お地蔵さまを撤去しようとした話

昨年末、おばあちゃんが亡くなった。

亡くなったことで、遺産相続が発生。
祖母の住んでいた家と土地を、その娘2人で分ける。
私は、そのうちの1人の娘の立場。
(つまり、遺産相続には全く関係がない立場。なのに、このやりとりをほぼ全部取り仕切ったの褒められてぇ〜!!!!!という思いでnote書いてる)

祖母の家は関西の古都のえぇ感じの地域にあって、土地の一部にお地蔵さまが安置されている。
家の壁がお地蔵さまのために一部凹んでいる感じ。

お地蔵さまは(おそらく)祖父が家を買った時からある。置かれて100年近いか、それ以上前からある。
祠も土台も立派。
お地蔵さまの土地も含め、うちが代々固定資産税を支払ってきた。
地蔵盆も毎年きちんと開催されてる、町内に愛されてきたお地蔵さま。

古都で、認定されてないけど○町屋。うなぎの寝所。間口が狭い。
狭い間口をさらに狭める、お地蔵さま。
つまり、買い手が見つからない!

そうなると事前にわかっていたので、この家と土地を売ると決めた時に、母親が町内会議に出てみなさんに相談した。
『家と土地を売るから、お地蔵さまをどなたか引き取ってくれないか?』と。
永く町内に愛されてきたお地蔵さま。今まで我が家だけの負担で受け入れてきたけど、限界が来たので、と。

出るわ出るわ大批判。
『永く置かれていたお地蔵さまを動かすなんて、罰当たりな!!!』
『お地蔵さまは町内のもの!勝手に決めるな!』
『お地蔵さま付きの土地として売れ!それしか認めない!』と。
母親が「じゃあ、みなさんお地蔵さま付きの土地とお地蔵さまなしの土地、どっち買うんですか?」と聞くとだんまりの癖にね。
あと、町内からは地代もなにも貰ってない(ここ重要)。固定資産税はずーーーっと我が家負担。
町内はみんな我が家にただ乗りでお地蔵さまを愛していた。

そこそこ高い坪単価の土地。誰だって、お地蔵さまを置くスペースを取りたくない。信仰のない方もいるだろうし。
今ある家はかなり古く、ほぼ100%今の家を潰して建て直すことになる。そうなると買い手が再度祠を作り直したりも必要になるし…

つまり、無理なんですよ。




ただ、町内会からの猛反発を受けて、一旦はお地蔵さま付きの土地として売ることにしてみて。

半年経過。売れない。

値段を下げてもどうせ売れないのはわかっていたから、ここで娘の私が一念発起。
身長低くて可愛らしくて、毅然とした対応が苦手な(正直舐められまくりな)母親に代わって私が矢面で対応して、撤去に動こう!と決めた。


まず、引き取ってくださるお寺を探すと、近畿圏内でひとつのお寺が見つかり。
HPの内容を見て、寄り添ってくださりそうな雰囲気を感じて、相談。
無事、引き取ってくださることに。

ここから、『撤去を前提とした移設先模索(期限あり)最後通告』を特定記録郵便で町内会長に発送。
期限を切って、『移設先が見つかれば移設するし、いなければ撤去します。今月開催の地蔵盆で問題提起して決めて欲しい。』と

