公務員を辞めて大手民間に転職した。それでも僕は働きたくない
「あー、働きたくない」
朝起きた瞬間、普通にそう思います。
日曜日の夜も憂鬱です。
会社に行って、癖の強い上司から気まぐれな指摘が飛んできた日なんて、さらに思います。
「やっぱり働きたくねえな」と。
僕は34歳で、10年間勤めた公務員を辞め、大手民間企業に転職しました。
転職して約2年。
やりたかったDXの仕事にも関われています。
AIを使って新しいものを考えるのは楽しいですし、自分が考えたことで多くの人が動いてくれたときには、かなりやりがいを感じます。
それでも36歳になった今、変わらないことがあります。
僕は、やっぱり働きたくありません。
よく「好きなことを仕事にすればいい」と言います。
でも、楽しい仕事と「働きたい」は、僕の中では別物です。
もし一生働かなくても困らないだけのお金があったら?
たぶん僕は会社を辞めます(笑)。
ある日は10時まで寝る。
別の日は朝5時に起きて、ゴルフの打ちっぱなしに行って、筋トレして、サウナに入る。
家に帰って本を読んで、眠くなったら寝る。
昼からふらっと旅行に行くのもいい。
そして、家族とゆっくり過ごしたい。
考えてみると、僕は「何もしたくない」わけではありません。
自分の時間を、自分で決めたいのだと思います。
じゃあ、なぜ今も働いているのか。
一番は、家族との生活を守るためです。
家族と安心して暮らしたい。
一緒にご飯を食べて、たまには旅行にも行きたい。
そのためにはお金が必要だから、働いています。
だからこそ、ときどき矛盾も感じます。
家族との生活を守るために働いているのに、残業が増えて家族との時間が減る。
仕事のストレスを家に持ち帰る。
会社の都合による転勤で、家族の生活そのものが変わる。
そうなったら、
「何のために働いているんだっけ?」
と思います。
僕の中には、仕事に超えてほしくないラインがあります。
仕事によって、仕事をする目的だったはずの生活が壊れ始めるラインです。
そこを超えたら、たぶん僕は辞めます。
公務員から民間に転職して、仕事が面白くなった部分は間違いなくあります。
でも、「働きたい人」にはなりませんでした。
36歳になった今は、それでいいと思っています。
仕事を人生の一番上に置かなくてもいい。
僕が欲しいのは、仕事だけで満たされた人生ではありません。
家族と過ごして、本を読んで、旅行して、ゴルフに行く。
その生活を守るために仕事がある。
今の僕には、そのくらいの順番がちょうどいいです。
もし一生困らないだけのお金があったら、それでも今の仕事を続けますか?
