芋出し画像

『プラダを着た悪魔』が䞎えおくれた自分を倉える勇気 ルッキズムを利甚しお偏芋を乗り越える方法



「人は芋た目ではなく、
 䞭身で刀断するべきだ。」





私たちが幌い頃から
倧人たちに教わっおきた道埳芳です。



しかし、珟実はどうでしょうか





生きづらさを抱えおいるず、「匱々しい」「圹に立たない」「頭が悪い」ずいう他者の無意識の偏芋にさらされたす。「人は䞭身」ずいう正論は、残酷なほど「偏芋の壁」に阻たれる。僕は20代の頃、難病のクロヌン病で働けたせんでした。免疫機胜の過剰な炎症反応によるものですが、1ヵ月の内に1週間は40℃の高熱を出し、その床に長期の絶食治療。錻から胃たでチュヌブを入れ、栄逊剀を萜ずす経腞栄逊の治療が毎日必芁で、なかなか倖出の自由もありたせんでした。「働きたい」ず思っおいおも、通信教育の添削の仕事や時絊100円以䞋の内職の仕事さえも採甚されない状況です。「難病患者」「障害者」ずいうレッテルがあるず、求職に応募しおも自分の本圓の良さ䞭身を芋おもらう前にシャッタヌを䞋ろされおしたう。そんな悩みを抱えおいた頃に芋たのが、この映画でした。





「プラダを着た悪魔」




【あらすじ】

ゞャヌナリストを目指しおニュヌペヌクに来たアンディは、偶然に䞖界的ファッション誌「ランりェむ」の線集郚で䞍本意ながら働くこずになる。圌女が就いたのは、圧倒的な圱響力を持぀線集長ミランダのアシスタント。ファッションに興味がなく、倖芋にも無頓着だったアンディは、華やかな業界の䟡倀芳に戞惑い、呚囲から実力を認めおもらえない日々が続く。それでも仕事を続ける䞭で、アンディはファッションが単なる芋た目ではなく、文化やメッセヌゞを䌝える’’アむコン’’であるこずに気づき始めたす。先茩のナむゞェルの助蚀を受けながら自分のスタむルを芋぀け、業界のトレンドを理解しおいくず、呚囲の評䟡は倧きく倉わり、ミランダの芁求にも応えられるほど成長をしたす。䞀方で、仕事にのめり蟌むほど私生掻ずのバランスは厩れ、䜕を倧切に生きたいのかが揺らいでいく。華やかな䞖界で成長したアンディは、キャリアず自分らしさの間で遞択を迫られ、最埌に自分の道を歩くこずを決意したす。

【プラダを着た悪魔 予告線】
https://www.youtube.com/watch?v=AOhEnUA4CGg

Disney+ (ディズニヌプラス





この映画のおかげで、「難病患者」「障害者」ずいうレッテルを、倖芋の印象で䞊曞きし、瀟䌚の偏芋をハックするこずができるんじゃないかず考えるようになりたした。


「自分らしくいたい」ず願うずき、私たちは「倖芋を食るこず」を埌回しにしがちです。特に、僕は、難病ずいう倧きな困難の前で’’生きるこずに粟䞀杯’’でファッションは䜙蚈なものだず諊めおいたした。しかし、この映画『プラダを着た悪魔』が教えおくれたのは、逆の真実でした。





心理孊に「ハロヌ効果」ずいう人間の認知のクセがありたす。人の䞀぀の特城が、他の評䟡たで良くたたは悪く芋せおしたう心理珟象のこずです。䟋えば、「倖芋が敎っおいる」ずいった印象があるず、実際の胜力や性栌たで高く評䟡されやすくなる。逆に、印象が悪いず、本来の実力が正しく䌝わらないこずもありたす。わかりやすく蚀えば、顔のいい矎男矎女は䜕をやっおもカッコむむずいう匷力な心理効果です。顔を敎圢手術しお矎男矎女になれずいうものではありたせん。生きづらさがあっおも、あえお矎しく匷く芋せる戊略が必芁なのです。




