【ネイルサロン集客・準備03】お客様がいないのに何を投稿する?開ける前に置いておく9枚の中身
こんにちは。「小さなネイルサロンの育て方講座」へようこそ。このページに来てくださってありがとうございます。
前回は、お店用のInstagramを作って、プロアカウントに切り替えるところまでやりました。まだの方は、もしお時間がございましたら、そちらもぜひご覧ください。1つの記事で1つのテーマが完結するようにしておりますので、このまま読み進めていただいても大丈夫です。
それでは本日の内容を始めます。本日は、お客様がまだいない時期に何を投稿すればいいのかを決めて、最初の9枚の中身を組み立てるところまでです。
空のアカウントの前で、手が止まります
アカウントは作った。プロアカウントにも切り替えた。それで画面を開くと、何も入っていない四角が並んでいます。
ここで手が止まる方はとても多いです。投稿しようにも、施術したお客様がいないからです。 他のサロンのアカウントを見ると、きれいな仕上がりの写真がずらりと並んでいます。あれをどうやって用意したのか、始める側からは見えません。
そして「お客様ができてから始めよう」と考えます。ところが、お客様は投稿を見て来てくださるので、投稿が無いと来ません。投稿が無いから来ない、来ないから投稿できない。ここで止まったまま、開業日を迎えることになります。
今日は、この輪を外します。お客様がいなくても載せられるものは、思っているよりたくさんあります。
「作品」以外にも、載せるものはあります
まず考え方から変えます。Instagramに載せるものは、施術の写真だけではありません。
見に来た人が知りたいのは、大きく分けて3つです。どんな仕上がりになるのか。どんな人がやっているのか。行ったらどうなるのか。このうち2つは、お客様がいなくても答えられます。
① どんな仕上がりになるか 作品・練習・持ち込みの再現
② どんな人がやっているのか 自己紹介・考え方・準備の様子
③ 行ったらどうなるのか 場所・流れ・メニュー・料金②と③は、開業前でも全部出せます。むしろ開業前にしか撮れないものもあります。準備している最中の様子は、開いてしまったら二度と撮れません。
開ける前に置いておく、9枚
最初にどれくらい必要かというと、9枚を目安にしてください。理由は、Instagramのプロフィール画面が縦3列で並ぶからです。9枚あると3段になって、見に来た人が「ちゃんと動いているお店だ」と感じる最低ラインになります。
内訳をこう組みます。
仕上がり 4枚 作品・練習作・シンプルなワンカラーも入れてよい
人 3枚 自己紹介・大事にしていること・準備の様子
お店 2枚 場所の雰囲気・メニューと料金の考え方1日1枚なら9日、まとめて撮るなら2日で終わります。開業日の1か月前くらいから始めると、余裕を持って進められます。
以下、それぞれ具体的に見ていきます。
仕上がり4枚 ── 練習作で構いません
「お客様の手じゃないと意味がないのでは」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。見に来た人が見ているのは、あなたがどんなデザインを作る人かです。
載せられるものを並べます。
・自分の手に施術したもの
・チップに作ったデザイン(練習で作ったもの)
・家族や友人に施術させてもらったもの
・スクールや検定のときの作品チップに作ったものを載せるのは、まったく問題ありません。むしろ手の形に左右されず、デザインだけをまっすぐ見せられるので、伝わりやすいこともあります。手のモデルがいないことを気にして1枚も載せないほうが、機会を失うことになります。
選ぶときのコツを1つだけ。派手なアートより、シンプルなワンカラーやニュアンスを多めに入れてください。 実際に予約が入りやすいのは、日常的につけられるデザインだからです。凝ったものだけ並べると「自分には合わない店かも」と思われることがあります。
なお、どの写真を選ぶかについては⑪で5つの問いを使って絞る回を用意しています。今日は「載せられるものがある」と分かっていただければ十分です。
人3枚 ── ここが、いちばん効きます
ひとりサロンで予約を決めるとき、お客様は技術と同じくらい「誰がやるか」を見ています。 個室に2人きりで、1時間以上過ごすことになるからです。
ここに載せるものは3つあります。
1枚目は自己紹介です。 顔を出すかどうかは自由ですが、出さない場合は手元の写真や、施術している後ろ姿でも構いません。名前、経歴、なぜネイルの仕事をしているのか。長く書かなくて大丈夫です。
2枚目は、大事にしていることです。 01から03で決めた「誰に向けたお店か」「他とどう違うか」が、そのまま材料になります。まだの方も大丈夫です。いちばん来てほしいお客様を1人思い浮かべて、その方に伝えたいことを1つ書いてください。
3枚目は、準備の様子です。 これが開業前にしか撮れないものです。内装を整えているところ、道具を選んでいるところ、メニューを考えているノート。こういうものは、応援したくなる材料になります。開業してからでは撮れません。
お店2枚 ── 不安を先に消しておく
初めて行くサロンで、お客様が引っかかるのは「行ってみないと分からない」ことです。ここを先に見せておくと、迷いが減ります。
1枚は場所の雰囲気です。施術する椅子まわりや手元、光の入り方が分かるものを1枚。自宅サロンの方は、生活感が写り込む範囲だけ気をつけていただければ大丈夫です。全体を見せる必要はありません。 手元の30センチ四方が整っていれば、それで伝わります。
もう1枚はメニューと料金です。文字だけの画像で構いません。04と05で決めた3つのメニューと価格を、そのまま並べてください。ここを載せていないサロンは意外と多く、載せるだけで問い合わせの手間が減ります。
