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『きみと暮らせば』Audible感想|売れない雑貨店の夕飯どき、兄妹ふたりの暮らしを聴いた


売れない雑貨店の店主が、猫のプクと暮らしながらAudibleで本を聴くシリーズです。
今回聴いたのは、八木沢里志さんの『きみと暮らせば〈新装版〉』。
夕飯を作りながら、兄妹ふたりの暮らしに耳を傾けました。

※本記事にはAmazonのアフィリエイトリンクを含みます。
※物語の核心に触れるネタバレはありません。



お盆の午後。

閑古鳥雑貨店は、今日も静かです。

静か、と書くと聞こえはいいのですが、要するに暇でした。

窓の外では蝉が鳴いています。

店の奥ではプクが寝ています。

たまに尻尾だけが動くので、生きてはいるようです。



夕方になり、帳面を閉じました。

さて、夕飯です。

冷蔵庫には、野菜と卵と昨日の残りもの。

見なかったことにしようかと思いましたが、足元にはプクがいました。

自分のご飯まで無かったことにされては困る、という顔です。

「分かっていますよ」

何か作るなら、その間に本でも聴こう。

Audibleを開いて見つけたのが、

八木沢里志さんの『きみと暮らせば〈新装版〉』でした。



今日の一冊

『きみと暮らせば〈新装版〉』
八木沢里志 著/辻留奈 朗読

Audible版の再生時間は7時間26分。

▼Audibleで『きみと暮らせば』を見る



再生して、包丁を持ちました。

物語に登場するのは、陽一とユカリ。
両親を亡くしたあと、一緒に暮らしている義理の兄妹です。
ユカリは、亡くなった母が残したレシピ帳を頼りに料理をします。

こちらもちょうど、鍋を火にかけたところでした。

玉ねぎを切る。

鍋に入れる。

冷蔵庫へ戻る。

またプクがついてくる。

「何も落としませんよ」

と言ったそばから、切った野菜をひとつ床へ落としました。

プクは近づいてきましたが、自分の食べ物ではないと分かると、さっさと去っていきました。



猫も出てきました


しばらく聴いていると、物語の中に猫が出てきました。

「猫も出るんだ」

足元を見ます。

プクはいません。

さっきまであれほど台所をうろついていたのに。

探すと、店の椅子の上で丸くなっていました。

物語の猫には関心がないようです。

こちらは猫が出てくるだけで少し嬉しくなりますが、プクにしてみれば、

猫など珍しくも何ともありません。



台所で聴くのが、しっくりきました


『きみと暮らせば』では、料理をしたり、学校へ行ったり、仕事へ出かけたり。

陽一とユカリの毎日の中を、物語が進んでいきます。

今回は、椅子に座ってじっと聴くより、台所で手を動かしながら聴く方がしっくりきました。

辻留奈さんの朗読は、声でぐいぐい引っ張るというより、二人の会話をそっと置いていくような感じです。

鍋の蓋を開ける。

食器を出す。

少し手元に気を取られても、また陽一とユカリの会話へ戻っていけます。




やがて鍋から湯気が上がりました。

食事のできあがりです。

Audibleを止めようとしましたが、ちょうど続きが気になるところでした。

「あと少しだけ」

そのまま再生しておきます。


プクには先にご飯を出しました。

こちらが食卓の準備をしているうちに、もう食べ終えています。

そして何事もなかったように、店の奥へ戻っていきました。

早い。

私もようやく食卓につきます。

Audibleは、まだ流れています。



続きは、また明日の夕飯どきに


事件の続きが気になって、一気に聴き進める小説も好きです。

けれど『きみと暮らせば』は、少し違いました。

料理をする間に聴く。

食器を片付けながら、また少し聴く。

今日はここまでにして、残りは明日へ。

一気に聴き終えてしまうより、毎日のどこかで少しずつ続きを聴きたくなる物語でした。

まとまった読書時間は取れないけれど、料理や片付けをする時間ならある。

そんな人にも、Audibleで聴きやすい一冊だと思います。


▼Audible版『きみと暮らせば〈新装版〉』


Audibleを初めて使う方は、無料体験の対象になっている場合があります。
本を開くほどの余裕はない夜でも、洗い物のあいだに、少しだけ物語が進みます。

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食器を洗い終えました。

店の照明をひとつ消します。

プクはもう、いつもの場所で寝ています。

明日も店を開けます。

たぶん、相変わらず暇です。

続きは、また明日の夕飯どきに。




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ほかにも、店を閉めてから聴いた本があります


▼『マカン・マラン ― 二十三時の夜食カフェ』をAudibleで聴いた話


▼『純喫茶トルンカ』をAudibleで聴いた話



#Audible #オーディブル #きみと暮らせば #読書記録 #本のある暮らし  


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