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春の息吹、ふきのとう

その店は時計屋さんですが、店頭には季節の野菜や花なども並んでいます。何より、店主の女性(70代くらい)がとても気持ちの良い接客をしてくださるので、近くに行ったときはいつも立ち寄っています。

今回も、店先にお彼岸の花があったので中に入ってみました。

「いらっしゃいませ」

温かな笑顔で迎えられた店内には、菜の花、わらび、ふき、ふきのとう、そして自家製のふきのとう味噌などが並んでいます。

さっそく、ふきのとう味噌を手に取りました。

「ふきのとう、お好きなんですか?」
と尋ねられました。

「はい、大好きです。この季節のふきのとう味噌は格別ですよね。以前、自分でも作ったことがあるのですが、苦すぎて食べられなかったんです」

「あら、そうだったの。あのね、ふきのとうには雄株と雌株があってね、雄株は苦みが強いから雌株を使うといいわよ」

「えっ、そうなんですか。どうやって見分けるんですか?」

「ほら、これが雄株。全体的にころんと丸っこくて、花は黄色っぽいでしょう」

雄株

「そして、こちらが雌株。ちょっと先がとんがっていて、花が白い」

雌株

「そうなんですね。雄株と雌株があるとは知りませんでした。下処理はどうするんですか」

「ぶくぶくとよく煮立ったお湯で茹でてから、水にさらしてあく抜きをするの」

「なるほど…。教えていただき、ありがとうございます」

私は、自家製ふきのとう味噌と菜の花、わらび、そして津之輝(つのかがやき)というオレンジを買いました。

「良かったら、作ってみて」
とふきのとうを一袋サービスしてくださいました。

帰宅後、菜の花はツナと一緒にパスタに。わらびは2cmほどに切って、油揚げと豆腐を加え、お味噌汁にしました。

そして、ふきのとうは教えていただいた通り下処理をしてから、ふきのとう味噌に。

できたてを一口食べると、ふきの香りとほのかな苦みが広がり、とても美味しく仕上がりました。

ご飯にのせたり、味噌󠄀おにぎりの具にしたりして味わおうと思っています。

ふきのとう味噌を作ってみた!

下の写真は、お店に飾られていた、ふきのとうのアレンジメントです。

こんな風に、ユリやネコヤナギと飾ると素敵ですね。

ふきのとうのフラワーアレンジメント

もう少しすると、たけのこ、こごみ、みず、しどけ、タラの芽など、本格的な山菜の季節がやってきます。

おひたし、天ぷら、煮物など、いろいろな調理法で春の息吹を楽しみたいと、今から心待ちにしています。

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