【パニック障害】美容室に行けない3年間から現在にかけて|移住先で通えるお店を見つけた話
こんばんは、在宅男(たくお)です。
パニック障害歴10年。
海沿いの田舎町で細々とWebライターをやりながら生活している、40代バツイチ独身男です。
このnoteでは、パニック障害がピークだったころに「困っていたこと」「いま振り返ると異常だったと思うこと」などを発信しています。
今回はパニック障害で悩んでいる方が、一度はぶつかるであろう「美容室」の話です。
僕は30代前半でパニック症状が現れ、
30代半ばから40歳手前まで「ひどい生活」を送っていました。
※パニック障害で歯を3本なくした話はこちらから↓↓↓
歯医者に行けないくらいなので、それよりも時間が掛かる美容室なんて行けるわけもありません。
あのころ、最長で3年ほど髪の毛を伸ばし続けた僕が、
移住先でようやく通える美容室を見つけた話をしようと思います。
今回もほかの人の人生をちょっと覗き見するような感じで、気楽にお読みください。
パニック障害あるある「美容室が怖い」
「美容室」
パニック障害をテーマにしていると、どうしても避けて通れない話題のひとつだと思います。
「自分の意思で自由に動けない空間や場面」
パニック障害だと、こういうところが苦手な人は多いはずです。
病院や電車もこれに該当しますが、僕はもともと頻繁に髪を切るタイプではなかったので、
パニック障害になってからは、ことさら美容室に行けなくなりました。
普通の状態だったときでも髪を切るのは半年に1回くらいのペース。
バーテンダーをしていたころは、基本的にオールバックで髪の毛を後ろに束ねて終わり。
セットがラクで、営業中も髪の乱れが気にならないのが良い。
そんな考え方だったので、僕は20代前半のころから程々に髪が長めでした。
しかし、よく考えてみると「そもそも美容室が苦手」という意識はずっと前からありました。
高校時代はスポーツをやっていたので丸坊主。
基本的にバリカンで全部済むから、美容室に行ったことがない。
その反動で卒業後は髪を伸ばし、
平成初期に流行ったロン毛を満喫。
そんな僕が21歳ごろ、当時付き合っていた彼女と一緒に代々木上原の美容室に行ったことがありました。
このとき、オシャレ美容室に気後れしたのか、僕は髪を切ってもらっている途中にありえないほど冷や汗をかいたのを覚えています。
もしかしたら、これが初めてのパニック的な症状だったかもしれません。
とはいえ、その後10年くらいは問題なく美容室に行けていました。
3年ほど放置し、背中あたりまで髪が伸びた
30代前半で完全なパニック障害となった僕は、そこから美容室に行けなくなりました。
美容室の雰囲気が怖い。
予約の段階で息切れするから諦める。
このころ、すでに完全在宅ワークライフとなっていたので、
「もう見た目を気にしなくていいや」という精神でした。
一度、1,000円カット屋さんなら「バサバサっと切って終わりだろう」という気持ちで散髪しましたが、
その後は、3年ほど髪を切らずに生きていました。

その結果がこれです。
ちょっとロン毛どころか、スーパーロングになりました。
「髪の毛を乾かすのが面倒」という女性の気持ちが分かります。
このころ、髪を乾かすのに15分くらいドライヤーをしていました。
日中は頭の後ろで髪を丸く束ねていましたが、後頭部がずいぶんと重い。
こんな状態で過ごしていた僕が、移住をきっかけに髪を切れるようになっていきます。
移住先で散髪を決心、ようやく行ける美容室が見つかった
いま暮らしている田舎町に引っ越し、しばらく経ったころ。
車の運転に少し慣れ、外に出ることが増え、
気持ちもちょっと落ち着いてきました。
「いまの状態なら髪を切れるのでは」
「オシャレすぎないところなら気後れしないのでは」
さすがに髪の毛が長すぎて、移住先の人たちから「ヤバい人」に思われるのがイヤだった僕は散髪を決心しました。
車で5分くらいの距離なら、なんとなく精神的にも安心。
そんな条件で美容室を探し、何とか予約を済ませました。
しかし、予約を済ませた後から冷や汗がドバっと出る始末。
当日まで精神は持つのか、そして当日にちゃんと行けるのか。
3日後の散髪まで、何をしていても「美容室の予約」が頭をチラつきます。
とはいえ、いい加減髪を切らないとどうしようもない。
僕は自分の中で色々な作戦を立てながらも、3年ぶりの美容室にドキドキしまくっていました。
当日、僕はいつもの薬を飲み、自前の水を持ち、美容室へと向かいます。
到着してみると、そこには想像よりもオシャレな美容室。
だいぶ尻込みしながらも、意を決してドアを開けました。
自分より少し年上の男性がやっている美容室で、奥さんとの2人経営。
なかなかアットホームな空間。
海沿いの町らしい、ちょっとサーフショップっぽい空気のお店。
このとき僕は、髪の毛を切ってもらう前に恥を捨て、
いまの状態をあらいざらい美容師さんに話しました。
少し前に移住してきたこと。
パニック的な症状があり、じっと座っているのがきついこと。
それでも、さすがにもう髪を切らないとまずいので、このお店に来たこと。
美容師さんは「全然問題ない」といった感じで、
「それならドアを開けておくので、入口に近いところで切りますか」
「もしきつくなったらいつでも外に出ていいですよ」
など、ものすごく親身になってくれました。
髪の毛を切ってもらいながら話をしていると、どうやら美容師さんも昔は東京で働いていたとのこと。
無言よりは話をしている方が気が紛れて楽だったので、できるだけ会話が続くよう、久しぶりにバーテンダー時代のスキルを発揮しました。
そんな感じで時間は過ぎ、3年ぶりの散髪が完了。
このnoteのアイコンくらいの短さになりました。
床には、
全部まとめたら「子猫くらいの大きさ」になる髪の毛の束が。
「だいぶサッパリしましたね」
そう美容師さんに言われ、僕は「いや、頭がめちゃくちゃ軽いです」と笑いながら答えました。
3年ぶりに髪を切り、達成感でいっぱいの帰り道。
家に帰り、久しぶりに短い髪の自分を見る。
何もすごくない、普通のことが普通にできただけ。
それでも、あのころの自分にとっては大きな前進でした。
この日から、僕は美容室に行けるようになり、4年経った今でも同じお店に通っています。
いまでも髪を切りに行くときは薬を飲んでから行きますが、途中で断念したことはありません。
ちなみにいま、こんなことを書きながら、数日後に髪を切りに行くのでドキドキしています。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
事情を説明し、理解してくれる美容師さんがいたことで、
美容室が怖いという感覚が昔よりも減ってきました。
解放感があるお店だったことも、自分にとっては安心できたポイントかもしれません。
今後も、こうした過去のパニック障害エピソードや、移住してからの変化、在宅ワークのリアルな1日などを発信していく予定です。
気が向いたときに、また覗きに来てもらえれば嬉しい限りです。
同じような経験がある方からのコメントも、ぜひお待ちしております。
それではまた。
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