【コラム執筆】郡上市役所が発行している『広報郡上』26年5月号 に原稿と写真提供させていただきました。ぜひご覧ください。
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「郡上の地域資源を生かし、地域の課題を解決する新しいプロジェクトが始まっています!」
水源の森を未来へ ― 企業と地域が育てる石徹白の森づくり
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岐阜県郡上市白鳥町石徹白地区では、地域の森林資源を生かしながら、水環境を守る森づくりの取り組みが進められています。
半導体研磨材メーカーである(株)フジミインコーポレーテッド(愛知県清須市)は、事業活動で使う水と自然環境との関係を見つめ直す「Water Offset(ウォーターオフセット)」を掲げた社会貢献活動を行っています。
国内拠点では年間約170万トン(平均的な25mプール4,500杯分 に相当)の水を使用する同社が、「水源地の保水容量を高めることで、使用した水を自然に返す」という考えのもと、石徹白地区で広葉樹の森づくりに取り組んでいます。
年間を通じて、公的ボランティア(公共建物の雪囲い外しや井普請など)や稲作、雪遊びなども行い、社員や家族、地域住民との体験交流を重ねています。
活動は地域団体のNPO法人やすらぎの里いとしろを窓口に、地域住民や関係団体と連携して進められています。
秋にはミズナラやコナラ、栗、オニグルミ、トチノキ、ブナなどの堅果類を森で採取し、水に浸して発芽しやすい種子を選別。
翌春3月にはフジミの工場敷地内で社員や家族とともに生分解性ポットに種を蒔きます。
苗は従業員の自宅や4ヶ所の工場で水やりをしながら育てられ、約2年後に石徹白地区の皆伐跡地へ植樹されます。
これまでに5,000本以上を植え、今後5年間で約1万本の植樹を目指しています。
地域固有の遺伝子を守るため、苗木は購入せず、すべて石徹白の森で採取した種や稚樹から育てています。
これらの活動で使われている森は企業研修の場としても活用されています。例えば、新入社員や海外拠点の社員が来訪し、源流の湧水から流域を含む川の生態系について体感しながら学んだり、植樹や苗づくりなども実施しています。
新年度4月からは石徹白小学校で森づくり体験を授業として実施する準備も進んでいます。
NPOには新たな人材も加わり、「企業×地域×専門家」による取り組みがさらに広がる予定です。
全国的な課題である山林の適正管理や継承にも向き合いながら、石徹白の森と水を未来へつないでいきます。
活動の様子はユーチューブ動画
でも発信していますので、ぜひご覧ください。

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問合せ先
NPO法人 やすらぎの里いとしろ
TEL:090-4014-1164(副理事長 大西琢也)
写真
① 種まきの様子
社員や家族とともに広葉樹の種を生分解性ポットに蒔く活動

②植樹の様子
種から育てた苗木を石徹白の山へ植える森づくり

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