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「泊たる理由に“思想”を求める時代──」 コンセプトホテルが目的地になるたで

「次の旅行、泊たる宿から決めおるんだよね」

そう蚀われたずき、䜕かがひっくり返った気がした。

僕自身、昔から「どこに泊たるか」にはこだわっおきた。

宿は単に“䌑む堎所”じゃなく、
その土地をどう感じるかを決める芁玠だず思っおいるから。

枩泉がある、景色がきれい、建物が面癜い──
それだけで旅の満足床は倧きく倉わるので、
基本的に誰ず旅行に行くにしおも宿はこだわっおきた。

でも、十幎来の付き合いのある友人から聞いた冒頭の蚀葉には
自分が感じおいた「宿の倧事さ」ずはたた別の衝撃があった。

「宿があるから、その堎所を旅する」

そんな発想が、これからは圓たり前になっおいくのかもしれない。

SNSで知ったリノベヌション宿。
誰かがYouTubeで玹介しおいた叀民家の䞀棟貞し。

「ただのデザむン」ではなく
『思想がにじむ空間』が人の心を匕き぀けお離さない。

その宿がどうしお生たれたのか。
どんな人が運営しおいお、どんな䟡倀を届けたいのか。
背景にある“文脈”に共感が生たれたずき、人は「泊たりたい」ず思う。

か぀おは、旅先が䞻圹で、宿は脇圹だった。
でも今は、宿そのものが「旅の理由」になる時代が来おいる。

若かりし頃に劻ず思い出の写真
この時も宿は超こだわった

改めお、結 - MUSUBI - の暹た぀きです。
普段は
・toC向けのサヌビスやプロダクトをお持ちの䌁業様
・地方自治䜓や芳光協䌚
のマヌケティング支揎をSNS䞭心で行っおおりたす。

䞻にInstagramやTikTokがメむンで業界業皮問わず支揎できるこずが匷みです。

りチのメンバヌは党員田舎出身なんですが、SNSマヌケティングを通しお地方掻性化を図っおいきたい想いが匷いです。

以前曞いたnote
【地方×SNS】珟堎で芋えた「人が動くSNS発信」の仕組みを解説

もかなり評刀がよかったため、今回は宿泊業界においお最近泚目しおいる

コンセプトホテル

に぀いお感じたこずや䜓隓したこず、マヌケタヌずしおの芖点を蚘茉しおいきたす。

・宿泊業界の方
・芳光系事業をやっおいる方
・地方で頑匵っおいる䌁業の方

䞊蚘の方々にはぜひ読んでいただきたいず思っおいたす。
では、本線ぞ。


🌏「䟡栌」より「䞖界芳」を重芖

泊たる前から、共感が始たっおいる。

最近、ずある地方のホテルを予玄したずきのこずです。
最初はSNSでその宿を知っただけだったのに、
気づけば、Webサむトはもちろん、オヌナヌのnote、むンタビュヌ蚘事、スタッフの日蚘たで読んでいたした。

「この宿、なんか良さそう」ではなく、
「この人たちの思想に觊れおみたい」ずいう気持ちが、
気が぀いたら自分の䞭に芜生えおたした。
単玔にマヌケタヌずしお気になるポむントではあったかもしれたせんが 

もはや、旅の本番は宿泊圓日ではなく、“予玄する前”から始たっおいる。

SNSで偶然芋かけた写真や蚀葉が、
自分の今の気分や䟡倀芳に刺さるかどうかで、宿の遞び方が倉わっおくる。
そんな時代になっおいるんじゃないかず埌から気づきたした。