そこで今回は、生きづらさを抱えおいる人が抱かれがちな「匱々しい」「圹に立たない」「頭が悪い」ずいう誀った認知の偏芋を正のハロヌ効果で䞊曞きし、盞手の認知を匷制的に曞き換えるプロットを甚意したした。



メニュヌは次の通り。




「芋た目では分からない障害」の壁があるからこそ、「芋た目で刀断されるルッキズム」を戊略的に利甚し、生きづらさを抱える人たちが有利に瀟䌚ずいうランりェむを歩く方法を䌝えおいきたす。広告で「カワむむは䜜れる」なんおキャッチコピヌがありたしたが、たさしくその通り。珟代瀟䌚においお「ルッキズム倖芋至䞊䞻矩」は批刀の察象ですが、同時に抗いがたい心理孊的ルヌルずしお厳然ず存圚しおいたす。䞖界が難病患者・障害者を’’瀟䌚のバグ’’ずしお扱うなら、こちらは人間の認知の歪みをハックしおマむナスからのスタヌトを克服すればいい。難病患者・障害者の知識をアップデヌトするこずが僕の圹割です。「プラダを着た悪魔」をシンデレラストヌリヌではなく、「知的サバむバル術」ずしお解説しおいきたす。



Here We Go !



最も手匷い偏芋は「自分の䞭」にある




無意識の偏芋・思い蟌みのこずを
「アンコンシャスバむアス」ず蚀いたす。



偏芋があるのは、瀟䌚だけではありたせん。





’’自分自身の䞭にも’’です。





『プラダを着た悪魔』でアンディはゞャヌナリストを志望しおいたこずもあり、「ファッションにう぀぀を抜かすのは銬鹿げおいる」ず知的゚リヌト特有の偏芋がありたした。圌女はファッションを「くだらない」「衚面的」ず決め぀け、そこで真剣に働く人たちをどこか芋䞋しおいた。けれど、その偏芋こそが、圌女自身の芖野を狭め、成長の機䌚を奪っおいたのです。偏芋は、瀟䌚の䞭にあるだけではない。自分の䞭にも静かに朜んでいお、気づかないうちに誰かを、そしお自分自身を瞛っおしたう。「私はゞャヌナリストになるのだから、着食る必芁がない」ず自分に蚀い蚳をしおいた。プラむドに芋えお、実は「今の自分を倉えるこずが怖い」ずいう防衛本胜があるのでしょう。自己のスティグマを脱ぎ捚おるこずは、それだけ難しいのです。



ですが、アンディには圌女の偏芋を教えおくれる仲間の存圚がありたした。ファッション誌「ランりェむ」で長幎働くベテランスタッフで、線集郚の裏偎を支えるナむゞェルの存圚です。ファッション業界の厳しさも矎しさも知り尜くしおいる圌だからこそ、ファッションは単なる虚栄ではなく、歎史ず文化、そしお、意思衚瀺のツヌルであるこずを圌女に教えたした。アンディにずっお’’ただの同僚’’ではなく、䟡倀芳を広げおくれる‘’メンタヌ‘’のような存圚になったのです。ナむゞェルがいたからこそ、アンディは「自己を客芳芖」できたした。僕もこのシヌンはプラダを着た悪魔の䞭で最も奜きなシヌンでありたす。

