春イカの「藻場」に違和感がある話
※他地域はわからない。自分の地域で見てきた話。
春エギングになると、
「アカモクが生えてる=産卵場」
みたいに言われることが多い。
でも実際に海を見ていると、
それって少し雑に語られすぎている気がする。
もちろん春のアオリイカが藻場を意識するのは事実。
一般的にも、アオリイカはアマモやホンダワラ系の藻場へ産卵に入ると言われている。
ただ、自分の地域では
「アカモクがびっしり生えている場所」でも、
実際にはかなり切れやすい場所がある。
波を受けると簡単に千切れる。
エギを通しただけで抜ける。
根もそこまで強くない。
そういう場所を見ると、
本当にそこへ安心して卵を産み付けるのか?
という疑問が出てくる。
アオリイカの卵って、産み付けて終わりじゃない。
しばらく海の中に残る。
その間に藻が切れて流されるなら、
産卵環境として安定しているとは言いにくい。
だから自分は、
「藻がある」
ではなく、
「その藻が残れる環境か」
をかなり重要視している。
むしろ実績が出るのは、
* 流れが当たりすぎない
* 多少守られている
* 藻が長期間残る
* 根が強い
* 切れにくい
そんな場所が多い印象。
逆に、見た目だけは“藻だらけ”でも、
毎回荒れた後に藻が減る場所は、
春イカが回遊では入っても、
本格的な産卵場として機能していない気がする。
ここを勘違いすると、
「藻場を撃ってるのに釣れない」
になる。
春イカは「藻」だけ見てもダメで、
その藻が“そこに残れる理由”まで見ないといけない。
たぶん大事なのは、
* 藻の種類
* 生え方
* 根の強さ
* 周囲の地形
* うねり耐性
* 水深変化
この辺全部。
だから自分は、
「アカモクが生えてるから春イカ」
とはあまり思っていない。
むしろ、
「その藻、本当に産卵まで残る?」
を先に見る。
春イカって、
“藻場探し”じゃなくて、
“残る藻場探し”なのかもしれない。
