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【3月27日、時を越えて。元数学教員の私が『クロノ・トリガー』ガチャに抗えない理由】

カレンダーの3月27日に、赤ペンで小さく印をつけた。 その日、全国のカプセルトイに「それ」が降臨する。

『クロノ・トリガー 目じるしアクセサリー』。

このガチャガチャの情報を前にしたとき、私の脳内にある論理回路は一瞬でショートし、代わりに1995年のあの熱量があふれでてきました。

1回500円。ラインナップは全15種類。 客観的に見れば、コンプリートへの道は険しく、確率は残酷だ。 それでも私がこのガチャに抗えないのは、元教員の職業病などではなく、 幼少期のころの自分がほしがっているからです。

収集癖という名の、宝箱の記憶

私には、昔から収集癖があります。 

子どもの頃、お菓子の付録のシール、ポケモンカード、ドラゴンボール、ドラクエ類、ボロボロになるまでめくった攻略本など。それらを机の引き出しの「宝箱」に並べたときの、あの理屈抜きのワクワク感。

今回のガチャで、クロノ、マール、カエル、ロボ……ドット絵の彼らを揃えようとする衝動は、その「宝箱」の続きです。全種類を揃えることは、単なる数字の達成ではない。自分だけの「冒険の記憶」を、物理的な形としてこの手に取り戻すためです。(?が気になります。)

1995年、ブラウン管の向こうにあった「自由」

『クロノ・トリガー』という作品は、私にとって思い入れのある作品です。 あの日、ブラウン管の中で時を越えて旅をした私たちは、歴史を変えられると信じていた。最強の武器を探し、仲間と出会い、世界の終わりに立ち向かう。

ドット絵で描かれた彼らは、当時の私にとって最高にカッコいいヒーローたちでした。すべての音楽もよかったです。戦闘、ボス戦、フィールド、全てがよかった。

大人になり、元教員という肩書きを持ち、効率や期待値を計算するようになった今だからこそ、あの無邪気な冒険心が愛おしいです。500円玉を投入し、ハンドルを回す瞬間、私は「今」という現実を飛び越えて、あの頃の自由な自分に再会します。

500円を握りしめて

全15種類という壁は高いです。重複という名の時の迷子になると思います。 けれど、数学的な確率なんて、あの頃の私たちが「ラヴォス」に挑んだ時の絶望感に比べれば、なんてことはない。

カプセルが転がり落ちてくるまでの数秒間。 心臓の鼓動が少しだけ速くなるあの感覚。 それは、シルバードに乗って時空の裂け目に飛び込む瞬間の高揚感と同じものです。

3月27日。 私はきっと、ガチャガチャの前に立ちます。 大人としての分別も、損得勘定も、すべて「時の最果て」に置いて。

「時を越えて、あの日の自分に会いに行く。」

500円という名のゲート・キーを握りしめ、私は再び、あの忘れられない冒険へと足を踏み入れるつもりです。

全15種類、揃うまで帰れない旅が始まりそうです。(その前に自分の近くにガチャガチャがあればの話ですが。)

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しょうわん 本記事をお読みいただき、ありがとうございます。 大切に使います!