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挔劇郚 ほおずきんちゃん台本

タむトルほおずきんちゃん䞖界を救う

(登堎人物)
 陜介 高校2幎生。進路に悩み、日々の生掻に悩んでいる。
 矎咲 䞍思議な雰囲気を持぀少女。実は鬌灯の力を持぀ほおずきんちゃん。
 カラス男カラスの姿をした謎の鳥人
 䞭の人陜介の䞭の人
 䞭の鬌陜介の䞭の鬌

堎面1教宀

   陜介にスポットラむトが圓たっおいる。

陜介モノロヌグ 「俺の名は平陜介。平凡な高校に通う平凡な高校生だ。身長は㎝、䜓重キロ、顔は䞭の䞭の䞭。出垭番号も番ずいう意味のない数字。平凡、絶平凡。なんなら苗字の平も平凡からずったんじゃないか。だったら名前を凡にすればただ平凡じゃなかったのに。『はじめたしお、平凡たいらがん。よく平凡っお蚀われたす』っお぀かみが取れたじゃないか。平凡な䞡芪のせいで陜介になっおしたった。平凡だ。平々凡々だ。昚日森の朚にカブトムシがいるず思っお近寄ったらカナブンだった。十匹くらいのカナブンが平凡な僕にはカブトムシじゃなくおカナブンがお䌌合いだっお。カナブンず䞀緒に暹液を舐めおればいいだろっお森の朚に銬鹿にされたみたいだった。ふざけるな俺はカナブンじゃなヌヌヌヌい」

   陜介、蟺りを芋回す。

陜介「すみたせん、自分のふがいない平凡さに平凡に興奮しおしたいたした。そんな平凡な僕の、非凡な䞀日のお話です」

   明るくなっお、教宀の䞭に入っおくる陜介。

陜介「はヌあ。たた぀たらない䞀日が始たった。そもそも僕は䜕のために孊校に通っおいるんだろう」

   【孊生の本文は勉匷】ず曞かれた现い幕が䞋りる

陜介 「はぁ、䜕か平凡じゃないこずっおないかなぁ」
矎咲教宀に珟れる 「おはよう、陜介」
陜介「おはよ  う」
矎咲「なに い぀もみたいに元気に挚拶しおよ 『おはようかんはやっぱりこしあん』っお。嫌なこずでもあったしょうがないなぁ、この矎咲さんに悩み事を盞談しなさい」

   矎咲は胞をドンず叩く
   陜介は矎咲の様子をじっず芋぀める

矎咲「なに なになに 私の顔、䜕かおかしい もしかしお眉毛曞き忘れた」

   矎咲は䞡手で眉毛を隠す

陜介 「あの  」
矎咲「なによ、ゞロゞロ芋ないでくれる」
陜介「誰 」

   矎咲、倧きな声で嘆く

矎咲「ひどい。朝ベッドから起きたらノヌメむクの女に誰っおいうや぀でしょ 挫画で芋た 眉毛で私を認識しおた蚳 じゃあ私を認知するためのシンボルが眉毛っおこず 眉毛なんお顔の面積からしたら10未満なのに」
陜介「そうじゃなくお」
矎咲「眉毛が10以䞊あるっおこずもしかしお私の顔は眉毛っおこず」
陜介「そんなこずは蚀っおない」
矎咲「じゃあ錻毛」
陜介「眉毛でも錻毛でも耳毛でもない」
矎咲「じゃあ、䜕毛」
陜介「毛から離れおくれ」

   矎咲、ハサミを取り出しお髪の毛を切ろうずする

陜介「髪の毛を切り離すな」
矎咲「離れろっおいうからどうしたらいいのよ」
陜介「知らないよ そもそも、お前は誰なんだよ」

   矎咲はハサミを構えおニダリず埮笑んだ。

矎咲「さヌお、私は誰でしょう」

   矎咲、ハサミをシャキっず切る仕草
   ハサミが空を切る音
   暗転

堎面2校舎の屋䞊

   明転

陜介「え え なんで」
矎咲「ようこそ屋䞊ぞ」

   カラスが鳎く

陜介「どういうこず」
矎咲「このハサミで、あなたの時間をカットさせおもらいたした」
陜介「うん、そういうこずか。どういうこず」
矎咲「時蚈を芋お」
陜介「え 時 いや、朝だろ今」
矎咲「時間くらい時間を切らせおもらいたした」

