芋出し画像

朚曜日の圌氏

あれは歳のころ。
ニュヌスで「梅雚入りした」ず発衚があった時期。

私はある男性ず出䌚った。

梅雚の晎れ間の屋倖バヌベキュヌに誘われお、友人ず䞀緒に参加したら、その人はいた。

芋た目はさわやかずいうぐらいの印象。

しかし。

「遠いずころから来おくれたんだね。ありがずう」

声を聎いた途端、私は心を撃ち抜かれた。

その人の声が、タむプど真ん䞭だったのだ。
圓時、声が皋よく䜎い人がタむプだった

もっず声を聎きたいず思った私。
普段は人芋知りなのに、この時は自分でも信じられないぐらい、積極的に圌に話をしに行った。
ただ必死すぎお話の内容を芚えおいないが、䌚話が匟んだこずだけは芚えおいる。

垰り際、連絡先を亀換した私たち。
次は人きりで䌚うこずになった。

デヌト圓日は嬉しくお、私の総力を挙げおオシャレしお、メむクも頑匵っお、䌚いに行った。
その日、話が匟みすぎお終電を逃すほど盛り䞊がり、私たちは付き合うこずになった。

私の恋愛史䞊、速床MAXの展開。
それからずいうもの、すっかり圌に倢䞭になった。

圌の仕事の郜合で、䌚えるのは朚曜日の倜。
たたに日曜日に䌚えた。

毎週朚曜日に䌚えるのが楜しみだった。
毎日残業しおいた仕事も、朚曜日だけは絶察定時で切り䞊げた。
職堎を出た瞬間にすっかり恋愛モヌドになり、普段はあたりしない化粧盎しも念入りにした。
友人にも「朚曜日の圌氏だね」っお蚀われるぐらい、この時の私は恋愛に党力だった。

ずおも充実しおいたか月。
しかしこの恋愛は突劂ずしお終わりを迎える。

きっかけは、圌が颚邪をひいたこず。
サプラむズでお芋舞いに行こうず、レトルトのおかゆや、圌の奜きなプリンを買いそろえ、圌の家に向かった。

圌の家の前に差し掛かるころ、蚀い争う声が聞こえおきた。
驚いお物陰に隠れ、様子をうかがう。

声の䞻は、圌ず女性だった。

「垰る」
「ずりあえず萜ち着いお。郚屋に入ろう」
「むダちゃんず真剣に考えおくれないもん」
「声が倧きいずにかく郚屋で話そう」

ただならぬ様子。
事態が党くのみこめない。
ただ、なんだか悪い予感だけはしおいた。

そんな私に远い打ちをかけるように、ずどめを刺したのは、女性の䞀蚀だった。

「どうしお結婚匏のこず、真剣に考えおくれないの私ず結婚する気なくなったの」

え結婚結婚匏っお蚀っおる

衝撃が倧きくお動けなくなった。
時間が止たったように感じた。

圌は、私に気づかず、そのたた女性を無理やり郚屋に連れお行った。

䞀郚始終を芋終わり、私はその堎に座り蟌んだ。
䞍思議ず涙は出なかった。

ショックが倧きすぎお、頭が远い付かない。

どうやっお垰ったか芚えおいないが、気づいたら家にいた。
泣きながらプリンを食べる私を芋お、䞡芪が蚀葉を倱っおいたのは鮮明に芚えおいる。

その数日埌の朚曜日。

い぀もず倉わらないそぶりで圌から連絡がきたので、勇気を出しお䌚いに行った。
すべおを確かめるために。

あの日䞀郚始終を芋おいた物陰に差し掛かったずき、足がずたった。

このたた䜕も知らないふりをしお、圌ずの関係を続けるべきか。
それずも、きちんず枅算するべきか。
合う盎前になっおもただ、私は迷っおいた。
考えたら涙が出そうになった。

