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【島根半島をゆく⑥】 出雲日御碕(日御碕神社とウミネコ編)




1 はじめに位置など


前記事では、日御碕の岩石海岸や灯台を見て回りました。柱状節理も見ました。

今回の記事では、その遊歩道の南端に位置する日御碕ひのみさき神社と経島ふみしま(ウミネコ繁殖地)をリポートします。


日御碕神社と経島は海岸遊歩道の南端に位置している(現地案内板より)



日御碕神社:上図②
経島:上図③



2 日御碕神社



江戸時代初期に建てられた現在の社殿群は、境内にある14棟の建造物と2基の鳥居からなり、昭和28年(1953)に国の重要文化財に指定されているそうです。


・御由緒



・下の本社(日沉ひしずみの宮)
   主祭神 |天照大御神《あまてらすおおみかみ》
上の本社(かむの宮
   主祭神 |神素戔嗚尊《すさのおのみこと》
・古来両本社を総称して日御碕大神宮と称す
(御由緒説明文抜粋)


古事記では、天照大御神神素戔嗚尊は姉弟神。神素戔嗚尊は八岐大蛇やまたのおろち退治で有名です。その5世子孫が大国主神おおくにぬしのかみとされる。


日御碕神社HPより(末尾URL記載)




|日沉《ひしずみの宮の遠源は、神代の昔素戔嗚尊御子神天葺根命又(天冬衣命あめのふゆきぬと申す宮司家の遠祖)現社地に近い経島ふみしまに天照大御神の御神託を受け祀り給うと伝えられる。
(中略)
、、、古来日御碕は夕日をなはむけ鎮める霊域とされ、また素戔嗚尊は出雲の国土開発の始めをされた大神と称えられ、日御碕の隠ヶ丘かくれがおかは素尊の神魂の鎮まった霊地と崇められた、、、」
(御由緒説明文抜粋。表記ママ)



御由緒説明板


「隠ヶ丘」は、現在上の本社がある小高い丘のことのようです。実際現場に立つと、「霊域」であることを肌で感じるロケーションです。


※前記事では、この視点を自説のように書きましたが、すでに御由緒に書いてありました。由緒記をさらっとは読んだはずなので、なんとなく覚えていたのかもしれません。



・日沉宮


「日出る所伊勢国五十鈴川の川上に伊勢大神宮を鎮め祀り、日の本の昼を守り出雲国日御碕の清江の浜に日沉宮を建て(中略)日の本の夜を護らぬ」(御由緒説明文抜粋)

日沉宮の御祭神は天照大御神です。天照大御神は伊勢で昼を、出雲で夜を守っておられるという。
(日没時刻に伊勢から出雲へ、日の出時刻に出雲から伊勢へ、瞬間移動❕)



・神の宮


御祭神は神素戔嗚尊すさのおのみことです。

「神」をつけるのは、尊いことをいっそう強調する意味があるらしい。


ここが隠ヶ丘か
八岐大蛇?



・楼門、廻廊など



楼門
廻廊




3 経島(ウミネコ繁殖地)



・日御碕のウミネコ



日御碕のウミネコ(岸壁で群れていたが近づいたら飛び立った)


「日御碕のすぐ前にある小さな島は、経島ふみしまと言い、ウミネコの繁殖地として有名な島です。この島の名前の由来は、島の地表に見える柱状節理として知られるプリズムの形をした垂直の岩が、仏教経典の巻物を一緒に積み重ねた形に似ていることにあります。
毎年11月に、およそ300千羽のウミネコが経島にやって来ます。4月から5月にかけて、ウミネコはここで産卵し、雛をかえします。そして、7月頃、ウミネコは北へと旅立って行きます。
1992年に、ウミネコの繁殖地として国の天然記念物指定されました。」
(現地説明板より)


4月から5月にかけてウミネコはここで産卵する。なので、この日もまるでウミネコ祭りだったわ



・ウミネコの豆知識



【ウミネコ】
時期
:留鳥。または漂鳥。
環境:沿岸、内湾、港、干潟、河口に多く、河川、池などにも入る。
行動:一年中群れで生活する。砂浜、堤防、岩場などにとまって休息し、時どき一斉に飛び立っては元へ戻る行動をする。漁港や沿岸に落ちている魚、漁船や水産物の加工場から出るあら、水面近くに浮き上がってきた魚などをとらえて食べる。
鳴声:ふだんは「アー」と嘴をやや上に向けて鳴く。
(「山渓ハンディ図鑑7『日本の野鳥』」山と渓谷社 P124より)

名前:ウミネコという和名は、「アー、アー」「アア、アア」とも記せる強い鳴き声が「ミヤ―、ミヤ―」とも聴こえることによる。ネコ好きの人がどう感じるのか分からないが、ネコの鳴き声に似ているので、ウミネコカモメ(海猫鴎)である。ウミを略してネコカメモ(猫鴎)でもいいが、カモメが略されてウミネコ(海猫)である。
(「山渓名前図鑑『野鳥の名前』」山と渓谷社 P65より)


※「留鳥」とされているのは、日本列島内で短距離の移動はしても、長距離の移動(渡り)はしないから。


・シマはネコだらけ(写真中心)



経島
地表が白いのは白い💩か
ウミネコに囲まれている鳥居
なにかこの世のものとは、、、不思議な景色
(賽の河原にも見えなくもない)
鳴き声と相まって、ちょっとこわいほどの数。そんだけがんばっているんや
もう産卵を始めている?(この日は4月28日)



このシーズンに経島に来れてラッキーでした。



・仲良くいこう


日本におけるカモメ科カモメ類は26種いるそうです。ウミネコもカモメ類です。

カモメといえば、京都に住んでいたとき、冬の鴨川でユリカモメ(都鳥みやこどりが数羽飛んでいるのをよく見かけました。可愛いですね、ユリカモメ。

ところが、決して貶めるつもりなく、正直なだけですが、ウミネコはちょっとこわい。まして3000羽が群れていると、映画「鳥」(アルフレッド・ヒッチコック作品)を初めて見たときのこわさを思いだします。


天照大御神と神素戔嗚尊(仲良くしてね)←古事記



(んか、オチなしで終わります。)


【島根半島をゆく⑦】 「出雲大社と稲佐の浜」へ続く



2026.4.28
投稿 5.15



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