その後のやりとり

町会長「私の一存では決められない」
私『だから地蔵盆で決めてね』
町会長「代理窓口に副町会長を設定するから、そっちと話してくれ」
副町会長から期限3日前にようやくメール「町内会としては移設も撤去も認められませんし、期限を一方的に決められても困る」
『移設については3月から相談してるし、突然の話ではない。撤去といってもお寺にて安置される。また、弁護士に相談済みで、我が土地にあるものだから勝手に撤去してもいいと言われているけど、皆様に愛されているお地蔵さまだから善意で声をかけている。加えて、町内会の所有物だと主張するなら撤去費用は町内会で持つべきとも言われてるけど、経緯を踏まえてこちらが負担すると譲歩してる。ていうか今までお地蔵さまのために土地を差し出し固定資産税も払って町内に貢献してきたのにそれを軽視し過ぎでは?仮設か本移設かは問わないが、とにかく期限までに決まらなければこちらの負担で撤去する。』
「お金負担してくれるなら移設で!」
『移設日決めるで』
(色々なやりとりカット)
『ほなら、お地蔵さま移設は17日で。』
「いつ土台と祠の移設工事してくれるん?」
『!?しません。家にめり込んでて家を壊さないと移設できないから。隣の家ともひっついてるので、そちらに影響も出る恐れがあるので』
「祠だけでも【返してください】」
『返してくれ?お地蔵さまも土台も祠も我が家の土地にある、我が家の所有物。永年地代も払わず固定資産税も負担せず権利のみ主張されても困る。機械を使わず人力で移設可能なら、祠についてはそちらで移設してもらっても構わない。ただし、我が家と土地に損傷を与えず、隣家に許可を取って、町内会の責任で行うのであれば。』
「ほな、こっちの責任で機械使ってあなたの家の壁削って祠取り出して移設します」
『メールちゃんと読めや。もう一回経緯言うけど、こっちは永年地代も貰わず固定資産税を負担して町内に貢献してきた。譲歩して移設費用出すって言ってる。メールもちゃんと読まずに返事するならお話にならない。最終通告するけど、【我が家を壊さず、隣家に迷惑をかける祠の移設は許可しない。なお、人力とは人の力で持ち上げて移設することを指す。】』
「長年町内で愛してきた祠も土台も失われるのが悲しいです…ふぇぇぇぇん…」

その後、町内会長から「メールのやり取りに不慣れで、難しかったです…」という負け惜しみメールも来てたけど…
そりゃ、こっちの権利の行使のお話しだから、こっちの得意な土俵で戦うよ、もちろん。
ここザマァ展開でしかなかった。

ただ、この時に「御神体を含む物品は17日までに移設しておきます」とメールに書かれてて。

不安になって、
『御神体とはお地蔵さまのことではないですよね?お地蔵さまは遷仏法要を経て移設するので、それ以外なら持ってってもらって構いませんが。』
とメールしておいた。

のに。

本日、移設作業日。
ご住職が来てびっくり!
お地蔵さま、無い!!!!!

遷仏法要(移設前で一度法要、移設後再度法要)せずに、勝手に移設。
あまりにも罰当たりすぎて住職ドン引きでお怒り。
そりゃ、(永年お勤めしてくださったお地蔵さまに感謝もせず動かしたら、)そう…
今までに何体も引き受けてきたけど、こんなこと初めて、と。

そして、遷仏法要は移設先の方と町内会の方も同席されるとのことだったのに、誰も来ず。
どの家も挨拶行ったけど不在。

法要終わってご住職からの進言(法要後にお地蔵さまを戻されたら困るので、祠に鍵をかけてしまいなさい。)を実行。
そのために、祠の扉の格子部分に貼られたガラスを破り。鍵をかけて。

祠の移設も、現地で現物見ながらお話しできたら、こちらも譲歩できる可能性もあったのに。
そっちが来なかったから、法要後の壊してもいいタイミングで祠の一部壊して鍵つけることになって。ほんま残念やった。


でも、達成感すごい。
元々自分たちの所有物でもないのに勝手に権利を主張して。
どの立場からそんな高圧的な態度取れるの?って聞きたかった。本気で。


正当な持ち主である母親を軽視して、こちらの長年の貢献も軽く扱って、『今後も貢献しろ』と強気で迫ってくる意味がわからない。
『祠を返してください』?
地代も払ってないのに?笑

まぁ、移設日にブッチされる危険性を予期していたから、
移設日が決まった段階で移設先の方と町会長宛に特定記録で『移設日に立会がなければ撤去します』って書いてたんよね。
嫌がらせされるの目に見えてたから。
でも、移設先の方の立会もなくお地蔵さまを置くのは不法投棄と言われたら困るからできないし。

そしたらこのザマ
でも、私たちに嫌がらせしたいからって自分たちが罰当たりなことしてたらわけないよね。
最初にお地蔵さまを移設したいって相談した時、母親に『罰当たり!』って言ったのはそっちなのに。


天罰下れ!!!!!!!!!!!!

(以上、怒りのままの殴り書き)

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