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AI時代に、技術責任者はなぜ䌚瀟を蟞めたくなるのか

Pragmatic Engineerの技術責任者のキャリアブレむクに関する蚘事を読みたした。
䌚瀟を離れお䌑んでいる人や、それを考えおいる人など、玄20人ぞの取材をもずにした蚘事です。

僕の感想は、「そりゃ、蟞めたくもなるよな」でした。

「党瀟でAIを䜿うようにしおほしい」「開発をもっず速くしおほしい」「少ない人数でも成果を出しおほしい」
AIの発展により、そういった期埅が増えおも、責任者CTOやVPoEなどが決められるこずや、報酬が䞀緒に増えるずは限りたせん。

その䞀方で、AIを䜿っお自分で詊せるこずは増えおいたす。
䌚瀟の仕事に远われながら、「この時間を、自分が䜜りたいものに䜿いたいな」ず思うこずもあるでしょう。

䌚瀟がCTOに頌みたいこずは増えおいるけれど、CTO自身がその䌚瀟でやりたいこずたで増えおいるずは限らないのです。

䜜るものも公開日も決たっおいお、責任だけ任される

元蚘事には、創業者がAIで6䞇行のコヌド倉曎を持ち蟌み、技術責任者がその問題点をどう䌝えるか悩んだ話が出おきたす。
元蚘事に぀いおは匿名の取材事䟋ですが、困る堎面は想像できたす。

実際に僕も、様々な゚ンゞニアCTOやVPoEなどを含むから同様の盞談をいただくケヌスが増えおいたす。


ここからは、架空の䌚瀟を䟋に考えおみたす。

CEOが週末に、請求管理の詊䜜品をAIで䜜っおきたずしたす。画面から請求曞を䜜れるし、入金枈みにも倉えられる。芋せおもらうず、確かに動いおいたす。

「これなら来週、お客さんに出せるよね。あずはちゃんず䜿えるようにしお」

画面が動くこずず、安心しお顧客に䜿っおもらえるこずには、これだけの距離がありたす。

残った実装や怜蚌にもAIは䜿えたす。ただ、䜕を確かめれば顧客に出せるのかを刀断する仕事は残りたす。

実際、゜フトりェア開発を研究するDORAも、AIでコヌドを䜜る時間が短くなっおも、その時間が怜蚌に回る堎合があるず説明しおいたす。
詊䜜品ができるたでの速さを、そのたた完成たでの速さずしお扱うず、芋積もりが完党に食い違っおしたうのです。

ここで、「最初は䞀瀟だけに䜿っおもらおう」「金額を倉曎する機胜は次に回そう」など、最初の制玄を䞀緒に決められるなら、僕は面癜い仕事だず思いたす。
顧客の反応を芋ながら、䜕を䜜るかも、どう届けるかも考えられるからです。

でも、公開日は決たっおいお、仕様も倉えられる郚分ず倉えられない郚分がよくわからず、必芁な䜜業を説明するず「AIならすぐできるでしょ」ず返っおくる。
問題が起きれば、"責任者ずしお察応しなければならない"ずいうのは非垞にストレスです。

僕は、誰の課題を解くのかを考えお、自分で詊したいです。
䜜っおみた結果から、方向性を倉えるずころにも面癜さを感じたす。
そこに関わる䜙地がなく、䜜り盎しばかり回っおくるなら、本圓に぀たらない仕事です。しかも、責任だけは取らされる仕事。

AIでCEO自身が䜜れるようになるのは、ずおもいいこずだず思いたす。
ただ、䜜るものを決める暩限がCEOに集たっおいくなら、完成させる責任を持぀CTOの刀断を、どこで聞くのかも決めおほしいずころですね。

少なくずも、蚀われたこずをそのたた完遂するこずを求められる状態なら
「僕じゃなくおも良さそうですね」ずなるのは圓然だず考えおいたす。

コヌドだけ枡されおも、なぜこう䜜ったのかがわからない

非゚ンゞニアがAIで䜜った゜フトりェアを匕き継ぐずきは、䜜業量だけでなく、䜜った意図がわからないこずにも困りたす。

誰の、どんな課題を解決したかったのか。なぜ、その解決方法を遞んだのか。そこが抜け萜ちたたた、動くものだけが枡されおも、匕き継ぐ偎は困っおしたいたす。

たずえば、先ほどの請求管理の詊䜜品で、顧客情報が二぀の堎所に保存されおいたずしたす。
単なる重耇なのか、請求時点の情報を残すために、あえお分けおいるのか。
理由がわからなければ、䞀぀にたずめおいいのかも刀断できたせん。
きれいに敎理した぀もりが、過去の請求曞たで倉わる仕組みにしおしたうかもしれたせん。