料金を出すのが不安に感じる方もいらっしゃると思います。ただ、書いていないと、お客様は「聞かないと分からない店」と受け取ります。聞くのは手間なので、たいていは別の店に行きます。05で決めた価格に理由があるなら、堂々と置いて大丈夫です。
ちょっと、試してみてください
いま、スマホの写真フォルダを開いてみてください。
そして「ネイル」に関係する写真を、上から順に探します。自分の手に塗ったもの、練習で作ったチップ、道具を買ったときの写真、スクールのときのもの。何枚ありましたか。
おそらく、思っていたより出てきたはずです。3枚でも5枚でもあれば、9枚の半分は埋まっています。
ゼロから9枚作るのではなく、あるものを数えるところから始めてください。 そのほうが、はるかに早く終わります。
今日やること|9枚の中身を、埋められる順に決める
今日は撮影しません。何を載せるかを決めるだけです。20分ほど見ておいてください。
STEP1 いまあるものを数えます(5分)
写真フォルダを見て、そのまま使えそうなものを数えてください。加工していなくて構いません。
いま使えそうな写真: 枚STEP2 9枚の枠に、当てはめます(10分)
紙かメモに、9つの枠を書きます。そして埋まるところから入れていきます。
仕上がり① (ある/これから撮る)
仕上がり② (ある/これから撮る)
仕上がり③ (ある/これから撮る)
仕上がり④ (ある/これから撮る)
人①自己紹介 (ある/これから撮る)
人②大事にしていること (ある/これから撮る)
人③準備の様子 (ある/これから撮る)
お店①場所 (ある/これから撮る)
お店②メニューと料金 (ある/これから撮る)全部埋まらなくて大丈夫です。「これから撮る」がいくつあるかが分かれば、今日の目的は達成です。
STEP3 撮る日を1日だけ決めます(5分)
「これから撮る」に印がついたものを、1日でまとめて撮ると決めてください。日を分けると、たいてい後ろに延びます。
撮影日: 月 日
その日に撮るもの: 枚チップの作品なら、明るい窓際で並べて撮れば30分で終わります。準備の様子も、その日にやっている作業をそのまま撮れば済みます。
投稿する順番と、間隔
9枚そろってから一気に出すか、1枚ずつ出すか迷われると思います。1枚ずつ、間隔をあけて出してください。
理由は、まとめて出すと、その日以降が空っぽになるからです。見に来た人は「最後の投稿がいつか」を見ています。9枚が同じ日付で並んでいて、それ以降が3週間空いていると、動いていないお店に見えます。
出す順番はこうします。
1枚目 自己紹介 誰がやるお店かを最初に置く
2枚目 仕上がり
3枚目 お店の場所
4枚目 仕上がり
5枚目 大事にしていること
6枚目 仕上がり
7枚目 メニューと料金
8枚目 仕上がり
9枚目 準備の様子(開業のお知らせを兼ねて)仕上がりの写真を1枚おきに挟むのがコツです。文字だけの投稿が続くと、通りすがりの人の指が止まりません。
どのくらいの間隔で出すかは⑭で扱いますが、いまは2日か3日に1枚で十分です。毎日出す必要はありません。
つまずきやすいところ
お客様の手じゃないと載せられないと思ってしまう
チップでも自分の手でも構いません。見ている人が知りたいのは、あなたがどんなデザインを作る人かということです。手のモデルを探している間に、何か月も過ぎてしまうほうがもったいないと思います。
9枚そろうまで1枚も出さない
そろえてから出すと、9枚が同じ日付で並んで、翌日から更新が止まった状態になります。見に来た人は最後の投稿がいつかを見ていますので、そこで印象が決まります。1枚できたら、その日に出してください。
派手なデザインばかり並べる
凝ったアートは技術を見せられますが、自分にはつけられないと思われることがあります。実際に予約が入りやすいのは、仕事にも普段の生活にもなじむデザインです。シンプルなものを半分以上にしてください。
準備の様子を撮り忘れる
これは開けてしまうと二度と撮れないものです。内装を整えている途中も、道具を選んでいるところも、いましか残せません。開業日が近づく前に、その日その日で撮っておいてください。
料金を載せない
書いていないと、お客様から見て「聞かないと分からない店」になります。わざわざ問い合わせるのは手間ですので、たいていは料金の出ている別の店に流れます。05で価格に理由をつけた方は、そのまま置いて大丈夫です。
1枚に時間をかけすぎる
9枚は土台であって、作品集ではありません。あとから消すことも、並べ替えることも、撮り直すこともできます。1枚に何時間もかけるより、9枚そろえて動き出すほうが先に進みます。
この記事が必要ない方
すでに投稿が9枚以上あって、定期的に更新できている方には、この記事は必要ありません。準備04へお進みいただいて大丈夫です。
お客様の施術写真が十分にたまっている方も、今日ではありません。どの写真を選ぶかは⑪で、5つの問いを使って絞る回を用意しています。 そちらのほうが役に立つと思います。
写真の撮り方そのものを知りたい方も、この記事の範囲外です。ここで扱っているのは「何を載せるか」であって、撮影技術ではありません。
今日、手に入るもの
今日で、空のアカウントの前で止まる状態からは抜けました。
✔ お客様がいなくても載せられるものが3種類あると分かった
✔ 最初の9枚の中身が決まった
✔ いま撮れるものと、これから撮るものが分かれた
✔ 撮影日が1日決まった次は準備04、数字の見方です。投稿を出したあと、何を見ればいいのかを決めます。まだゼロでも構いません。むしろゼロから記録を始めるほうが、あとで効いてきます。
一緒に進めていきましょう。今日もおつかれさまでした。
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