   陜介は矎咲を䞍審な目で芋぀める。
   カラスが鳎く

陜介「お前、誰だ」
矎咲「誰でもよくない それより助けに来たんだけど」
陜介「䜕を」
矎咲「䞖界を」

   カラスが鳎く

陜介「ずいぶん倧きく出たね」
矎咲「だっお、この埌起こるこずを考えたら、そう蚀っおも間違いじゃないから」
陜介「なに蚀っおるんだよ。この埌䜕が起こるんだよ。今日は氎曜日だから売店のサンドむッチ競争くらいしかないだろ」
矎咲「【幞せ】っお曞いお、【知らない】っお読むのよ、っおサレ劻が教えおくれた」
陜介「お前、絶察生埒じゃないな」
矎咲「そういうお前、絶察生埒だな」
陜介「そうだよ生埒だよ」

   カラスが鳎く

矎咲「そうね、あず時間埌たでは生埒でいられるけど」

   矎咲、さみしそうに屋䞊の手すりを掎む
   カラスが鳎く

陜介「うるさい カラスのくせに」

   カラスが鳎く

矎咲「カラスだず思う」

   カラス男が珟れる。䜓はカラスで顔は人間。口だけはくちばしになっおいる。

陜介「お前、ヒロト」

   カラス男が頷く

陜介「いやいやいやいやいやいや。俺ず同じくらい平凡でおなじみのお前が、そんな仮装しおドッキリするなんお陜キャやる 動画だろ どこで撮っおるの」
矎咲「動画じゃないよ」

   カラス男、匷く頷く。陜介はカラス男の顔をじっず芋る。

陜介「いやいやいやいや」

   カラス男の䜓をじっくり調べる。

陜介「いやいやいやいや」

   カラス男のくちばしの぀なぎ目を調べる。

陜介「いや 」
矎咲「信じおくれなくおもいいけど、これは本圓のこず。ヒロトくんはカラス男になろうずしおるの」
陜介「なんで」
矎咲「人は目の前に起きおいるにも関わらず理解できない事実を受け入れるのに時間がかかる。なぜ殺したんだ。なぜ䞍倫したんだ。なぜマスクを぀けるんだ。そうやっお自分を玍埗させる理由を芋぀けるたで事実が理解できないから手遅れになっおしたうの。わかる」
陜介「俺、もしかしお人類代衚ずしお説教された」
矎咲「そろそろ人類じゃなくなるけどね」
陜介「それどういう事だよ」
矎咲「鬌よ」
陜介「え」
矎咲「内面の鬌が衚面化しおるの」

   暗転

堎面3陜介の心の䞭

   陜介は䞋手で舞台を芋おいる。
   矎咲は䞭倮で向かい合っおいる二人の仲裁に立぀状態。

陜介モノロヌグ 「なんだこの感芚 」
矎咲 「ようこそ、陜介の心の䞭ぞ」
陜介 「ここは 」
矎咲 「これはあなたの心の䞭。悩みや䞍安が圢を持っお珟れる堎所よ」

   二人の男が喧嘩を始める。

男1「やめおくれよ」
男2「䜕蚀っおるんだよ、お前が望んでるんだろ」
男1「そういう意味じゃない」
男2「意味ずか関係ない。平凡じゃいやなんだろ」

  二人の動きが止たる。

矎咲「玹介したヌす。こちらが陜介の䞭の人で、こちらが陜介の䞭の鬌です」

  二人が陜介に頭を䞋げる。

男1「䞭の人やらせおいただいおいたす。い぀も倖偎の陜介さんには苊劎かけっぱなしで申し蚳ないです」
男2「䞭の鬌やらせおもらっおたす。そろそろ䞭の人ず亀代させおいただきたすので、これからよろしくお願い臎したす」

  陜介、瀟亀蟞什颚に頭を䞋げる

陜介「ごめん、人類代衚ずしお理解が远い぀かない」
矎咲「だから、ここはあなたの心の䞭。悩みや䞍安が圢を持っお珟れる堎所よ。同じセリフ回蚀うず混乱するからやめおもらえる」
陜介「ごめん」

矎咲「簡単に蚀うず、今ではこちらの䞭の人があなたを操っおいたした」
䞭の人「ども」
矎咲「でも、これからは䞭の人に代わっお䞭の鬌があなたを操るこずになりたす」
䞭の鬌「ども」
䞭の人「いや、それはただ決たっおないでしょ」
䞭の鬌「内定はいただいおいたすから」

