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短歌 所得証明書/お泊まり会/「ある」を見つけて


 所得ゼロ あえて書かれた 書類みる
 わたしの「ある」を 見つける修行


 お泊まり会 大人の背丈に なる子らに
 食事ふるまい 寮母の気分

 
 子供らの 居場所になること また一つ
 今のわたしの 「ある」を見つけたり


 
 先日、夫の職場に提出するために、私の所得証明書を市役所へもらいに行きました。
うつ病になり、仕事を辞めて4年経つので、
所得証明書には当然「所得 0」と書かれていました。それを目にして、手放したはずの痛みが舞い戻ってきてしまいました。しばらく、車の中で泣いてから、家に帰りました。

 それから数日経つうちに、「これも何かの修行かも知れないな」と思えてきました。
ちょっとしたきっかけで、失くしたものを思い出し、痛みが戻ってくることはありますが、
今の私に「ある」ものを見つけてみようと思いました。


 
 夏休みになり、高校生の息子が、中学校からの友達を家に泊めたい、と言ってきました。
お泊まり会は、初めてのことではなく、中学生の頃から家で毎年行われています。多い時には夏と冬の2回開催されます。夏にはバーベキューや、プールを出したこともありました。

 彼らが中学生の時には、放課後に5、6人で頻繁に家に集まっては、リビングでおやつを食べ、おしゃべりし、ゲームをしたりしていました。私は飲み物を出したり、カップ麺を作らされたりしながら、息子と彼らの成長を見てきました。

 高校生になると、行動範囲が広がり、時々夜に息子の部屋に素泊まりに来る子がいます。
私の許可がないと泊まれませんが、彼らはきちんと挨拶して入ってきます。そんな彼らは、もう大人と変わらない背丈になりました。


 今回のお泊まり会は、息子を入れると7人が集まりました。髪を金色に染め、ピアスをし、見た目にはやんちゃになった子もいます。庭には自転車の代わりに、原付バイクが並ぶようになりました。
けれども、私は彼らと何年も交流してきて中身を知っているので、気兼ねなく話します。

 想像を超える量のお肉を平らげ、狭い我が家に、ぎゅうぎゅうになって泊まっていき、翌日はお昼ころ起きてきて、私の握ったおにぎりを食べ、帰って行きました。

彼らはどんな大人になるんだろう。
「バイクで事故したりせず、命大事に。」
とだけ伝えました。


 今の私は、仕事や税金では社会に貢献できていません。けれども、息子や娘と関係のある、身近な子供たちだけですが、安心して集まれる居場所にはなれているかも知れません。

それが、今のところの私の、「ある」の一つかと思いました。
 
 これからも、肩書きのない「ただの私」の「ある」を探してみようかと思います。


長い拙い文章、最後まで読んで下さりありがとうございました🙂‍↕️

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