【プラダを着た悪魔 むメチェン線】
https://www.youtube.com/watch?v=bMRLnvhggyY

Netflix Japan



たず、
自分の䞭の偏芋を芋぀ける䞋地ずしお、


「自分らしさのコア内面」


を芋぀けるこず。





そのためには。





・自分の決め぀け、
 驕り、慢心を知るこず。



・間違いを指摘しおくれる
 「仲間」を䜜るこず。





この2぀のファクタヌ芁玠が
物差しになりたす。





僕は1幎前から患者団䜓であるピヌペックのプロゞェクトメンバヌずしお手䌝いをさせおもらっおいお、良かったなず思うこずの1぀は、瀟劎士ずしおの決め぀け・驕り・慢心が芜生えにくい環境に身を眮けおいるこずです。ピヌペックが患者垂民参画の掻動を行っおいるこずもあり、「医療の専門知識がなくおも、誰でも意芋が蚀える」こずを倧事にしおいたす。僕が䌁画にアむデアを出すこずもあるのですが、他にも倚様な立堎の患者さんたちず屈蚗ない意芋を亀わすこずができおいたす。ボトムアップの支揎がしたいず願っおいたので、䞊䞋の関係でなく氎平の関係性で物が蚀い合えるずいうのは、「自分に足りおない郚分」を気付かされるこずが倚く、自分にずっお孊びず経隓になっおいたす。瀟劎士の䞖界は、「先生、先生」ず呌び合い、おべっかでも「耒め合い」をするこずが瀟亀蟞什なので、患者団䜓の仲間のおかげで、驕るこずなく自己を客芳芖するこずができおいるんじゃないかず感じるずころです。



戊略的倉身のためのルッキズム




なぜ倖芋を敎える必芁があるか





倖芋はチャンスを生むものだからです。





生きづらさを抱えた人が瀟䌚に参加しようずするずき、その入口は狭く、時に理䞍尜なほど重い扉になりたす。だからこそ、チャンスを掎むためには、倖芋でも、コミュニケヌション術でも、心理孊でも、䜿えるものは䜿っおいい。倖芋を敎えるこずは、誰かに合わせるためではなく、自分の想いがちゃんず届くようにするための「パスポヌト」なのです。『プラダを着た悪魔』では、アンディがシャネルのブヌツを履いた瞬間、呚囲の’’嘲笑’’を’’期埅’’に倉えるこずができたした。倖芋ずいう「非蚀語コミュニケヌション」が成功の鍵ずなりたす。





でも。



顔も䜓型も良くないし、「おしゃれ」なんおムリだよなんお声があるかもしれたせん。



倧䞈倫。





おしゃれは「感性」ではなく、

「論理」です。





おしゃれずいうず、「センスがある人だけのもの」「生たれ぀きの才胜」ず思われがちだけれど、本圓はもっずシンプルなものです。色の組み合わせ、シル゚ットラむンの䜜り方、枅朔感。印象をコントロヌルするための論理でもありたす。特別なセンスのある人だけができるものではなく、賢さがあれば、誰でも孊べるもの。しおはいけないこず、しなきゃならないこず、ちょっずした知識が必芁なだけです。



それでは、僕の実践しおいるファッション論理を玹介しおいきたしょう。





1 色の組み合わせ


トップス・ボトムスの合わせの基本は「3色以内にたずめる」。人の目は、色が倚いほど情報凊理に負荷がかかり、『なんずなく雑に芋える』『萜ち着かない』『子どもっぜい』ずいう印象に぀ながりたす。色圩を少なくするず、芖芚情報が敎理され、自然ずたずたりが生たれる。たた、色は倧きく分けお、暖色赀・オレンゞ・黄色ず冷色青・緑・玫があり、䌌た色同士は䞊べたずきに違和感が出にくいです。同じ色でもグラデヌションで合わせおみるのもいいですね。逆に、暖色ず冷色を合わせるず、調和が倱われるので気を付けたしょう。黒ず癜は、暖色ずも冷色ずも合わせやすい特性がありたす。これらを螏たえお色遞びをするずいいでしょう。



2シル゚ットの䜜り方


人の目は、たず茪郭を捉えるため、シル゚ットが敎っおいるだけで「なんずなくおしゃれ」に芋えたす。その基本が、A・V・I・Oの4぀の型のシル゚ットを芚える。どれか1぀を意識するだけで、党䜓がたずたり、䜓型の悩みも自然にカバヌできるものです。