昔は
「空いおいるから」
「䟡栌が安かったから」など、
いわば“機胜面”で宿を遞ぶこずが圓たり前でした。

でも今は違う。

“そこに流れおいる思想”が、滞圚前の共感を生む。
そしおその共感が、「泊たっおみたい」ずいう動機になる。

たずえば、
「日々の忙しさから䞀床リセットしたい」
ず思っおいたタむミングで、
「静寂を䜓隓する宿」
「デゞタルデトックス」

なんお蚀葉が目に入るず、それだけで

「ああ、今の自分に必芁かも」
ず心が動く。
そんな感芚だず思っおください。

宿は、建物だけで出来おいるように思いたすが、実際は
蚀葉・写真・思想・枩床で構成されおいたす。

それらが予玄前に「にじみ出おいる」宿ほど、
泊たる人ずの぀ながりが深くなる。

逆にいえば、
どれだけ空間や蚭蚈にこだわっおいおも、その良さが届いおいなければ“無い”のず同じです。

だからこそ、今の時代、遞ばれる宿に必芁なのは、
「思想が䌝わる状態」であるこず。

そう、『䌝わる状態であるこず』です。

泊たる理由は、「䟡栌」ではなく「意味」に移り倉わっおいる。
だからこそ、“泊たる前の物語”を蚭蚈できるかどうかが、
これからの宿にずっおいちばん倧事な䟡倀になるず思っおいたす。

最近気になっおいるのは「BYAKU Narai 埡宿」
【癟の物語に出逢う宿】ずいうコンセプトが玠敵

📣心が動いた宿──井波ず金沢で芋たもの

これたでに数倚くの宿に泊たっおきた䞭で、
今でも匷く印象に残っおいるのが、
富山県南砺垂・井波の《Bed and Craft》ず、石川県金沢垂の《雚庵》。

どちらの宿にも共通しおいたのは、
「空間そのものの矎しさ」よりも、
そこに蟌められた“意図”が、滞圚者の心に觊れおくる感芚
でした。

《雚庵》はSNSでかなりバズっおいるこずもあり、蚀わずもがなでしょう。
今回は《Bed and Craft》に぀いお少し觊れおいきたいず思いたす。

珍しいコンセプトですね。

《Bed and Craft》で感じた地域の思想

たず驚いたのは、チェックむン前。

スタッフの方が、宿の空間や䜿い方の案内だけでなく、
「この宿がなぜ生たれたのか」
「どんな思想で成り立っおいるのか」
たで、䞁寧に話しおくれたした。

それはたるで、宿泊の“前口䞊”ではなく、
ひず぀の物語に招かれるような䜓隓でした。

人によっおは蛇足だず感じる可胜性もありたすが、こういったコンセプトホテルを狙っお泊たっおいる時点で、最高のおもおなしだず感じたした。

䞊の画像は説明を受けおいる時にりェルカムサヌビスで出おきたのは、
地元の玠材にこだわったお菓子ずドリンク。

「これは●●ずいうお店のもので 」ず、
その背景にあるストヌリヌたで添えおくれる。

ただ“出される”だけでなく、“共有される”おもおなし。
五感で味わう䜓隓が、自然ず井波ずいう町そのものぞず意識を向けさせおくれる。

スタッフの接客も、空間の雰囲気ずたったくブレがない。
蚀葉の遞び方、距離感、衚情のトヌン。
宿そのものの空気ずスタッフの振る舞いが、完党に䞀貫しおいたした。

これは、なかなかできるこずじゃない。
コンセプトを掲げおいる宿は倚いけれど、
「人」たでその䞖界芳を䜓珟しおいる宿は、本圓に皀だず思いたす。

倜ご飯の堎所に困っおいお、急遜玹介しおいただいたホテル䜵蚭のレストランたで神すぎた。
あずからシェフず話したらすぐ話しに行くのは悪い癖党郚地元の食材で「地産地消」を䜓珟しおいお玠晎らしかった。

燻補料理が絶品です。
サラダ、ピザ、パスタなどをいただきたした。

さらに感動したのは、
宿の倖に出るずきに「井波の楜しみ方」を教えおくれたずきのこず。

ガむドブックに茉っおいる有名な芳光地ではなく、

「実はこの町の各地に圫刻が隠されおいお 」ずか、
「今日はずおも綺麗な星空が芋えるのでお庭でどうぞ 」ずか、

町に䜏んでいる人にしかわからない“目線”で、
井波の魅力を䌝えおくれたした。

たるで、町ごずコンセプトホテルずいう感じだった。
宿そのものが、“地域の生き方”を翻蚳しおくれおいるようでしたね。

今振り返っお思うのは、
あの空間に宿っおいたのは「矎しさ」ではなく「姿勢」だったずいうこず。
コンセプトホテルの匷さは、建築や内装だけではなく、
「なぜこの宿をやっおいるのか」が滞圚者にちゃんず䌝わるかどうかにある。

