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New York Journal #42|Day2-23「2nd Ave / 23th St | チリビーンズのスープを飲みながら」

僕らは夕方の買い物を楽しみ、ホテルに戻ったのだった。時間は16時半を回った頃だった。シャワーを浴びる選択肢もあったけれど、なんせ、僕らは今日、こちらに着いたばかりなので、とにかく眠かったから、先に食事を済ませることにした。

窓際のテーブルに買ってきたスープが2つ、サンドイッチ、サッポロのビール、ワインを注いだグラスを置く。彼女はビール、僕はワイン。窓から見えるのはニューヨークの先進的なような、昔からあるようなそんな街並みだった。ホテルはパークレーンだったけれど、僕らの泊まった部屋からはセントラルパークを見渡せはしない。何もセントラルパークが見えなくたって、それはそんなに重要なことじゃないだろう。仮にオーシャンビューを売りにしているホテルだとしても、オーシャンビューのある部屋に泊まることが全てじゃないのと同じように。
それよりも、僕らに価値があること。それは、日本から離れた場所でニューヨークの街を眺めながら、ひと時の食事を楽しむことなのかもしれない。けれど、それも全てじゃないだろう。

彼女がPRETで買ってきたスープの中身を僕は知らなかった。彼女に任せていたのだ。そこで、ささいなことかもしれないけれど、僕は2つのスープは違う種類のスープかと思ったというようなことを話の中でした。結局は2つとも同じチリビーンズのスープを彼女は買ってきてくれたわけで、僕はスープにこだわりはないから、それでよかったのだ。ただ、彼女にちょっと嫌な思いをさせてしまったのかなぁ、なんて少し気にしたのだった。

ホテルから見える日は沈み始めていた。もうすこしで、夜になる。

僕はニューヨークの街並みを眺めながらチリビーンズのスープを飲んだのだった。

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