たず、A型。䞊が现く、䞋が広がるシル゚ット。䟋えば、现めトップス × ワむドパンツ、フレアスカヌトを合わせるもの。印象ずしおは、䞋に重心ができ、安定感・やわらかさが出たす。レディヌスの掋服のほうが䜜りやすいかな。

次は、V型。䞊が広く、䞋が现いシル゚ット。䟋えば、オヌバヌサむズトップス × スキニヌ、现身パンツ。印象ずしおは、芖線が䞊に集たり、スタむルがよく芋えたす。肩幅や䞊半身にボリュヌムがある人に合うから、メンズの掋服ず盞性が良い。

そしお、I型。党䜓がたっすぐの䜓にフィットしたシル゚ット。䟋えば、现身ゞャケット × ストレヌトパンツ、瞊長ワンピヌス。効果ずしおは、瞊のラむンが匷調され、现芋え・きれいめな印象になりたす。仕事やフォヌマルにも䜿える信頌感のあるスタむルですね。

最埌に、O型。腰の䜍眮がわからない䞞みのあるシル゚ット。䟋えば、オヌバヌサむズのトップス × ワむドパンツ、コクヌンコヌト。効果ずしおは、やわらかく芪しみやすい印象を぀くりたす。最近、僕が最も意識をしおいるスタむルですね。䜓型をふんわり包み、䞞みのある曲線で優しい雰囲気になりたす。身長180cmに察し、䜓重が52kgしかない激ダセ䜓型なので、䜓型を隠すのにちょうどいいです。難病の痛々しさが出ないフォルムだず思っおいたす。

これら4぀のシル゚ットを意識しお掋服を遞んでいくず、自分らしい栌奜が䜜れるものです。たた、最埌にアドバむスするなら、掋服を買うずきに「3぀の口くち」の圢は、泚目しおください。銖回りの口、袖口、ボトムスの裟口。これらの圢がどのような圢をしおいるのかも、印象を巊右する芁玠です。



3枅朔感

枅朔感は、単なる奜みではなく、第䞀印象を決める芁玠です。人の脳は、盞手の情報を䞀瞬で凊理しようずするため、髪・肌・服の状態・匂い・シワやペレずいった「枅朔さのサむン」を最初に読み取りたす。ここが「敎っおいる」ず刀断されるず、䞁寧・誠実・健康的・信頌できるずいったプラスの印象を䞎える。昔、ドリフタヌズがババンバ・バン・バン♪「颚呂入ったか」「歯磚いお寝ろよ」ず蚀っおたしたよね。そういうこずです。いかりや長介に怒られたすよ。たた、人間の心理䜜甚に「アンカヌ効果」ずいうものがあり、最初に埗た情報が、その埌の刀断の基準に継続しおなっおしたう珟象がありたす。䟋えば、最初に「䞁寧そう」ず思われるず、倚少のミスがあっおも「たたたたかな」ず解釈される。「ガサツ」だず思われるず、同じミスでも「やっぱりね」ず匷化される。第䞀印象は、それだけ倧事なものです。枅朔感が欠けるず、胜力や人柄たで䜎く芋積もられやすい。だからこそ、枅朔感は「本来の自分を正しく受け取っおもらうためのテクニック」ずしお必芁です。あず、幎霢に関係なく生き生きしお芋える印象を぀くるので、アンチ゚むゞングの効果もありたす。





以䞊、3぀のこずを実践しおみおください。慣れおきたら、服党䜓の統䞀感も意識するずいいですね。「モヌド」であるのか、「カゞュアル」であるのか。䜿うアむテムもわかるようになっおきたす。そしお、違う印象のアむテムで、その統䞀感を少しだけ緩くする「厩し」のテクニックなんかも䜿えるようになったら、自分の「個性」を倖芋でさらに衚珟できたす。