   暗くなり、矎咲にスポットラむト

矎咲「癟幎以䞊前の話。この孊校が建っおいる堎所は昔は鬌里ず呌ばれおいたの。昔話に出おくる鬌はこの里出身じゃないかっお蚀われおる」
陜介「そんな事蚀われおも」
矎咲「近くに鬌無里村っおあるでしょ。あそこは鬌里の近くで人間たちが暮らしおいたからそういう名前だったの」
陜介「そうなんだ」
矎咲「人間の䞭には鬌が䜏んでるの。それが衚に出おくるず人間は悪事を犯しおしたう。でも鬌は簡単には衚には出れないわ。それは䞭の人が頑匵っおるから」
陜介「理性みたいなのも」
矎咲「近いわね。でもこの土地には䞭の鬌を匷くさせる邪気が蔓延っおいたの。だからこの土地に䜏む人達は鬌化しおいた」
陜介「鬌化  」
矎咲「それもここ最近は枛っおいたの。邪気を抑え蟌んでいたから。でもその封印が昚日解かれたの。鬌里の深い森に邪気を封印し続けおいたカナブンが䜕者かに殺されおしたっおいた。そしお森の朚から鬌の邪気が挏れ始めたの」
陜介「えヌっず  カナブン」
矎咲「叀来から䌝わる神の子ず蚀われる神尊カナブンが、邪気の湧き出す入り口を塞いでいたのです」
陜介「カナブンは、十匹くらい」
矎咲「封印にた぀わる十の文字の数だけカナブンが」
陜介「殺された」
矎咲「殺虫剀で䞀気に」
陜介「あああああああ」
矎咲「どうしたの」
陜介「いや、なんでもない。続けお」
矎咲「そしお、この孊校には邪気のピヌクポむントがあるの。だから孊校の生埒達はどんどん鬌化しおいくわ。圓然、あなたも」
䞭の鬌「うおヌ力がみなぎるううううううう」
矎咲「ね」
陜介「鬌化したらどうなるの」
矎咲「人によるわね。さっきの人はカラスの鬌よ」
陜介「カラスの鬌」
矎咲「ちょっずだけ角が生えおたでしょ」
陜介「そうだったっけ」

   カラス男が陜介の元に飛んできお頭を芋せる。陜介、぀むじのあたりをかき分けるように芋る。

陜介「ホントだ」

   カラス男は満足そうに鳎いお飛び去る。

矎咲「ずいうわけで、あなたの心のなかで䞭の人ず䞭の鬌が戊っおいるのでごさたいたす」

   雰囲気が倉わっお、ボクシングの詊合颚に

矎咲「第䞀ラりンド開始」

   ゎングが鳎る。

   䞭の鬌ず䞭の人が䞀発ギャグ察決。
   毎回ネタは倉える。
   勝敗は回ごずに芳客の笑い声で決める。
   もし䞭の人が負けたらそのたた次ぞ。
   もし䞭の人が勝ったら調子に乗っおもう䞀個ギャグをやる。これは挔出家が絶察に぀たらないや぀を指定。そこで勝利を剥奪しお䞭の鬌が勝利。

陜介「おい 䞭の人」
䞭の人「すみたせん、倖の人  」
矎咲「さお、これからあなたは鬌になりたす」
陜介「鬌か、鬌かあああああ。あ」

   陜介、少し嬉しそうな衚情。

矎咲「どうした 気持ち悪い笑い方しお」
陜介「おれ、どんな鬌になる カラス」
矎咲「鬌は心の䞭の写し鏡。カラスだけじゃなくおいろいろな姿があるの。虎ずか鯚みたいな動物もあれば、竜ずか神だっおあるんだから」
陜介「竜それはダバい」
矎咲「テンション倉わっおるじゃない」
陜介「鬌。ありだな。おれ、どんな鬌になれるかな。堎合によっおは将来の自分ずしお鬌になるキャリアプランも芖野に入れお考えおみようかず」
矎咲「あなたはね  」

   矎咲、䜕かを取り出しお調べる

矎咲「ふうヌん」
陜介「どんな感じ 颚神雷神みたいな感じがいいなぁ」
矎咲「そうねえ、あなたは  赀鬌ね」
陜介「赀鬌 日本昔話的な」
矎咲「そうね、䞀番平凡な」
陜介「そんな」
矎咲「䜓の色が」
陜介「真っ赀で」
矎咲「パンツの柄は」
陜介「虎柄。知っおるよ 地獄で働かされおるや぀だろ 桃倪郎で最初にやられるや぀だろ ゲヌムで雑魚キャラずしおでおくるや぀だろ」
矎咲「青鬌みたいにいいダツでもないしね。平凡な鬌」
陜介「鬌、無し」
矎咲「心倉わりはやっ」
陜介「頌む、鬌にだけはなりたくない、䞭の人頑匵れ」

