばならなかったはず。
りんぞくんのその探検家魂はリスペクトに値すると思う。
”りんぞうくん”オブジェ付近にあるまちなか情報コーナー(キタカラ1F)にはこんなものが置いてありました。
「日本本土四極最北端出発・訪問・到達証明書」

どこから来たのかを記帳して、自分で日付印を押すというセルフサービス方式でいただけるものです。
日付印のインクをツケすぎて数字が潰れてしまっていますが・・・・
ここでキタカラの1Fにあるセイコマートで好物のじゃがポックルを購入。駅の外に出て周辺をぶらついてみました。
稚内駅周辺探索
外は気温12.0度。風速5.5m/s
最北の大地に吹く風は想像以上に強くて冷たい。
体感温度は10度以下だろう。かなり肌寒い。

かつては現在の稚内駅からさらに延びて、稚内桟橋駅まで続いていたことを示す。その痕跡が駅の外に遺されている。
ここから北へ歩くこと約5分。長く伸びるコンクリート構造物が見えてくる。それが稚内港北防波堤ドームである。
この辺りに稚内桟橋駅があったようだ。


かつて稚内と樺太を結ぶ航路があり、人々は稚内桟橋駅からこのドームを通って桟橋まで行き樺太行きの船に乗った。
戦後、日本領であった南樺太は当時のソビエト連邦そして現在のロシアに実効支配され、現在樺太へ渡航する人はいない。
ただ閑散とした巨大なドームがその威容を誇るのみである。
土木学会選奨土木遺産 稚内港北防波堤ドーム
建設年:昭和 11年/同55年復元
平成15年度選奨土木遺産
稚泊航路の記憶を伝える美しきモニュメント
稚内-樺太大泊間の旧稚泊航路整備の一環として、冬季の北西越波防止のために建設された半アーチ式ドーム。海上からの高さ14m、柱間6mの円柱70本を並べた長さ427mの世界でも類を見ない独特の景観と構造を持ち、港湾土木史に残る傑作であるとともに、旧樺太航路時代の記憶を残す歴史的遺産。設計者は、当時26歳の土木技師・土谷実。
【参考】
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