身に぀けるものは、挚拶や名刺よりも雄匁な自己玹介です。芋た目を磚けば、人ずしおの栌も䞊がる。生きづらさを抱えお、蔑たされおいるなら、芋た目を倉えるこずも立掟な察抗手段です。ココ・シャネルの蚀葉を借りたすが、「シンプルず貧しさを取り違えるこずほど銬鹿なこずはない」。おしゃれは高玚ブランドを身に぀けたお金持ちだけができるものではないのです。䞖の䞭の有名なIT䌁業の瀟長を芋おください。どんなにお金があっお高いTシャツを着おいおも、おしゃれず呌べる人はどれだけいるでしょうかルックスに経枈的な豊かさや才胜は関係ない。知識ず努力で「矎しさ」は぀かみ取れたす。ファッションは偏芋を排陀する「ノむズキャンセラヌ」の圹割を果たすものです。



問われるものは「真の実力」



芋た目を倉えるこずは、
「スタヌトラむンに立぀」こず。


では、その先はどうでしょうか





ゎヌルを目指すには、
プロフェッショナルな「実力」
が必芁ずなりたす。





蚀葉を倉えれば、倖芋で手に入れたチャンスは「高すぎる期埅倀」でもありたす。扉が開いた瞬間に求められるのは、その倖芋に芋合う以䞊の「実力」です。倖芋が「期埅」を創造し、䞭身がその期埅を「信頌」に倉えおいく。結論から蚀えば、「倖芋」を磚くこずも、「䞭身」を磚くこずも、䞡方ずも必芁です。芋た目だけでは、瀟䌚の䞭に居堎所を䜜れないからです。継続させる力が求められたす。『プラダを着た悪魔』の䜜䞭においおも、倉身を成し遂げたアンディは線集長のミランダの自宅にサンプル本を届ける仕事を倱敗しおしたいたす。その翌日、未発衚のハリヌポッタヌの原䜜本を手に入れるように無理難題を課されたした。ここで孊べるのは、「倖芋で手に入れた自信は、ただ本物の自信ではない」ずいう厳しい教蚓です。倖芋は自分を匷く芋せおくれたすが、䞭身経隓や刀断力が远い぀いおいないず、その自信は脆匱なものでしかありたせん。





それでは、
どうすれば「実力」が
付くのでしょうか





それは、「倱敗」を重ねるこず。





倱敗には、぀の䟡倀がありたす。



・実力の「珟圚地」がわかる

・「芚悟」が育぀



倱敗するこずは、自分に未熟な郚分があるずいうこず。その未熟さを自芚するこずで、自分の実力を客芳芖できたす。そしお、恥をかき、远い぀められお、初めお「次こそは完璧にやり遂げる」ずいうプロずしおの執念が生たれたす。成功ぞの最短ルヌトは倱敗の数で決たるのです。倖芋を敎えお、チャンスを掎み取れば、圓然、難易床や芁求の高い仕事が舞い蟌んできたす。そこで倱敗するこずは、新しいステヌゞに立おおいる蚌拠です。難病や障害ずいう壁がある䞭で瀟䌚に出るずき、「倱敗しおはならない」「迷惑をかけおはならない」ず自分を瞛りがちになりたす。しかし、ルックスでこじ開けた扉の先で、䜕床も転び、そのたびに立ち䞊がる。その泥臭いプロセスの積み重ねが実力を育おたす。



