䞖間知らず

バむト先のおじさんに
「あなたの䞖代のロボットアニメっおなんでしたか」ず聞かれた。

ロボットアニメ 
䜕も思い浮かばない。

正盎に芳たこずがないず蚀った。
するずおじさんに「えぇ゚ノァずかも芳たこずないですか」ず蚀われた。

ロボットアニメを皮切りに、
じゃあ戊隊ものは䜕ずかレンゞャヌみたいなや぀は
アニメじゃなくおドラマずかよく芳おた
映画だ映画ずか芳おた
挫画は挫画䞀冊も読んだこずないのワンピヌスもドラゎンボヌルも
ずいろいろ聞かれたが、
私は䜕も芳おいない。

䜕を聞かれおも、党然芳おいないず答えるしかない。
ドラマも映画もアニメも䜕も芳おいないから。

「小さい頃ずっずなにしおたんですか」ず蚀われおしたった。

かなりこちらに寄り添った質問をしおくれたのに、うたく答えられなかった。

本圓に䜕も芳おいないからどうしようもないが、なんかうたく答えたかったなず思う。

私はずっず䜕をしおいたんだろう。 

これでは就職しおから䞖間話みたいなのに぀いおいけない。

䞀応最近になっお、物を知らなすぎるずいけないからずいうこずで、
最䜎限はチェックするようにしおいる。

映画囜宝を芳たのも、流行りを知るずいう目的もあった。

最近になっおゞブリを䜕䜜品か芳たのも、さすがにひず぀も知らないず良くないからである。

それでもただただ知らないこずが倚い。

あるずき自転車で街を走っおいるず、銀行の駐車堎に立おられおいた倧きな看板が目にずたった。

銀行の広告看板に、氎原䞀平の顔写真が倧きくプリントされおいた。

なんお攻めた銀行だ。

どういう経緯で氎原䞀平を起甚したのか知りたいし、私は今すぐにでも、この銀行で口座を開蚭したい。
自転車で信号埅ちをしながら、急いでその銀行名を怜玢した。

するず、銀行のサむトには
倧きく氎原䞀平の写真が掲茉されおおり、その䞋に「倧谷翔平」ず曞かれおいた。

私が顔を芋お氎原䞀平だず思っおいたその人の正䜓は、倧谷翔平だったのである。

䞀時期の倧谷は氎原䞀平ずセットで報道されおいた。
詳现は知らないが、氎原䞀平が倧谷のお金をこっそり奪っおいたか䜕かだ。
セットで報道されおいおは、私が顔を芚え間違えるのも無理はない。

せめお野球のナニフォヌムくらい着おいおくれたら私も倧谷ずしお認識したかもしれない。
でも、私の芋た看板で圌はスヌツを着甚しおいた。

人の金を盗むような奎ず芚え間違えおしたったこずは申し蚳ないずは思うが、
でもなんで倧谷翔平を銀行の宣䌝に起甚したのだろうか。

自分の銀行口座から倧金がなくなっおも気づかぬような者がなぜ銀行の広告をできるのか。

野球に熱心な姿勢があたりに玠晎らしすぎお、自分の口座に関心がなくおも銀行の広告に起甚しおもらえおいるのだろう。

倧谷はそれだけ人気なのだ。

銀行の広告、発芋できおよかった。
これでようやく私も、人気者倧谷翔平の顔を芚えられた。

もし氎原䞀平ず間違えお芚えたたただったら、
就職しおから先茩ずご飯に行っお、定食屋のテレビにスヌツ姿の倧谷翔平が映ったりしお
「コむツの掻躍は本圓にすごいよなぁ」などず先茩から蚀われた堎合、
「えたぁ、すごいっすよね 。人の口座からいくら盗んだんでしょう よくやりたすよね 」などず返しお先茩の機嫌を損ねるずころであった。

知らないこずはたくさんある。

私は毎日、同じような音楜を聎き、同じような動画を芳お、同じような䞖界で生きおいる。

これではなかなか知識も増えない。

近幎はフォロワヌに連れられお出かけたり、倚少の経隓は増えおいる。

家族以倖ず遊ぶこずが増え、
フォロワヌ達の指摘により、
今たで気づけなかったいろんなこずを教えおもらえた。

私は歩くのが速すぎるずか、
私は自動改札機にICカヌドを匷く叩き぀けすぎおいるずか。

ひずりじゃ絶察に行かないようなずころにも連れお行っおもらった。リアル脱出ゲヌムずか、サキュバスシヌシャずか。

リアル脱出ゲヌムに぀いおは行った埌詳しくnoteに曞いたかな。

サキュバスシヌシャの話はしたこずがないかもしれないが、
倧した店ではなかった。
入店するず、䜕の説明もなく「魔法の薬を飲んでもらいたす」ず薄着の女に蚀われお
口をあけさせられ、謎の液䜓を口に攟り蟌たれた。
テキヌラだった。初めお飲んだが、保育園児の頃飲んだ粉薬よりも苊かった。

薄着の女ずトヌクしながらお酒を飲んだりシヌシャを吞ったりするずいう店だった。
薄着の女は、おそらく薄着もしたくないのに、奚孊金返枈のため、もしくは奜きな男に貢ぐために頑匵っおいた。
薄着の女の努力は虚しく、残念ながら私を楜したせるこずはできなかった。

その翌日、サキュバスシヌシャに私を連れおいったフォロワヌず氎族通に行っおむルカショヌを芳た。
むルカは芞をするたびに口をあけ、飌育員から逌を攟り蟌たれおいた。

昚日の私はむルカず同じだったのだ。

私はもう、むルカにはなりたくない。

薄着の女に飌育されるなんお埡免だ。


こうしお、埮劙に倉な経隓は積んでいる。

でも、ただただ私は知らないこず、知らないずころだらけ。

私はこれからどんな䞖界を䜓隓するだろう。

楜しみだな。

就職したら、䞖間話にちゃんず぀いおいけるずいいな。


いいなず思ったら応揎しよう

しゅんき 魂削っお曞いた文章、お金を払うほどの䟡倀があるず思っおくれる人がいたら本圓に嬉しい。