【Webツール】ブラウザだけで本になる!無料組版ツール「言ノ葉Editer」
公開してから2週間ちょっと。
ああでもないこうでもないと触りながら、この度やっと納得いくところまで作りこめたな……! と思えたので、本リリースしました。
言ノ葉Editer とは?
原稿を書き終わって、推敲も終わって、じゃあ次は本にするための組版だ! となったとき、結構原稿作るのとは別の労力を必要とします。メモ帳とかテキストエディタとかに書いたものを本の体裁に整えるって、楽しいけど大変。個人的にはいちいち縦中横確認するのが大変。
手間をなるべく減らして、一発でPDFにできるものを作れないか? と考えた結果生まれた、縦書きの組版エディタです。
動作を軽くすること、プレビューと入力エディタが常に連動することにこだわって作成しました。
オール無料! PWA化したのでインストールしてオフラインでも使用可能! 会員登録? いらない! 本文データ? 一切収集しません! という形です。
動作確認自体は100万字以上突っ込みました。(私が書いた中で一番分量の多いシリーズの原稿を全て読まされたエディタちゃん)(B6で3,000ページ近く)
エディタ自体は文字数が増えてもページ数が増えても、さくさく動きます! ページ数が多いとPDF化のときはさすがに多少時間はかかりますが、私の環境で↑の状況でも2~3分くらいでした。
使い方
やることはシンプル。
原稿(テキスト)を貼り付ける、またはインポートする
用紙サイズ・フォント・余白などを整える
リアルタイムで縦書きプレビューを確認しながら調整する
そのまま印刷、または入稿用PDFとして書き出す
以上! 終わり!!!!!
こだわろうと思えばこだわれるように。でもめんどくさければ、そのままでも大丈夫なように。
インポートできる原稿はtxt形式、またはmd形式。私がMarkdownで原稿管理してるので、その辺りの都合です。
ブラウザの履歴として入力内容が保存されるので、キャッシュクリアすれば原稿が消えちゃう。という点で、バックアップ代わりにエクスポート可能にしています。せっかく改ページとか整えたのに~! ってなりかねないので。自分が一番やりそう……。
実際に動かしてみよう
……というわけで、以下は拙作「0番街の星涙拾い」を使ったサンプルとなります。
01 テキストを流し込む

とりあえず何も考えずに流し込みます。
この時点でおおよそ本の形になっています。1ページ目は1枚表示、2ページ目以降は見開き表示になります。本を捲っているイメージ。
なお、プレビューは若干縮小がかかる都合上、文字が切れて見えることがあります。PDF出力には影響してません。

02 組版設定する

本文をあれこれ弄る前に、先に本文の設定を決めてしまいます。もちろんあとで調整しても大丈夫ですが、改ページ等を入れる場合はフォントサイズや余白で変わってきてしまうので、先にある程度決めている方が安心。
03 本文を整える
この作品は短編集なので、1話ごとのタイトルも入れなきゃな~、改ページも1話ずつで整えたいな~ということで、プレビュー見ながら本文を触っていきます。
エディタとプレビューは連動しているので、プレビューでざっと見つつ、気になったところはエディタでいじる……というイメージ。もちろんエディタ動かしてもらって、カーソルを置けばプレビューもその位置に同期するので、どちらでも大丈夫です。

04 中表紙を作る
本文だけのデータでOKであれば、↑の行程で完了です。
せっかくなので中表紙も作っちゃう。

正直中表紙はレイアウトの自由度がそれほど高くはないのですが、ゆくゆくもうちょっと自由にできたらいいなあ……とは思っています。
枠は10種類、レイアウトは4種類。タイトルが長い作品のために、[改行]の記法を作っています。任意のところで改行してバランスを取っていただければ。

なお、中表紙を作成した場合、自動的に本文は3ページからに設定されます。
05 奥付を作る
こちらもオプションとして。中表紙と同じくあまり自由度は高くないのです……が、自由記載欄を設けています。項目全てを埋める必要はあまりないので、自由記載欄を上手く使っていただければ。
※ただし同人誌として紙発行する場合の必要最低限項目である、という認識ですので、自由記載で使用する場合も固定項目は参考にどうぞ。

フォントによっては:が縦になります……そのうち直したい……。

水平線は記法で入れているだけ。
06 PDFにしよう
お疲れ様でした!
終わったらPDFで保存するもそのまま印刷しちゃうも自由だ!

後記
……そんなわけで、ツールが出来上がったよ! という御報告でした。
一番のモットーは「自分が楽に本を作りたい」なので、気になる部分があれば今後もちょこちょこアップデートしていく予定です。
「こういう機能もあったらいいのに」「これバグじゃない?」というものがあれば、お気軽にご連絡ください。
少しでも本を作るのが楽になればいいな!
そしてたくさんの人が、デジタル全盛期のこの世の中で、「本っていいよね」って本作ってくれると嬉しいな……!
2026.8.19追記>>>
裏話というか開発に至った経緯をつらつら書きました。雑談。
