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ヴィオラのCis、Gis、Dis、H

手が小さいと苦労するのがヴィオラのCis、Gis、Dis、Hです。
つまり開放弦の半音上の音です。

調性上、ヴィオラでは♯が2つ目からCisが出てきます。
♯3つ目でGisが出てきます。♯4つ目でDisが出てきます。
ヴァイオリンの場合は♯3つ目のGisまで
開放弦の半音上の音は出てきません。
つまりヴィオラは構造上ヴァイオリンよりも
開放弦の半音上の音が出てくる頻度が高いのです。

開放弦の半音上の音は人差し指をナット側に伸ばして低く押さえるか
1本低い弦の小指を駒側に伸ばして高く押さえるかの二択を迫られます。
ヴァイオリンであれば、なんてことのない運指なのですが
楽器の大きいヴィオラの場合は運指に戦略が必要になります。

どちらの選択肢をチョイスした場合にも大幅に指を広げることになります。
速いパッセージの場合、移弦効率との兼ね合いで
両方を上手く組み合わせる必要があるので戦略が必要になるのです。
ヴィオラは指間隔が広い楽器なので、そのままでは届きません。
ヴァイオリンのように自由な運指が出来ないのです。
ハーフポジションと2ndポジションを激しく行き来することになります。
この難しさを言葉で例えるとすると、
左手だけで掌の上のルービックキューブを6面揃えるような動作です。

そして私の好きなスラヴ民族調の曲には♯の多い調性になりがちです。
ブラームスとドヴォルザークにもよく出てきます。
ヴィオラ的に地獄の運指の曲といえば
ブラームス 交響曲第1番 第3楽章
ブラームス 交響曲第4番 第2楽章
ドヴォルザーク チェロ協奏曲 第3楽章
スメタナ 交響詩 我が祖国 第2曲 モルダウ
ですかね。これらの曲の難しさは
ヴァイオリンパートを弾いている時には気づきませんでした。

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