オーケストラの組織論
オーケストラは小編成でも50人程度、大編成だと100人近くの人数が
20m×10mほどのステージ空間に集まって
同じ時の流れを心に刻まないと合わせることができません。
指揮を見ていれば合うというものでもありません。
奏者同士の呼吸のほうが大きな要因です。
人数の多いスポーツのサッカーでも11対11ですし野球は9対9です。
会社組織でも課の単位では多くても、せいぜい20人でしょう。
100人近いオーケストラは団体総合力の究極と言えるかもしれません。
奏者一人ひとりの個のエゴを出していては、まとまることができません。
これがオーケストラ最大の難しさでしょうね。
もちろんこの難しさは演奏面以上に、運営面で効いてきます。
選曲ひとつとってもそうですし、練習計画もそうです。
全員の望み通りになることは決してありません。
更には楽器の運搬や、予算の管理、エキストラの手配もあります。
では、なぜ私はこんなに面倒で難しいことに取り組んでいるのでしょうか?
実は私にとってこの難しさこそが一番の楽しさでもありますし、
もっとも得意なことでもあるのです。
大組織であればあるほど、組織に貢献できている気がします。
これは音楽的なことではなく、キャラクター的なものです。
オーケストラには様々なキャラクターがいます。
正確に予算を管理できる几帳面な人、人脈が広く指導者招聘が得意な人、
人気者で大勢のお客様を連れてくる人、楽曲の背景に詳しい博識な人。
オーケストラとは、様々なキャラクターの得意なところが
相乗効果を生んだ時に初めて、エゴのぶつかりではなく調和に昇華します。
この化学反応こそがオーケストラ最大の楽しみだと思います。
あなたも一緒にやってみませんか?
