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2025年10月30日の米中首脳会談でレアアース規制強化を回避したことの意義

10月30日の勧告の釜山で開催された米中首脳会談では今年の初めから続いていた米中貿易摩擦の緊張を緩和することで一致しました。トランプ米大統領は習近平国家主席との会談の後で米中双方が関税を引き下げることを約束したこと、中国がレアアースの輸出規制の発動を1年延期したこと、米国が中国船舶からの入港料の徴収を1年延期したことなどを発表しており、中国が米国産の農産物を購入することにも触れました。ただし、両国の安全保障上の問題である台湾には触れていません。

今回の米中首脳会談で外交上注目すべきはレアアースの輸出規制をめぐる駆け引きを落ち着かせたことです。今回はその背景について解説しておきたいと思います。今後、米中関係を読み解く上でレアアース貿易はますます重要な意味を持つ問題になると思います。この記事では、まず国際政治における経済的手段の使い方について基礎的な確認を行います。

次に、中国の対外政策におけるレアアース貿易の位置付けを述べた上で、今年10月に深刻になった米中摩擦の経緯を述べます。最後に米国が国内生産を拡充するために動いていること、先日の米中首脳会談でも日本が中国のレアアースへの依存を限定するために協力することで合意したことを述べたいと思います。

国際政治における経済的手段の重要性

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私は2010年から政治・外交・軍事に関する論文紹介を行う活動を続けてきましたが、昨今の世界情勢の推移…

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