うちの子、褒めるところがない…そう思っていませんか?
「うちの子、褒めるところがないんです」
保護者の方から、本当によく聞く言葉です。
「叱っちゃダメって言うけど…」
「褒めた方がいいのは分かるけど…」
でも、褒めるところが見つからない。
これ、すごく自然なことです。
延々と褒められるほど完璧な子なんていません。
だから今日は、
“気持ち”じゃなくて、“技術”としての褒め方の話をします。
褒めるのが上手な人は、
特別優しいわけでも、センスがあるわけでもありません。
ただ、「褒め方」を知っているだけです。
それは、
物事を細分化して褒めること
例えば、漢字の宿題。
つい、こう言ってしまいませんか?
「字、ちょっと汚いね」
でもこの一言、子どもには“ダメ出し”にしか聞こえません。
そして、やる気が一気に下がります。
ここで使うのが、技術です。
字を“全体”で見るのをやめて、
“部分”で見てください。
すると――
・「はね」だけ上手い
・「はらい」だけ綺麗
・「しんにょう」のバランスがいい
・一本だけ、線がまっすぐ
必ず、見つかります。
そこを、しっかり拾う。
「太郎くん、このはねめっちゃいいね」
「この線、すごくきれいに引けてる」
すると子どもは、
「見て!」と言いながら、どんどん書き始めます。
さらに――
「あ、待って。こざとへんも上手くない?」
「くさかんむり上手じゃん!」
こうやって褒めるポイントを“増やしていく”
すると、さっきまでやる気がなかった子が、
自分から書き始めます。
そして気づいたら、宿題が終わっている。
最後に褒めるのは、
結果じゃなくて“過程”です。
「最後までやりきったね」
「さっきより丁寧に書こうとしてたの、ちゃんと見てたよ」
これで、
自己肯定感も上がるし、
宿題も終わるし、
家の空気も荒れません。
大人と比べれば、子どもはまだまだ未完成です。
だから、“すごいことをしたときだけ褒める”だと、
正直、ほとんど褒められません。
でも、技術として褒めることができれば、
どんな子でも、毎日褒めることができます。