ただおしゃれな宿ではない。
ただ地元の玠材を䜿っおいる宿でもない。

空間・人・接客・食・たち、
そのすべおが「地域の思想を䌝えるメディア」ずしお蚭蚈されおいる。
だからこそ、宿泊を終えた埌も、匷く蚘憶に残っおいる。
ちなみに宿泊したのは2024幎10月のこずである。

「たた泊たりたい」ではなく、
「たたあの䞖界芳に觊れたい」ずいう感芚。
それが、いたのコンセプトホテルに求められおいる本質だず感じたした。

宿が良すぎお片付けもそこそこに
撮圱タむムしちゃっおたす

🔑『誰かに䌝えたくなる宿』が今埌はカギ


僕は普段、地方や宿泊業のSNS運甚支揎に関わっおいたすが、
遞ばれるコンセプトホテルには、いく぀かの共通点がありたす。

❶“誰に・なぜ届けたいのか”が、コンセプトレベルで明確

「郜垂の喧隒に疲れた人に、“静かな䜙癜”を」
「雚の日でも、その町の矎しさを感じおほしい」
「日垞の䞭に、自分を芋぀め盎す時間を」

こうした思想が単なるマヌケティングのタヌゲット蚭定を超えお、宿党䜓に浞透しおいる。

だからこそ、滞圚者の心に刺さる。

「なんずなく良さそう」じゃなくお、
「たさに今の自分に必芁な堎所だ」ず感じさせる蚭蚈がある。

❷“非日垞”ではなく、“別の日垞”を䞁寧に提䟛しおいる

いた遞ばれおいる宿は、豪華さや刺激的な䜓隓ではなく、
“もうひず぀のふ぀う”を提案できおいる宿だず思いたす。

たずえば、

䞀杯のコヌヒヌに時間をかける。
眮かれおいる本を手に取る。
朝の光が差し蟌む音のない時間を味わう。

そういう、“特別じゃないけど特別に感じる瞬間”が䞁寧に甚意されおいる。

この“別の日垞”が、珟代人にずっおの「癒し」や「豊かさ」になっおいたす。

❞空間・SNS・蚀葉が䞀貫しおいる

宿泊䜓隓を通しお「SNSで芋た䞖界ず、実際が䞀臎しおいた」ず思えるこず。
これが、“泊たった埌に誰かに語りたくなる”宿の共通点。

・Instagramで芋た写真ず同じ景色が、郚屋の窓から芋えた
・投皿で読んだオヌナヌの蚀葉が、実際の接客の䞭でも感じられた
・Webサむトで感じた䞖界芳が、宿のトヌンずズレおいなかった

こういう“解像床のズレがない宿”は、䜓隓の満足床が圧倒的に高い。
䞀方で、SNSはおしゃれだけど宿は普通 みたいなケヌスも少なくない。

雚庵はコンセプトが倩才的。
ずっず宿にいたかったもん 

📱最倧の課題は“SNS発信”にある


ここたで話しおきたような、
・思想が宿に宿っおいお、
・空間も接客も玠晎らしい
そんな宿が党囜には本圓にたくさんありたす。

でも、それを知っおいるのは、ほずんど“たたたた出䌚えた人たち”だけです。

旅行奜きだからこそ
「こんなにいい宿があるのに、なんで知られおないんだろう」
そう思ったこずは、䞀床や二床じゃない。

特にSNS発信が勿䜓なさすぎる。
リアルタむムで情報発信はできるし、InstagramやTikTokならビゞュアル蚎求もできるし、戊略次第では思想や文化も䌝えるこずができる。

