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情報入門:情報サイクルと情報の失敗(2月17日)はじめて学ぶ軍事学の基礎知識

情報(intelligence)とは、軍隊が状況を理解し、任務の達成を可能にし、また意思決定を最適化するための知識です。クラウゼヴィッツは、戦争において指揮官が戦争の霧(fog of war)に囲まれた状態で状況を判断せざるを得ないと述べています(クラウゼヴィッツ 1986: 上91-92)。情報はそのような環境で活動するときに欠かせない知的資源であるといえます。

一般に、情報の必要は状況の不確実性が高まるほどに増大しますが、情報を獲得するための活動に配分できる人員や装備にも資源にも限りがあるため、指揮官は不完全な情報に基づいて意思決定を下すことが珍しくありません。そのため、情報活動で敵に対して絶えず優越できるようになれば、それは大きな軍事的優位を得ることになります。

この記事では、この情報の優越を獲得するために軍隊がどのようにして各種の資料を情報に変換しているのかを情報サイクルのモデルに基づいて解説します。最後に、このモデルの限界についても触れて現代の情報活動の様相がどのように変化しているのかについても簡単に触れています。

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私は2010年から政治・外交・軍事に関する論文紹介を行う活動を続けてきましたが、昨今の世界情勢の推移…

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