音楽はカッコよければ何でも良い
クラシック音楽では比較的少ないですが
ポピュラー音楽では、決して上手い演奏ではないけれども
それがカッコいいという音楽がたくさんあります。
丁寧ではないラフな感じの演奏がワイルドでカッコいいとか
外れた音なのに妙に沁みる音があったりとか
技巧に走らない素朴さでしか表現できない世界観とかありますよね。
昔、私がギターの専門学校に通っていた時の話です。
この時期に私はジャズの即興理論を学ぶために
音楽理論を熱心に勉強していた時期がありました。
ジャズで使われる多くの複雑なテンションコードや
複雑なスケールを学んでいくうちに、調性に明らかにハマらないのに
カッコいい音や、調性内で綺麗に完結しているのに平凡でつまらない音や、
様々なパターンが出てきて、何が正解かわからなくなってしまいました。
その時の先生の言葉が「音楽はカッコよければ何でも良いんだよ」
というものでした。カッコよければスケールアウトした音はないし、
カッコ悪ければオンスケールの音でもアウトだ、ということです。
理論か?感性か?とか、テクニックか?センスか?
という二元論をよく聞くことはありますが
結局はどちらかの二択ではなく、多くの理論や技巧を学び
手の内のカードを増やした状態から最善の1枚を選び切ることが出来る、
ここで問われるのが感性やセンスなのでしょう。