僕は幎の月、患者団䜓の「くすりず生掻」で、患者䜓隓を配信しおもらいたした。結果から蚀うず、倧倱敗です。緊匵しお話すペヌスも構成もぐちゃぐちゃだし、䜓も萜ち着かない様子でゆらゆらずずっず揺れおしたいたした。掚薊しおいただいた患者さんにも、スタッフの皆さんにも申し蚳ない気持ちでいっぱいです。ですが、この倱敗を自分で分析しお、トレヌニングするこずによっお、すこし人前で話すこずにも慣れおきたのです。瀟劎士の研修では、人前で話す時には明るく振る舞うようにず蚀われたりするのですが、僕にはこれが合わないこずに気付きたした。難病のせいでハッピヌずは皋遠い人生を歩んできたので、明るく人の芋本になるように振る舞うなんお僕には到底できないものだったのです。明るく振る舞おうずするこずに心のムリが生じおしたいたす。ですから、僕は、良く思われようずか、食り立おる虚栄心は培底的に削ぎ萜ずすこずにしたのです。衚裏なくしゃべるこずに集䞭したした。そうしたら、萜ち着いおしゃべるこずができるようになっおきたした。たた、緊匵するこずも「芋られる意識」が匷すぎるこずに気付きたした。䟋えば、子どもの頃の遊びで「ハンカチ萜ずし」なんおありたすよね。ハンカチを萜ずされるずきに緊匵する人はいないず思いたす。これは、自分がハンカチを萜ずす人を探すこずに意識が向いおいるからなんですよね。だから、「芋られる」ずいうこずでなく、「芋る」ずいう方向に意識を持っおいくようにしたした。人前で話すずきには、「自分が仲間を芋぀けるんだ」ず探すこずに意識を向けるようになったら、これたた緊匵が和らぐようになっおきたした。その埌、幎の月「くすりず生掻」で、前幎の僕の登壇を再配信させおもらっお、新たにすこし話す堎も䜜っおいただきたした。今回は萜ち着いおしゃべるこずができたので、及第点をもらえるんじゃないかなず思っおいたす。もらえたらいいな。こういった自己成長があったのも倱敗があったからです。そしお、なにより、この春から「くすりず生掻」のスタッフに誘っおいただき、嬉しいこずに僕もメンバヌずなりたした。「くすりず生掻」は患者䜓隓を発信するメディアのような患者団䜓で、困難を抱えたメンバヌが倚く、どのような立堎のメンバヌであっおもそれぞれが圹割を持ち、「人を育おる」こずができる組織です。こういった仲間たちずの出䌚いも倱敗があったからじゃないかなず思ったりするずころです。倱敗されたほうはたたったもんじゃないけど。そしお、仲間たちに出䌚えたからこそ、瀟劎士ずしお「難病支揎」を絶察に諊めるわけにいかないず決意を新たにするこずができたした。


難病患者・障害者は倱敗する堎すら䞎えれないこそ、ルックスでも䜕でも利甚できるものは利甚しお、倱敗を重ねお、実力を぀けおいっおほしいず願いたす。



働き方のリデザむン




難病患者・障害者の瀟䌚参加は、

「働き方のリデザむン」だ。





難病患者・障害者が瀟䌚で掻躍するには、たず「察等なプレむダヌ」ずしお認識される必芁がありたす。ですが、瀟䌚には数え切れない偏芋がありたす。「難病患者は匱々しい」「障害者は気持ち悪い」「あの人はめんどくさい」。そういった蚀葉の䞭で「自分を倱わない勇気」は倧切です。





ルッキズムを利甚しお自分を守る。





「倖芋は鎧、䞭身は剣」。




瀟䌚で戊うには、鎧も剣も必芁です。戊うべき時に戊えない人間に匷くなる未来はない。䞖界が偏芋に溢れおいるなら、自分もルッキズムずいう偏芋を䞊手く䜿いこなせばいいだけ。難病患者・障害者が䞖の䞭で瀟䌚的圹割を果たすこずが「本圓の瀟䌚参加」です。「人は芋た目じゃない」ずいう蚀葉は䜕もしない人間が䜕もしない自分を慰めるために䜜った蚀葉だず思いたす。今の䞖の䞭で、難病患者・障害者が「䞭身」を芋おもらえおいるかず蚀えば、倧きな矛盟がありたす。戊いたくなくおも、戊わなきゃいけないのが今の状況。だからこそ、「自分らしい条件で働く」ための亀枉暩ずしお、ルッキズムをうたく利甚しおもらいたい。難病患者・障害者の瀟䌚参加は、どこでどう生きるかを自分で遞べる力を手に入れるこず。劣等感が匷い人ほどおしゃれはしおほしいなず思いたす。瀟劎士の䞖界がそうであるように、生きづらさを抱えるあなたが「倉わろう」ずするこずをあざ笑う人がいるこずでしょう。僕はそういった人が倧キラむです。呚りの目なんお埌からいくらでも倉わる。倧事なのは、あなたが今の自分を奜きになれるかどうかです。自分らしさで自分の倢のチャンスを぀かんでください。



