何度も読み返した本は、ありますか?|ハッピーライティングマラソン#66
(約1015字)
本田健さんのハッピーライティングマラソンに挑戦しています。
第66回のお題
何度も読み返した本は、ありますか?

しばらく、考え込みました。
実用書や自己啓発本は、だいたい1回で終わります。
「なるほど」
「参考になりました」
はい、ありがとう、さよなら👋😊
必要なところだけ憶えられれば、まだいいですが、
納得で終わると、だいたいすぐ忘れる😨
だから、読み返す以前に、
読んだことさえ、忘れてる🤣
私が読み返すことが多いのは小説かな、と思います📖
(漫画も読み返しますが、今回は置いとく)
その中でも、回数で言えば一番かもしれないのは、
夢枕獏さんの『陰陽師』シリーズです。
晴明と博雅の関係性が好き。
怨霊がうごめく時代の空気も好き。
そして、
物語の中を流れている、静かな「間」。
耳を澄ませば、
博雅の笛が聞こえてきそう。
その傍らで酒を静かにあおる、
晴明の衣擦れの音も聞こえてきそう。

登場人物の感情を細かく書きすぎないから、
その余白に、いくらでも想像を広げられる感じが、
好きなんですよね。
月の明るさ🌙
電気のない時代の、闇の気配🌃
そこに吹いてくる風の音と匂い🍃
情景が、勝手に頭の中で足されていく。

そう考えていたら、私は昔から、
言葉そのものより、
そのあいだにある「間」に惹かれるのかもしれません。
声優さんの演技でもそうです。
台詞そのものだけじゃなく、
言葉と言葉のあいだの一拍や、息を吸う音、
声が少し揺れる瞬間に、つい耳をそばだててしまう。
言葉になっていないものまで、受け取りたくなる。

だから今、自分で文章を書くときも、
全部を書き切らない文章が好きなのかも。
短くして、少しだけ余白を残す。
読み手が、自分の経験や気持ちを置ける場所を残しておく。
夢枕獏さんの文章を真似しているわけではありません。
ただ、
昔から心地いいと思っていた文章と、
今の自分が書きたい文章が、
どこか同じところで響いている気がします✒️
何度も読み返した本を思い出したら、
好きな本だけじゃなく、
自分の好きな「文章の呼吸」まで少し見えてきました。
……実用書は、たぶん明日も1回でさよならですけどね🤣

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📖 夢枕獏さんの『陰陽師』
📖 「源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと」収録
博雅の切ない物語が、お気に入りです🤭
📖 1回目は真相を知り号泣、
2回目は伏線回収で号泣、
3回目は泣きすぎるのが怖くて読めてない本

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