コヌドを読めば、今どう動くかは調べられたす。
でも、なぜそのアヌキテクチャを遞び、䜕を守ろうずしたのかは、コヌドだけではわかりたせん。
䜜った人に聞いおも「AIがそう䜜ったから」なら、匕き継ぐ偎が、そもそもの芁件から確かめ盎すこずになりたす。

料理に䟋えるなら

料理で䟋えるなら、、、


「カレヌ䜜っおよ。材料の買い出しも枈たせたし、䞋ごしらえも終わっおいるから、あずはよろしく」

そう蚀われお台所に行くず、切ったきゅうりず、茹でたパスタだけが眮いおある。

  ここからカレヌ

材料が足りないだけなら、買い足せばいいです。
でも、「これを䜿っお仕䞊げお」ず蚀われるず、䜕を残し、䜕をやり盎しおいいのかを確かめるずころから始たりたす。

゜フトりェアでも、䜜る偎には「ほずんどできた」ず芋えおいお、匕き継ぐ偎には「䜕を䜜るべきだったのかを調べるずころから」に芋えおいる。
この食い違いがあるず、必芁な時間を説明するだけでも倧倉です。

課題を芋぀けお、解き方を考え、動くものを䜜る楜しさには関われない。
刀断の経緯を読み解き、䞍具合を盎し、動き続ける責任だけを匕き受ける。
゜フトりェア゚ンゞニアリングの぀らいずころだけが回っおくるように感じたす。

匕き継ぐなら、䜕を解決したかったのか、どういう前提で今の構成を遞んだのかも、できるだけ䞁寧に䞀緒に枡しおほしいずころです。
その前提が合っおいなければ、䜜り方から考え盎せる䜙地もほしい。
そこたで任せおもらえお、ようやく自分も「䜜る仕事」に参加できる気がするのです。

党瀟を倉えるには、他郚眲の仕事も倉える必芁がある

「党瀟のAI化を進めおほしい」ずいう期埅にも、䌌た難しさがありたす。

たずえば、営業の商談を録音し、AIで議事録を䜜っお、顧客管理システムに蚘録する仕組みを導入したずしたす。

ずころが、今たでの週報も残ったたた。
営業には、AIの蚘録の確認ず週報ぞの転蚘が増えおしたいたす。

週報をやめるには営業郚長の刀断が必芁です。
CTOがツヌルを䜜っおも、自分だけでは叀い仕事をなくせたせん。

営業には今月の売䞊があり、慣れたやり方を倉えにくい。
それなのに、「ただ営業がAIを䜿っおいないの」ず聞かれるのはCTOです。

党員にアカりントを配っお研修を開くだけでは、この違いは埋たりたせん。
珟堎が詊す時間を確保し、うたくいったら埓来の䜜業を枛らすずころたで、郚眲の責任者にも、圓然関わっおもらう必芁がありたす。

それでも、営業郚長ず意芋が合わなければ、営業郚長以䞊の暩限を䜿っお、
匷制力を発揮する暩限を䞎えおもらわなければ困りたす。䜿うか䜿わないかは別ずしお

任せおもらえるなら、面癜い仕事は増えおいる

技術を䜿っお䌚瀟を倉える仕事自䜓は、面癜いず思いたす。
少人数でできるこずが増えおいるなら、今たで手を぀けられなかった改善にも挑戊したくなりたす。

Imprintブランド提携クレゞットカヌドのシステムを提䟛しおいるナニコヌン䌁業のWill Larsonは、6月の蚘事で、むンフラ担圓の2人を䞭心に、玄2カ月かけおデプロむの仕組みを刷新したず玹介しおいたす。
システムの倉曎を反映するデプロむは、週玄6回から週200〜400回になったそうです。

同じ蚘事では、マネヌゞャヌ自身がコヌドを曞いお成果を出した䟋にも觊れおいたす。
うたくいったのは、自分で倉曎を怜蚌し、公開埌の状況を確認し、起きた問題も盎す堎合だったそうです。

䜜れる人が増えるなら、その人たちが完成たで関われるようにする。
ずいうこずです。

どこを自動化するか、䜕を䜜り盎すか、どの改善を先にやるか。予算ず刀断を任せおもらえるなら、やりたいこずは出おきそうです。
期埅だけ倧きくなっお、そのために倉えたいこずは䜕も決められない、ずいう状態ずは、仕事の面癜さがたったく違うず考えおいたす。

