国の気が死ぬとき、賊は増える──ミャンマーに現れた凶の連鎖
■兆しは、すでに息子の言葉に現れている
ミャンマーで起きた国軍のクーデターから、時はすでに五年近く流れている。拘束されたままのアウンサンスーチー氏(80)の次男、英国在住のキム・エアリス氏(48)が来日した。12日は参議院議員会館で、14日は日本記者クラブで語った。彼が語ったのは、政治ではない。母の命の兆しだった。
高齢であること。病を抱えているかもしれないこと。医療を受けられているかすら分からない現実。
占い師の目で見れば、これは単なる家族の不安ではない。
国家が、人の命の気配を遮断し始めた兆候だ。
■国連が沈黙したとき、凶相は定まった
本来、この声を世界に届ける役目は誰にあったのか。国連である。
だが国連は、声明を出し、懸念を示し、深刻な憂慮を述べただけだった。行動はない。結果もない。
占いで言えば、凶卦を見ながら、読み上げるだけで手を打たなかった状態だ。
沈黙は中立ではない。沈黙は、凶を固定する行為である。
■特殊詐欺は「国の気が死んだ」証拠
ミャンマーで横行する特殊詐欺。外国人が監禁され、詐欺を強要される現実。
これは偶然ではない。占術的に見れば、極めて明快だ。
国の「官の気」が死んだとき、必ず賊が繁殖する。
スーチー氏を拘束した瞬間、
この国は善悪の境界を失った。
法があるようで、機能していない。裁きがあるようで、行われていない。これはすでに、国家の形をした空洞だ。
■闇経済は、必ず戦の気配を呼び込む
占い師なら知っている。闇金、詐欺、人身売買。これらは必ず、武器と権力に吸い寄せられる。犯罪資金は、やがて武装勢力へ流れ、国境を越え、別の争いの火種になる。
ミャンマーはいま、犯罪と準軍事組織が混ざり合う凶地になりつつある。これは、日本にとって他人事ではない。
■日本人が被害に遭っている時点で、凶は越境している
すでに、日本人が被害に遭っている。特殊詐欺の電話は、国境を意識しない。
占いで言えば、凶意が国境線を越え、日本の命式に触れ始めている。
それでも日本政府は、「注視」「対話」「働きかけ」という言葉を繰り返す。だが、言葉だけの対話は、凶をなだめるどころか、助長することがある。
■安全保障とは、武器の数ではない
安全保障とは、ミサイルや艦船の数を数えることではない。
国家が犯罪を輸出し始めた瞬間、それは戦争前夜の相である。ミャンマーの不安定化は、インド太平洋に「穴」を開ける。
そこには、大国の影が入り、
代理戦争の気配が集まり、やがて日本の周辺にも影を落とす。
これは、占い以前に、歴史が何度も示してきた流れだ。
■解放は慈悲ではない、流れを戻す行為だ
スーチー氏の解放は、慈悲でも、理想論でもない。それは、
狂った流れを、元に戻すための一点だ。
・犯罪の連鎖を断つ
・人身売買を止める
・地域の不安定化を食い止める
占い師の言葉で言えば、**凶が極まる前に、唯一打てる「手」**である。
■国連と日本に残された、最後の読み直し
息子が、母の病を案じて声を上げている。この兆しを、
まだ「個人の訴え」と見るなら、国連も、日本も、読みを誤る。解放せよ。それは人道のためだけではない。
日本の安全と、この地域の未来の気を立て直すための決断だ。
占い師として言い切る。ここで動かなければ、次に現れる凶は、もっと近く、もっと重い形で現れる。
まだ、間に合う。だが、時間はすでに多く残されていない。
