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音楽理論は必要なのか?

昨日の私のnoteで、一番人気のない記事は楽典や音楽理論である
という記事を書きました。

そこで敢えて楽典や音楽理論は必要なのか?という
少し荒れそうな話題に踏み込もうかと思います。
実は音楽理論は専門の教育機関で学ぶものという印象があるので
クラシック音楽は楽典や音楽理論が必要で、
あまり音楽を学ばないまま気楽に始めるポピュラー音楽は
知識よりノリやセンスで行けるという印象があるかと思います。
ところが私の意見は全くの逆です。

・クラシック音楽の演奏には必ずしも理論は必要ではない
クラシック音楽の演奏は再現芸術です。楽譜に書いてあることを
そのまま演奏することが求められます。実はこれが難しいのですが
最低限の知識として楽譜が読めることが必須となります。
ただ裏を返せば、楽譜さえ読めるのであれば、それ以上の知識は
無くても演奏上は支障はないということです。
子供の頃に師匠が「ここはドミナントだ」とか「ここは属七の和音だ」
とか言ってるのを聞いて「へー、だから何?」と心の奥で思っていました。
楽譜に書いてあることをそのまま弾くことには変わりないからです。
もちろん知識があることに意味がないわけではなく
楽譜の理解度は上がりますから武器にはなります。

・ポピュラー音楽には理論は絶対必要です
そもそもポピュラー音楽では楽譜を使わないことが多いです。
むしろ楽譜が読めなくてもなんとかなります。
しかし「じゃあC、F、Gで8小節ずつ回すから適当に弾いてー!」
という注文が来ます。こう言われたら貴方は何を弾きますか?
こうなると知識がなければ何もできません。
コード進行の指定があればまだマシな方です。
ジャズのフリーセッションの場合は、そんな指定すら無く
ベーシストが弾いた音に対して、その場で聴こえてきた音から判断し
最適な音を選び出し弾かなくてはなりません。
その音に呼応し、他のパートはさらなる次の進行を創り出し返してきます。
このやりとりをバトルセッションと言いますが、音楽家としての
技量と知識の引出しが問われる極めてスリリングな演奏体験です。
知識という武器無しでバトルの戦場に飛び込むのは
武器を持たず素手で戦うのに等しいのです。

結論として、再現芸術として演奏をするのであれば
最低限楽譜が読める以上の知識は必須ではなく、
作曲や即興などの創作要素がある音楽には知識は絶対に必要です。
ポピュラー音楽やジャズに挑戦したいと思っている人ほど
音楽理論を学んで欲しいと思います。

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