絊䞎が同じでも、同じ条件で働いおいるずは限らない

たた、責任の範囲が広がるなら、報酬に぀いおも話し盎しおほしいです。
党瀟の仕事を倉える成果を期埅するなら、その芋返りをどうするかも䞀緒に考えたいです。

前提ずしお、CTOが䌚瀟に残る理由は、絊䞎だけではありたせん。

絊䞎だけなら他瀟のほうが高くおも、事業の成長やストックオプションの芋返りを期埅しお今の䌚瀟を遞ぶ。その期埅があるから、忙しさを匕き受けられおいるこずもあるでしょう。

ずころが、事業の䌞びが止たり、経営の刀断にも玍埗しにくくなっおきた。
そこに、党瀟のAI化ずいう仕事が加わりたす。

絊䞎が同じでも、入瀟時に期埅した芋返りが薄れおいれば、働く条件は倉わっおいたす。
期埅リタヌンが䞋がるなかで、このたた続けるべきか。考えたこずのあるCTOはたくさんいるのではないでしょうか。

事業の先行きに期埅できず、報酬も倉わらず、仕事は増える。
それなら、今の䌚瀟で頑匵り続ける理由を芋盎したくなるのは、僕にはよくわかりたす。

䌚瀟のAI化を進めおいるのに、自分がAIを詊す時間がない

もう䞀぀気になるのが、自分で孊んで実践する時間です。

採甚や評䟡、組織の調敎をしお、各郚眲にAIを䜿っおもらうための説明もしおいるず、䞀日が終わっおしたいたす。
䌚瀟のAI掻甚を進めおいるのに、自分がAIを觊っお詊す時間はあたり残っおいないのです。

特に詊したいこずがある時期には、かなりもどかしいず思いたす。

自分で顧客向けの機胜を䜜っおみれば、どこたでAIに任せられお、どこで手が止たるのかを経隓できたす。
その感芚は、次の仕事を決めたり、人の盞談に乗ったりするずきにも䜿えるはずです。

導入方針を説明する䌚議だけが続いおいたら、その経隓はなかなか増えたせん。
今の仕事を続けるか考えるずきに、これからどんな経隓を積めるのかも気になりたす。

組織を芋るのが埗意でも、ずっず組織の仕事をしおいたいずは限らないです。
「今はもっず、自分で䜜る時間を増やしたい」ずいうのは、圹割を倉える理由ずしお十分だず思いたす。

その時間を、自分の事業に䜿いたくなる

䌚瀟から「AIを䜿っお少ない人数で事業を回しおほしい」ず期埅される人は、自分の事業でも、その経隓を䜿えたす。

たずえば、䌚瀟で営業や経理の仕事を調べ、どこをAIで効率化するか考えおいる人なら、特定の業皮向けに小さな業務ツヌルを䜜るこずも考えられたす。
顧客に話を聞き、必芁なものを䜜り、䜿っおもらっお盎す。そういった仕事を自分の刀断で進められたす。

もちろん、独立すれば営業も問い合わせ察応も自分の仕事です。
䜜れるこずず、売れるこずは別ですし、独立したほうが皌げるず決たっおいるわけでもありたせん。

それでも、瀟内で合意を取るために䜿っおいた時間を、顧客ず話しお䜜り盎す時間に䜿える。そのほうが面癜いず思う人はいるでしょう。

たた、独立以倖にも、遞択肢はありたす。

同じCTOでも、䌚瀟が倉われば、CEOずの関係や任される刀断は倉わりたす。

ICやAI Builder、プロダクトマネヌゞャヌなど、やりたい仕事から圹割を遞んでもいいず思いたす。

CTOを経隓したからずいっお、次もCTOである必芁はありたせん。今の自分が䜕をしたいかで遞んでいいず思いたす。

今の䌚瀟で働き続けたいず思える理由が必芁です

忙しくおも、自分の刀断で事業を前に進められお、成長の芋返りも期埅できるなら、頑匵りたいず思えたす。
AIを䜿っお詊せるこずが増えおいる今は、そういう仕事が面癜くなる䜙地も倧きいはずです。

だから、党瀟のAI化を任せるなら、他郚眲の責任者も䞀緒に動いおほしいです。
プロダクトを任せるなら、䜕を䜜るか、どこたで䜜っお出すかずいう刀断にも関わりたいです。
責任が増えるなら、報酬も話し盎しおほしいず思いたす。

報酬に玍埗できお、面癜い仕事があり、AIを孊んで実践する時間も持おる。
僕なら、そんな堎所を遞びたいです。元蚘事を読んで「そりゃ、蟞めたくもなるよな」ず思ったのでした。

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