にもかかわらず、
SNSは曎新されおいない。
されおいおも「意図がない投皿」が倚い。
そもそも宿のコンセプトが反映されおいない。

“発信の粟床”が、その宿の魅力を削いでしたっおいる。

特に地方の宿では、発信そのものに手が回っおいないケヌスが倚い。
日々の運営だけで粟䞀杯で
「SNSや蚀葉でどう魅せるか」たで考えられおいない。

いや、そもそも
「SNSで発信するこずに䟡倀はあるの」
「SNSっお優先順䜍䜎くない」
っお考えおいるずころも倚いでしょう。

でも今の時代、
宿の魅力は“存圚しおいるこず”より、
“䌝わっおいるこず”のほうが重芁になっおいる。

実際、前述した通りSNSで共感されおいる宿には共通点がある。
・思想が蚀語化されおいる
・空間ず投皿が䞀貫しおいる
・誰にどう届いおほしいかが明確

それができおいるからこそ、“泊たる前から物語が始たる宿”になれおいる。

「いい宿なのに、知られおいない」
このギャップほど、今の宿泊業界にずっお倧きな損倱はない。
特に地方の宿ほど力を入れない理由にはならないだろう。

どれだけいい宿のコンセプトがあっおも、
出䌚われなければ、それは“ない”のず同じなんです。

むンフル゚ンサヌに頌るだけではダメな時代。
ちなみに奈良県は最近すごく力入っおる

🔥だから、僕たちのような存圚がいる。


僕たちは、単に“投皿代行”をしおいるわけじゃない。
カメラロヌルに眠る写真を䞊べたり、今日の気枩、むベント情報や空宀情報をポストするだけでは、宿の魅力は䌝わらない。

宿の䞭に宿る“思想”や“空気感”を、どう蚀葉ず構造ずビゞュアルで届けるか。
そこに本質的な意味ず圹割がある。
それを戊略的に行うのが僕たち『結 - MUSUBI - 』です。

実際、支揎する䞭で䜕床も感じおきたのは、
「䌝えたい想いがあるのに、どう䌝えたらいいかわからない」
ずいう葛藀。

・どんな蚀葉を䜿えば、その宿の空気が“におい”ごず䌝わるのか
・どんな写真なら、ただ蚪れおいない人にも「自分がそこにいる」感芚を届けられるか
・誰に、どのタむミングで届ければ、その共感が“行動”に倉わるのか

こうしたこずをひず぀ず぀、
感芚でなく、構造ずしお蚀語化・蚭蚈しおいく。
それが、僕たちの圹割だず思っおいたす。

宿には、たしかに「枩床」がある。
でも、その枩床は“感じた人”にしかわからない。
だからこそ、その枩床を芋える蚀葉に倉え、遞ばれる構造に倉える必芁がある。

玠晎らしい宿を、玠晎らしいたたに䌝えるための技術。
その技術があっおはじめお、「思想」は“予玄”ずいう出䌚いに倉わる。

どの宿にも、宿そのものの䟡倀が十分にある。
足りおいないのは、それを誰に、どう届けるかの蚭蚈だけ。

だからこそ、僕たちのような存圚が必芁なんです。
地方の宿にずっお、未来を開く鍵は、“空間”だけでなく“䌝達”にもあるから。

🧠宿は、「売る」んじゃない。思想を届けるもの。


これからの地方掻性化においお、
コンセプトホテルは単なる「滞圚斜蚭」ではなく、
郜垂ず地方を思想で぀なぐ媒介になっおいくず思いたす。

人がその土地を蚪れる理由になる。
土地に觊れる角床を倉える。
そしお、“䜓隓”を通しお地域の䟡倀を実感させる装眮にもなる。

だからこそ、
「いい宿がある」だけでは、もはや足りない。

その宿が
「どんな思想で぀くられたか」
「どんな空気をたずっおいるか」たで、
きちんず䌝わっおいお、初めお“遞ばれる宿”になる。

そしお、その橋枡しをするのが僕たちの仕事です。
SNSを通じお、写真や蚀葉や構造によっお、
宿に宿る思想を“共感できるカタチ”に翻蚳しお届けおいく。

宿が人を呌び、町が動き出す。
そんな埪環の起点を぀くれる存圚でありたいず、本気で思っおいたす。

僕らのMVVはかなり近しいものになっおいたす

✍あずがき

地方にある、玠晎らしいコンセプト宿。
そこには、空間以䞊の“思想”が宿っおいたす。

その魅力を、もっず倚くの人に届くかたちに。
そしお、“知っおもらえる状態”を、宿の暙準にしおいきたす。

🚪地方の発信に䌎走しおいたす

SNSでの発信支揎、䞖界芳ず蚀葉の敎合蚭蚈、
共感が届く導線の構築など──

「䌝えたいけどうたく届かない」
「SNSを䞊手く掻甚出来おいない」

このように感じおいる地方䌁業や地方で頑匵っおいる方ぞ、僕たちはその課題に䌎走しおいたす。

ご盞談・お問い合わせは、お気軜にDMでどうぞ。
感想もお埅ちしおおりたす。

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