【モンゴル🇲🇳旅行記】ゲル生活のリアルで感じたこと 〜3日目〜
モンゴルの朝は、非常に寒い。 昨日、寒さと疲れのあまり風呂キャンをしたので、朝一番に共同シャワーへ向かいました。他の観光客も利用していたため、決して綺麗とは言えないシャワー室を、友人と二人で利用しました。
3日目はモンゴル帝国の古都「カラコルム」の遺跡を巡り、その後「エルスンタサルハイ」、通称ミニゴビ砂漠へ。そこで遊牧民のゲルにお邪魔します。

■ チンギス・ハーンの夢の跡、古都カラコルム
まずは、13世紀にチンギス・ハーンの後継者によって築かれた、モンゴル帝国の首都カラコルムを探索。昨日の丘から見たあの場所に、今、自分の足で立っていると思うと感慨深いものがありました。
【カラコルムについて】 最盛期のカラコルムは、東西の文化が交差する国際都市でした。イスラム教のモスク、キリスト教の教会、仏教の寺院などが共存し、ヨーロッパからの使節や商人など、多様な人々で賑わっていたそうです。しかし、後の皇帝フビライ・ハンが都を大都(現在の北京)に移すと、カラコルムは政治・経済の中心地としての役割を終え、次第に歴史の表舞台から姿を消していきました。
そんな歴史に思いを馳せながら遺跡を後にし、ミニゴビ砂漠へ。
■ 遊牧民のお宅訪問と、「馬乳酒」のおもてなし
ミニゴビ砂漠の入り口にある、今夜お世話になるファミリーゲルに到着。 言葉が通じない中、どうやってコミュニケーションを取ろうか…と考え、日本からのお土産として「鳩サブレ」を持参。家族はとても喜んでくれ、一気に心の距離が縮まった気がします。笑

ゲルのお父さんが「これを飲め」とばかりに、白い液体を差し出してきました。これが噂に聞く、馬のミルクを発酵させたお酒「馬乳酒(アイラグ)」です。 一口飲むと、ヨーグルトのような酸味と、微炭酸のようなシュワっとした舌触り。正直、美味しい!というものではないけれど、決して不味くもない、不思議な味でした。 「もう一杯どうだ?」と次々に注いでくれるお父さんの笑顔に断ることもできず、気づけば5杯ほど飲み干していました。

■ ミニゴビの絶景と、少し考えさせられたこと
馬乳酒でお腹をたぷたぷにさせながら、ラクダに乗ってミニゴビ砂漠へ。 舗装されていない道は天然のジェットコースターのようで、食べたばかりの羊肉が逆流してきそうなほどの揺れでした。
砂漠の景色は圧巻でしたが、一方で観光地化が進んでいるせいか、思いのほかゴミが散乱していたのが少し残念に感じました。最初は観光客のマナーの問題かと思いましたが、現地の人々もプラスチックゴミを気にせず捨てていたりする光景もちらほら見えたのでそのせいかと。彼らの生活が豊かになり、便利になっていく過程で起きている変化なのかもしれない、と少し複雑な気持ちになりました。
■ ゲルが「国際交流ハウス」になった夜
その日の夜、私たちのゲルはさながら国際交流ハウスのようでした。 メンバーは、私たち日本人の他に、スペイン系アメリカ人と中国人のカップル、オーストラリア人のパイロット、そして日本人の若い女性二人組。
夕食後、言葉の壁を越えてみんなで夜空を見上げていると、8時を過ぎたあたりから空の表情が一変。星が一つ、また一つと輝きを増し、気づけば頭上には天の川がくっきりと浮かび上がっていました。
その後は、私と友人、そしてオーストラリア人パイロットのマットの3人で、寝る前にトランプ大会を開催。「大富豪」と「Bullshit」で対戦したのですが、結果は私の惨敗。
もちろん、このゲルにシャワーはありません。砂漠の砂と一日の汗も、モンゴルの厳しい寒さが忘れさせてくれます。砂まみれのまま、笑い疲れてシュラフ(寝袋)にもぐり込む。これぞ旅の醍醐味だと感じながら、3日目の夜は更けていきました。