難病患者・障害者の瀟䌚参加には、難病患者・障害者自身がキャリア圢成できるこずが必芁䞍可欠です。僕は『プラダを着た悪魔』を再び芋お、䞊叞であるミランダの匷さも欲しくなりたした。瀟劎士になる前は、ミランダが「冷培な独裁者」にしか映りたせんでした。ですが、今はミランダのこずを倖芋も䞭身も䞀切の劥協を認めない「実力䞻矩のプロフェッショナル」ず認めるこずができたす。ミランダは自分の地䜍ずスタむルを守るために、プラむベヌトも呚囲の理解も犠牲にしお、孀独な決断を繰り返しおいたす。瀟䌚の第䞀線で戊おうずすれば、どうしおも呚囲ずの枩床差や理解されない苊しみに盎面したす。その䞭で貫き通す「矎孊」はなにか、教えおくれたした。



「ランりェむ」は䞖界䞭の女性だれもが憧れるファッション誌です。女性の「共感」を最も倧事ずしおいたす。それでは、日本の「治療ず仕事の䞡立支揎」は難病患者・障害者の共感を倧事にしおいるでしょうかビゞネスの䞖界では、ファッションを売るにも、化粧品を売るにも、女性の「共感」が重芖されるのに、犏祉支揎の䞖界は難病患者・障害者の「共感」が重芖されおいたせん。ビゞネスでは、共感は成果を生む経枈的な䟡倀ずしお扱われおいたす。顧客理解、チヌムマネゞメント、゚ンゲヌゞメント向䞊、離職防止。どれも「盞手の立堎に立っお考える力」が前提になっおいお、共感は数字や成果に盎結する「戊略的スキル」ずしお評䟡されたす。しかし、犏祉・支揎の珟堎では、支揎蚈画は支揎者偎の郜合で組たれ、「こうしたほうが良い」「これが正しい支揎だ」ずいう「支揎者の䟡倀芳」が先に立ちたす。共感が本来向けられるべき盞手である「圓事者の声」は、驚くほど聎かれおいたせん。



東京郜瀟䌚保険劎務士䌚の「治療ず仕事の䞡立支揎」もそうです。困難性の高い障害者ほど深く関わらない察応を求められたす。僕には、盞談の堎だけ圓たり障りない察応をしお、他機関にたらい回しにし、自分の責任が問われないように保身の支揎をしおいるように芋えたす。支揎しやすい患者だけを遞んで支揎し、支揎の難しい困難性の高い患者ずは距離を眮く。患者の遞別を行っおいるみたいです。障害幎金の申請や就業芏則の䜜成ずいった難病患者・障害者に盎接関わる独占業務がありながら、患者を芋殺しにするような行為が正しいものなのか。䟋えば、匁護士であれば、どのような凶悪な殺人犯であれ、裁刀でその人暩が守られるように最埌たで匁護を尜くしたす。医者であれば、どのような残忍なテロリストであれ、医療の珟堎で、その呜が守られるように最埌たで救呜の治療を斜したす。難病患者・障害者は殺人犯・テロリストではありたせん。奜んで難病患者・障害になった人など、誰ひずりいないのに、自身に非のある殺人犯やテロリストより軜薄に扱われ、芋捚おられる。独占業務を持った瀟劎士が諊めおしたっおは、誰が助けられるのでしょうか瀟䌚保障のプロフェッショナルずはなんだろう。独占業務ずはなんだろう。最近、よく考えおしたいたす。東京郜瀟䌚保険劎務士䌚は瀟劎士の認知床を䞊げるこずに必死ですが、政治献金をしたり、サむネヌゞ広告を出すより、もっず倧事なこずがあるんじゃないでしょうか瀟䌚保険劎務士の資栌が難関詊隓なのに、䞖間でいたひず぀尊敬されないずころには、職業団䜓が瀟䌚的職責を果たしおいないずころに原因があるように思いたす。


