羊毛を染めました
先々月くらいだったか、ダニーから「空いてる日はある?羊の毛をもらったの。これを洗う作業一緒にしようよ」と声をかけられました。
「え?羊の毛?どうしたの?」と驚いて聞き返すと、
「最近、知り合いになったご夫婦がカフェをやっていてね、お店で調理する野菜はみんな育てているんだって。そこで羊も飼っているけど毛の刈り方とその後をどう扱っていいかが分からないって相談されてね、刈るのを手伝って、その毛をもらえることになったの。そこから羊毛紡ぎの体験、アユミもしてみたいんじゃないかと思って声をかけてみた」と言われました。
面白そう。もちろん、そんな貴重な体験、ぜひやってみたい。
返事は迷わず「yes!」です。
「羊の毛は藁クズや動物の体の汚れや油がついてて臭うから、天気の良い日に屋外で作業するからね」といわれ、先日のお天気の良い午前中に一緒に作業してきました。
ダニーの実家はアメリカで農場を営んでいて羊もいたそうです。彼女は一頭の羊を自分用にもらって羊の毛を刈って毛糸を紡いだ経験があるといっていました。すごいな、ダニー。


最初の行程はwashing
ダニーが庭に出て一輪車の荷台を洗い桶にして、ぬるま湯に台所洗剤を入れてかき混ぜ始めました。
一輪車の荷台をそんな風に使うんだ!
おお、なんと大胆な…ウールだから、中性洗剤、ネットで手洗い、ぬるま湯で正解だけど、…台所洗剤でいいんすね?
と、いろいろ私の予想外だったけど、大らかでこだわらないスタイルがダニーらしくて楽しいです。
「Ok、アユミ、Here we go」でスタート。優しく手押し洗いで洗っていきます。



原毛っていうのかな?洗う前の毛は触るとオイリーで、グリスみたいな匂いで手がネットリします。
同じ一頭の毛でも、背中とお腹と頭の部分では汚れや毛の粗さが違います。
首と手足の脇の部分が上質の毛の部分で、そこだけ取り分けて別にして洗うこともあるけど、今回は全部一緒にミックスして洗いました。
羊は身近にいないから、知らないことばかりで、教えてくれることが全部とても興味深っかったです。
汚れがよく落ちて、どんどん白くなっていくのが愉快でキャッキャとはしゃいでいたらダニーに
「この羊は年齢が若くて、小屋の中で飼われている羊だったのと、1頭分だったから今回は手洗い出来たけど、放牧されてる羊が50頭もいてごらんよ、絶対的に笑ってなんかいられないから。」と言われてしまいました。
たしかに、もっと泥や汚れにまみれた羊が50頭もいたら、それは想像しただけでウンザリな気分になります。
(羊毛を洗う専門の業者がいて有料でクリーニングを頼むのだそうです。)
洗った後、今回は染料を使って羊毛を染める体験もさせてくれました。

ダニーが大鍋とボウルをキッチンから持ってきて染める液を作り始めました。色は何色がいいか選んでいいと言われて、青、黄、オレンジ、ピンク、緑の5色にしました。「濃度は適当」と言ってを染料を水に混ぜて、洗いたての羊毛を浸してラップで覆って時間を置きます。

3時間くらい置いた後、少しだけコンロにかけて弱火で煮出しました。
色をチェックして見てダニーが厳しい表情をしているので「どうしたの?」と聞くと、「色が持ったのより薄いの。でも、これ以上染めるわけにはいかないの。だって夕飯を作くんないといけないから。」と言うのです。
私も覗いてみると、ほんのりパステルカラーで綺麗に染まっていたので、
「そうだね。キッチンにあった鍋とボウルを使ってるもんね。ここで終わりにしよう。」と言い、作業を終わりにしました。


完全に乾くまで2日くらいかかるそうです。乾いたら次は、羊毛を紡ぐ前の「カーディング」という工程をするそうです。
これは専用のブラシを使って毛の線維をほぐし、毛に絡まったゴミや短い線維を取り除いながら、線維をそろえて紡ぎやすい状態にする作業だそうです。
この時に、糸をミックスしてカーディングをするといろんなオリジナルカラーが作れるそうです。楽しそう!
その次から糸車で紡ぐプロセスになります。
私たちが一緒に何か作る時は、毎回「It’s not perfect,but it’s goog !」(完璧じゃないけど、十分よ!)で締めくくります。
未知の体験と新鮮な驚きと、たくさん笑って、遊んだ感と満足感で楽しい時間を過ごすことができました。
次の工程も楽しみです。
ここまで読んで頂きありがとうございました😊