   䞭の人は䞭の鬌にプロレス技をかけられおいお、ギブアップ寞前。

䞭の人「ギブアップのタオル投げおください」
陜介「無理」
䞭の人「お願いしたす」
䞭の鬌「ギブアップさせるもんかぁ」

  䞭の鬌、力を蟌める

䞭の人「ぐわぁああああ」
陜介「ギブアップさせるもんかぁ」

  タオルを隠す

䞭の人「ぐわぁああああ」
矎咲「もはや、あなたはすでに鬌ね」
陜介「はっ、たずい。このたたでは身も心も平凡な鬌になっおしたう。平凡ズだったヒロトにすらバカにされる」
矎咲「さっきから気になっおたんだけど平凡ズっおなに」
陜介「あんた、色々よく知っおるから鬌にならない方法も知っおるんだろう。助けおくれ」
矎咲「いいよ」
陜介「え 軜い。もっず無理難題を抌し぀けお俺を困らせお喜ぶのかず思ったら」
矎咲「そんな性栌悪くないよ」

   矎咲はオレンゞ色の頭巟を取りだす。

矎咲「これをかぶせれば倧䞈倫」
陜介「なにそれ」
矎咲「私は、貎方に呜を助けられたあの時の 」
陜介「俺、鶎ずか助けた芚えはないけど 」
矎咲「ほおずきです。よく地元の悪友にはほおずきんず呌ばれおいたす」
陜介「ほおずき」
矎咲「あなたは朚に向かっお䜕かを叫んだあず、こっちに向かっお走っおきた。道に転がっおいた私は貎方に螏たれる寞前でした。でも貎方は華麗に私だけを避けお走っおいきたした。あの時はありがずうございたす」

   陜介だけにスポットラむト

陜介モノロヌグ「たたたただろ、それ。でも、利甚するしかない」

   スポットラむト戻る

陜介「たのむ、かぶせおくれ」

   暗転

陜介モノロヌグ 「ほおずきんちゃんは孊校の生埒党員にオレンゞ色の頭巟、通垞ほおずきんをかぶせお、鬌化した生埒を党お人間に戻した。たた封印のカナブンは発芋するのにも宝くじに圓遞する確率なんだけど、色々な手を尜くしおどうにかこうにか集めお再び封印した。珟実ず違っおお芝居っお玠晎らしい。そしおたた平凡な日々が始たった」

堎面4教宀

   陜介、舞台䞊でスポットラむト

陜介モノロヌグ 「俺の名は平陜介。平凡な高校に通う平凡な高校生だ。身長は㎝、䜓重キロ、顔は䞭の䞭の䞭。出垭番号も番ずいう意味のない数字。平凡、絶平凡」

   陜介、芳客垭に向かっお

陜介「でも、それでいい。平凡の平は平和の平。だっお鬌に䞖界を埁服されるよりはよっぜどたしだから。僕は平凡であるこずを誇りに思っおいる だから毎朝、孊校に行く途䞭に森ぞ向かっお叫んでるんだ。『ありがずうヌヌヌ平凡ヌヌヌ』」

   矎沙が舞台䞊に駆け蟌んでくる。

矎沙「陜介 倧倉」
陜介「久しぶり、どうし  」
矎沙「たた鬌が 鬌が出る」
陜介「え どうしお カナブンはいるでしょ」
矎沙「今床は邪気を封印しおいた鳩たちが、いなくなっおしたったの」
陜介「なんで」
矎沙「毎朝、森に異様な叫び声が響いおいるの。その声のせいで鳩が逃げおしたったみたい」
陜介「  」
矎沙「鳩を䞀緒に捕たえお欲しいの」
陜介「わかった 任せろ なんでも蚀っおくれ。矎沙の力になるから」
矎沙「さすが陜介」
陜介「あず、なんかごめんな」
矎沙「どういう意味」
陜介「気にするな」

   #陜介ず矎沙は手を぀ないで、封印の鳩を求めお走り出す。

完

#創䜜倧賞2025 #ホラヌ小説郚門

いいなず思ったら応揎しよう

田原にか 毎週ショヌトショヌトnoteずいう䌁画の運営をしおおりたす。ショヌトショヌトや猫ショヌトショヌトも曞いたりしおおりたす。サポヌトいただけたら、サポヌタ様ぞ足を向けお寝ないず蚀う特兞が぀いおおりたす。最終的には倜空にしか足を向けお寝れないほどファンが増えるのが倢です。