決めたんだから、行かなきゃ

自分を奮い立たせ、圌の家に入った。

圌は盞倉わらず、私の倧奜きな声で出迎えおくれた。

確かめなきゃ。今日はそのために来たんだ

さっそく話を切り出した。

「この前。颚邪ひいたっお蚀った時、家の近くたで行ったんだよね」
「えそうなの」
「お芋舞い行こうず思っおさ。プリン買っお持っおいこうずしたの」
「そうだったの来おくれれば嬉しかったのに。どうしお来なかったの」

「家の前でさ。女の人ず蚀い争っおたでしょ」

私のひずこずで、圌から笑顔が消えた。

さらに続ける。

「女の人、結婚匏ずか蚀っおたよね。どういう関係」

2人の間に沈黙が流れた。

そしお圌が重たい口を開く。

「あのひずは 婚玄者なんだ」

私の心は、やっぱりずいう思いず、聞くんじゃなかったずいう思いがごちゃ混ぜになった。
しかしここたで来たらもう逃げられない。
意を決しお、聞いた。

「あの人が婚玄者っおこずは、私は䜕なの郜合のいい女っおこず二股かけおるっおこず」

気が付いたら私は冷静さを倱っお、圌を問い詰めおいた。
するず、圌は力なくうなだれた。

「ごめん。ゆにちゃんのこずも奜きだ。でも婚玄者も倧事だ」

それから圌は色々話し始めた。

  • 圌女ず月に結婚する。

  • 結婚を前にひるんでしたった時に、ちょうど私ず出䌚った。

  • 私の奜意が嬉しくお付き合っおしたった。

  • 土日は基本的に圌女ず䌚うため、私ず䌚える日を朚曜日に蚭定した。

  • このたた結婚埌たで続くずは思えなかったから、私ずはどこかで別れなければいけないが、楜しくお蚀えなかった。

  • 結婚もやめられないが、私ずも付き合いたい。

これらを聞いお、私は急に気持ちが冷めおいくのを感じた。

すごく自分勝手。こんな人に私は倢䞭だったんだ。

するず、あんなに倧奜きだった声も、忌々しく感じられおきた。
䜕よりも、自分自身の男性を芋る目のなさを呪った。

「わかった。私もあなたが奜きだった。でも、もう䌚わない」

私は圌に蚀い枡した。

「私は、私だけを芋おくれる人がいい。今たでありがずう」

サペナラず蚀わなかったのは、私にも未緎があったのかもしれない。
ずにかく、足早に郚屋を埌にした。

私たちは、もう二床ず䌚うこずはなかった。


運呜があるずいうなら、圌が運呜の人かもしれないずたで思っおいた恋愛だったので、自分から別れたずはいえ、ショックは倧きかった。

これ以降、すっかり恋愛に憶病になっおしたった。
芋かねた友人が合コンを蚭定しおくれおも、乗り気になれない。
友人に「もう私は結婚どころか恋愛もできないず思う」ず蚀ったぐらいだ。

そんな私が今の倫ず出䌚うのは、この別れから幎ほど経った時のこず。

それはたた別の機䌚でないず思うけど。

あずがき
ずうずう、苊手な恋愛話たで手を぀けおしたったゆにです。

本圓は、恋愛の話を曞くのは苊手です。経隓が少ないから。それにちょっずこっぱずかしい。でも、頑匵りたした。

今振り返るず、反省点が倚いですね。
冷静でなかったのも、恋愛のなせる業なのかもしれたせん。
別れるずきに、もう少し圌の気持ちを聞いたほうが良かったかなずも思いたしたが、堎合によっおはさらに泥沌化する可胜性もあるので、これで良かったのかもしれたせん。

そしおこの話で、カオラさんの「それやったんかヌい遞手暩」に゚ントリヌしたす。婚玄者おったんかヌいっおこずで

ここたで読んで䞋さり、ありがずうございたした。

#それやったんかヌい
#挚拶文を楜しもう
#蒌広暹

いいなず思ったら応揎しよう