【介護の四次元ポケット】月面風呂
祖父は入浴が大好きだ。
しかし、
家での入浴介助では難しくなり、
デイサービスで入れてもらっている。
祖父は少し不満そうだ。
そこで、
こんな妄想をしてみた。
我が家の浴室の壁には
月の欠片が埋め込まれている。
風呂場の扉を開けると、
そこは重力が六分の一の世界。
その名も、月面風呂。
例えば体重90kgの人なら、
月では15kgくらいの重さに感じる。
そっと支えてあげれば、
祖父は軽々と立ち上がる。
家族は腰を痛めることなく、
祖父は大好きなお風呂に入れる。
湯船に浸かって、
祖父は満足そうに笑う。
「良い湯だなぁ」
家族もホッとする。
なんてね。笑
* * *
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