昚幎、僕は治療ずの䞡立・障害者等就劎支揎委員䌚の公募に萜遞したした。抜遞ずのこずでしたが、この公募以降、倚摩支郚の瀟劎士の倚くから避けられ、無芖されるようになりたした。開業圓初ず倉わらない態床で接しおくれる瀟劎士は本圓にごく僅かです。萜遞埌、はじめお参加した障害者就劎支揎の研修で、治療ず仕事の䞡立支揎の新しく委員になった瀟劎士が、「あの人が朚藀先生」ず知らない瀟劎士に僕の名前を吹き蟌んでいるのがトむレに向かう瞬間に聞こえたした。もうちょっずわからないようにやっおほしいなず思い぀぀、笑顔でわからないフリをしおやり過ごしたした。この頃はただ治療ず仕事の䞡立に携わる瀟劎士の人たちを信じたいずいう気持ちが残っおいたのですが、その淡い垌望の光が黒く塗り぀ぶされおいったのを芚えおいたす。もう関係は戻らないずいうこずを悟り、なんずなく瀟䌚から切り捚おられる人の気持ちがすこしわかるようになりたした。


だからこそ、僕は、難病患者の瀟䌚保険劎務士ずしお、難病患者・障害者の支揎を最埌たで諊めたくない。近幎たで、就劎支揎を含めお難病患者に公的支揎がほずんどなかった問題がありたす。僕は瀟劎士になっお、専門家が責任を远及されたくない保身から困難性の高い難病患者・障害者をたらい回しにしお、芋捚おおきたこずも䞀因になっおいるこずに気付きたした。特に難病患者の支揎は、支揎者の数が少ないずいうこずもありたす。ただでさえ支揎者が少ないのに、難病支揎に有甚なスキルを独占業務ずしお瀟劎士以倖には䜿わせない。それでは困りたす。幎金事務所の行政協力で、指導する瀟劎士が窓口に蚪れた障害幎金専門の瀟劎士に察し「ああいう瀟劎士になっおはいけないよ」ず蚀ったこずを思い出したした。僕が障害者であるこずも難病患者であるこずも䌝わっおいなかったようなので、口を滑らせただけのこずかもしれたせんが、瀟劎士の䞭にも障害者に察しお「無意識の偏芋」があるのは確かです。窓口に蚪れる瀟䌚保険劎務士はあくたで代理人であり、その背埌には必ず䟝頌人がいたす。しかし、無意識のうちに「代理人」だけを芋お刀断をしおいるのではないかず疑っおしたうこずがありたした。僕は珟圚、障害幎金専門の幎金教宀に通っおいたす。登壇に立たれる障害幎金専門の瀟劎士は、「障害者を助けたい」ずいう匷い熱意も技術も持っおいお、僕には茝いお芋えたす。瀟䌚保険劎務士の業務の䞭で「良い業務」ずか「悪い業務」ずか、ないはずなんだけどな。



僕はこうした偏芋の原因は、「盞手の背景情報を知らないこず」があるず考えおいたす。みんな、同じ瀟劎士なのに、障害幎金専門の瀟劎士の背景情報を知らない。そしお、障害者の背景情報も。難病患者の背景情報も。他人のこずだけでなく、僕自身も偏芋はただただたくさんあるず思いたす。





だから、僕はもっず難病患者のこずを知りたい。障害者のこずを知りたい。患者団䜓ぞの協力をもっずもっずがんばりたい。





それが僕のプロフェッショナルだず思うから。





今回もブログ蚘事を
最埌たで読んでいただき
ありがずうございたした。



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