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スポーツファーマシストとは


以前ちらっと言葉を出しましたが、私はスポーツファーマシスト、という資格を取得しています。お仕事内容、ご存知でしょうか?

おおまかに言えば、アスリートに対してお薬のアドバイスをする仕事です。
アスリートの世界では、ドーピング検査の対象になっているお薬は使えないのです。
体調管理や、病気の治療で薬やサプリメントが必要な際に、安心して使える薬について情報提供などを行っています。


ドーピングってなに?

まず、ドーピングについてはご存知でしょうか?

恥ずかしながら私はこの資格を取得するまで大きな勘違いをしていました。ドーピング検査に引っかかった選手などは違反として大きくニュース等で取り上げられることがあります。その影響か、「違法なものを使っているようなイメージ」をずっと持っていたんです。

でもこれは間違いです。
ドーピングに関わる取り組みはアスリートの身体の健康を守り、なおかつ競技において公平性を保つ重要なポイントとなります。

対象となっている成分の中には、違法なものや、国内では未承認のもの、医薬品として認められていないものも含まれていますが、一般的によく処方されるお薬の成分もリストに挙げられています。

これらは、病気を治す以上に競技の能力を向上されてしまう場合があります。治療薬で必要以上に身体の体力や機能が上がってしまうことで、本来の力以上の結果が出てしまうと、他の選手と差が生まれて不公平になってしまう、ということです。
それゆえ、アスリートは風邪薬1つ選ぶことにもかなり慎重にならなければなりません。

アンチドーピングはあなたにも関係あるかも

「アスリート」「ドーピング」
こんな言葉を聞くと、テレビでよく見るような有名な人だけの話でしょ?と思われるかもしれませんが、実は、スポーツをする全員に関係のあることなんです。

日本アンチ・ドーピング協会ではアスリートは3段階に分けられています。
・国際レベルアスリート
・国内レベルアスリート
・上記以外のアスリート

国際レベル、国内レベルのアスリートは薬以外にも食事などから摂取するものも含め、厳密に管理しなければなりません。
それ以外のアスリートは、普段そこまで気にしていないかもしれませんが、ドーピング検査が行われる可能性はゼロではありません。対象成分が検出されたとしても、その後正しい対応ができれば問題ないのですが、その方法をご存知ない方は何をどうしたら良いやら…と途方に暮れてしまうと思います。
相談できる薬剤師をお近くで1人見つけておくと安心ですね。

かかりつけの薬剤師に行ったん相談するもよし、初めからスポーツファーマシストを探して相談するもよし。検索ページ、置いておきますね。

ちなみに、もちろん年齢の制限はありませんから、お子さんがスポーツをされていて、特に大きな大会に出られる成績をお持ちの方は、ご家族や身の回りの方にも知っておいてほしい内容です。

こんな制度があって、困ったら薬剤師に相談したらいいんだな
と、これだけご理解いただければ、あとは私たちが全力でバックアップします!


実際に風邪薬に関する相談も

普段からドーピングを気にかけなければならないレベルのアスリートには、私たちもなかなか出会うことは少ないです。

しかし、学生さんで全国大会に出られる予定の方が実際にご相談に来られたことがあります。
少し風邪っぽくて、この薬がいいと聞いたけど飲んでも大丈夫でしょうか?そんな内容です。
普段の生活の中であれば問題なかったかもしれませんが、大会前であれば控えるべきお薬でしたので、そのお薬は服用しないこと、この成分であれば該当しないので服用できる、という情報をあわせてお伝えしました。

少しでも安心してスポーツに打ち込めるよう、サポートできてほっとしました。

禁止物質のリストは毎年更新されますので、何かあれば都度確認することをおすすめします。

一定の条件を満たした企業の製品が載っているサイトもありますので、覗いてみてくださいね。
※掲載されているものが必ずしも摂取可能というわけではありません。使用するときは必ず確認を。

https://cleansport.jp/select/products/


さらなる展開も!

昨年度より、公認スポーツファーマシスト認定制度は「広くスポーツを楽しむ人々へのサポートを視野に入れる制度」へとサポートの範囲が広がることが明記されました。

まだまだ認知度の低いスポーツファーマシストですが、一般に楽しむためのスポーツを行っている方にもサポートをすることが今後求められてきます。
医薬品のみならず、食品やサプリメントなどの勉強も引き続き行っていこうと思います。

私は今度、近くで行われるマラソン大会にスポーツファーマシストをより多くの人に知ってもらうため、ブース出展してきます!


まとめ

・アンチドーピングとは、アスリートの健康と協議の公平さを守っている制度
・年齢や競技のレベルに関わらず、スポーツをする人全員に当てはまる内容である
・なにか困ったことがあれば近くの薬剤師でも私でも、ご連絡ください!

冬季オリンピックがスタートする今、新しい視点でスポーツを見てみるのも面白いかもしれませんね!
タイミング良くか悪くか、本日ちょうど、ドーピングに関する話題が上がっていましたね。よかったらご覧下さい。
https://news.livedoor.com/article/detail/30524639/?__from=ln_am%EF%BD%96#

p.s. なぜスポーツファーマシストの資格を取ろうと思ったのか

本気で頑張っている人を見るのが好き、応援したいから、です。
どの分野でも同じように考えるのですが…

私は幼少期から色んな習いごとをさせてもらえる環境でした。
その中でスポーツも何種類もやってきました。大きな大会に出場するような成績は残念ながら持ち合わせていませんでしたが、身体を動かすこと、仲間と協力して強くなることがとても好きでした。

大学卒業までスポーツをしていましたが、就職するとなかなか続けるのも難しく、プレイヤーが好きだった私もついにマネージャーや応援といった役目に変わりました。
薬剤師という資格、自分の持つこの武器を使ってアスリートのサポートをしたいと考え、資格取得に至りました。

ドーピングというものを知らないアスリート、ご家族も多いでしょうし(現に私もその1人だったわけで…)、アスリート以外の方にとっても運動は健康に重要な役割をもっていますね。
私は、より多くの人に、より安心安全に、運動を楽しんでほしい!
この資格を使って、なにができるかな、と考えを巡らせています。

いい案あれば教えてください!他にも、質問・ご意見あればこちらから。


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